『地ゴロ』

小沢幹事長、改めて宮内庁長官を批判　「私の信念は間違っていない」

2009.12.15 産経新聞


　民主党の小沢一郎幹事長は１５日昼、都内のホテルで開いた自身の政治資金パーティーであいさつし、天皇陛下と習近平中国国家副主席との特例会見を「天皇陛下の政治利用」にあたると懸念を表明した羽毛田信吾宮内庁長官について「一官僚が記者会見することではない」と述べ、改めて批判した。


　小沢氏は、１４日の会見で、特例会見は当然のことだとし、羽毛田氏に辞任を要求したことを自民党などから批判されている。
これに対し小沢氏は、パーティーでのあいさつで「私の信念は間違っていない」と強調した。





「一官僚が記者会見することではない」と、
小沢は言うが、
羽毛田氏が記者会見を開かなかったら
国民が誰も知らない所でこの暴挙が行われたことになる。


政治の透明化を謳っていたのはどこの党か？


小沢の言い分だと『天皇は政権の命令に従え』という事になるが、
まったく身の程知らずの『夜郎自大』とは
このことであろう。


また、鳩山は、
『お役所仕事のようにスパッと切るようなことで外交的なことがいいのか』
と言いながら『政治利用ではない』と述べた。


そも、憲法には
第４条　天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない。
とあり、

鳩山の言う「外交的なこと」とは「国政に関する」ことであり、
天皇はその権能を持たない。



外交の権能を持たない天皇に、
特別に中国に配慮するという『外交的なこと』を強要したのであるから
これが政治利用でなくて何であるか。


外交と親善の違いも解からず、
天皇をあたかも政権の道具のごとく遇し、
これを諌言する忠義の人を恫喝する。


明治維新後、配下に「俺はいつ将軍になるのだ」と聞いたという俗説のある島津久光は
かって西郷隆盛に『地ゴロ（田舎もの）』と呼ばれて激怒したというが、


まさに小沢ほど


『地ゴロ』と呼ぶにふさわしい男も


そうそうは居るまい。