小沢一郎辞任

2007-11-04 18:03:27 | 時事
小沢一郎が民主党代表を辞任するそうだ。


「けじめをつける」とか「党内の不信任と受け取る」とか言っているようだが、

かなり煮詰まっていたのだろう。


民主党は予てから解散総選挙に持ち込んで政権を獲ると息巻いていたが、

参院選直後ならいざ知らず、

現在ではもう民主党の政策はインチキである事が国民にも周知され、

たとえ今すぐに衆院選となったとしても、民主党の過半数獲得は叶わず、

という事は即ち、民主党の勝機はもう既に無く、又今後訪れる事はあるまい。



このことを一番熟知していたのが日本最強の選挙の戦術家である小沢一郎であり、

であるが故に、彼は総選挙による政権奪取に見切りをつけ、自民との大連立を謀り、

まだ福田などが弱気の内に政権に参加しあわよくば、、、

、、というより、、福田との会談において次の総理の座を密約させていたのではないか。



これに失敗したということは、

彼の頭の中では民主党が今のままで政権の座に座るというチャンスは消滅したわけで、

つまり、

死に体の民主党のアタマでいる理由は何もないという事になる。



哀れなのは残された民主党議員たちと

小沢に体よく騙されてヘロヘロ付いていった共産、民主、国民新党などの諸君であり、

最もバカにされたのは、小沢を信じて参院選で民主党に入れた有権者である。



私は過去に何度も述べてきたが、

小沢は何かをやるためなどではなく、己が政権を獲るという事が、、

、、、その事のみが【最終目的】の政治屋の巨魁である。



彼が政策を実行する事が目的であるならば、代表を辞める必要はない。

自民党だって苦しいのであるから、

いくらでも話し合って民主党の政策を実行に移すことは可能なはずだ。



彼がこれからいくらきれいな事を述べて言を左右にしようが、

上記のように考えれば

彼の辞任の決意が何ら不思議ではない事が理解されるだろう。






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