銀行が1時間説得も振り込め詐欺被害に
札幌・手稲署は27日、札幌市手稲区の無職女性(66)が、振り込め詐欺で140万円を
だまし取られたと発表した。銀行員が約1時間にわたり「振り込め詐欺だ」と説得したが、
聞き入れなかったという。
調べでは、23日午後、息子を名乗る男から「おれだけど、会社の金に手を付けた。監査が
入るので200万円が必要」と電話があった。
24日午前、女性が北海道銀行星置支店の窓口で振り込みを依頼。女性の息子は東京
在住なのに、振込先が三重県であることを不審に思った行員が確認を求めたり、
振り込まないよう説得したが、女性は「息子が大変なことになる」と応じなかったという。
2008年10月27日ニッカンスポーツ
このような事例は最近多く、
中には銀行員に暴行を加えてまで
振り込もうとする人もいるそうだ。
『振り込め詐欺』は卑劣な犯罪だが、
これだけ注意を喚起した報道がなされ
銀行にも多くの防止策が施されている中、
余りにも理性を欠いた行動ではないか。
むろんこれらの被害者は
『被害金を補償しろ』と言っている訳ではあるまいから、
被害者を責めるのは酷というものだが、
警察や銀行に落ち度があるとはもはや言えまい。
防犯策としては、あるコメンテーター(誰か忘れた)が
『振り込んでから引き出せるまでにある一定のタイムラグを
設ければいくらかは防げるのでは?』
と言っていたが、有効だと思う。
あとは、心理学の領域の話だろう。
…なんて言いながら笑っていた人が、いざ自分が当事者になると、コロリと騙されてしまうケースが後を絶たないそうです。
第三者の立場だと冷静に判断できても、渦中に巻き込まれると愚かしさを晒け出してしまう…振り込み詐欺に限らず、あらゆる場面でよく見られることですね。
大いなる教訓にしたいものです。
本当にそうですね。
私の老父にも、今のところおかしな電話はないそうですが、
よく言って聞かせないといけないと思いました。
遠隔地に居る子や孫は、
もっと頻繁に父母や祖父母に連絡を入れて安心させてやるべきですね。