自立

2009-01-18 16:47:45 | 時事


ビンラディン容疑者、ガザ侵攻で聖戦呼び掛け
2009年 01月 15日 ロイター


アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が、イスラエル軍によるパレスチ
ナ自治区ガザ侵攻に対して、イスラム教徒にジハード(聖戦)を呼び掛けた。同容
疑者の音声声明が14日、ウェブサイトで発表された。

 声明でビンラディン容疑者は、ガザ地区のパレスチナ人に「わたしたちの運命
は、西側とイスラエルの同盟と戦うという点でつながっている」と訴え、イスラム
教徒にガザへの支援を呼び掛けている。

 また、ビンラディン容疑者は「財政的ジハード」という表現で、過激派組織など
への寄付も要請。これについて、米ホワイトハウスのスポークスマンは「(ラディ
ン容疑者が)孤立していることの表れ」などと話している。





 
ガザの戦闘は周辺国の圧力と戦争拡大への恐怖からか
イスラエルの一方的停戦宣言でひとまず沈静化したが
ビンラディンが手を突っ込んで事を荒立てようとしている。

これはオバマ次期大統領の平和主義がもたらしている一面である。

オバマはブッシュと違い多国間紛争に距離を置くだろう。

イスラム過激派やロシア、支那、北朝鮮などは敏感にその事を察知し、
ロシアはベネズエラ接近、対ウクライナ、グルジア強硬策をとり、
北朝鮮は昨日いきなり韓国を恫喝し、
ビンラディンはジハードを呼びかけた。

もし支那が台湾を飲み込もうと試みるならば
ブッシュ政権下ではありえなかったが
オバマ政権だと可能性を探るだろう。

一方、米国経済に打てる手は限られており
オバマが如何に人気が高かろうといかんともし難く、
彼は国内企業を守る為に保護主義をとらざるを得ず、
内向きになり、日本との関係も難しくなる。

それでも米国は国内消費自体が冷えており
経済浮上は困難であり
彼の支持率はここ3ヶ月で急落するのではないかと思う。

オバマの平和主義は即ち戦争をもたらし

オバマの経済政策は徒労に終わるだろう。

日本はグローバル経済の中にあっても
内需を本気で喚起し
農業や工業の日本的優位性(品質)をさらに磨き
情実と勤勉を取り戻し
再び立ち上がらねばならない。

米国は頼りにならない。
我が国は自立しなければならない。









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6 コメント

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オバマへの期待 (やまびこ)
2009-01-18 19:49:24
Pさん、こんばんは。

おおおっ、出ましたね、オバマ評論。
楽しみに待っていました^^

ガザの戦闘がひとまず一方的停戦ということで一つの段階が訪れましたね。
戦争のよって来るところを賢しらに解説してみても、毎日おびただしい”人間”が殺戮されるのは耐えがたいことです。
これが全面解決打の恒久平和なんぞ出ないことは承知で、素朴にホッとしてます。
イスラエルの残忍とも力の行使は、ビンラディンにとっては、何よりの米櫃でしょうから、停戦で一番困ったのは彼なんでしょうね。

Pさんの国際関係についての見識の高さ、洞察の鋭さは、いつも敬服の一語です。
今回も、本当に慧眼だなあと感心することが非常に多くあります。
ただ、お気づきの通り、私は個人的にオバマ氏を非常に好ましく、慕わしく思っております。
そして、そのことがベースで彼の手腕についても、かなり高い期待を持っています。
ということで、少々反論めいたこともしゃべらせていただきます。

>オバマは多国間紛争に距離を置くだろう

これは私もそうだと思います。
世界の警察官という自意識でもって、どこにでも首を突っ込むということは極力控えるでしょう。
でも、ブッシュも在任中に全部が全部首を突っ込んだわけじゃありません。
少々、慎重に「ものを考える。」というところじゃないでしょうか。
この辺は、彼のスタンスというより、「スマートパワー」という概念を強調した、先日のヒラリー・クリントン次期国務長官の上院公聴会の模様がよく示しています。また、彼自身も融和と協調を前面に出しながら、必要な時の軍事行動ははためらわないと再三言明しています。
そういう意味で、Pさんのいう軍事介入への消極主義という感じの「平和主義」という表現は、ちょっと違うんじゃないかと思います。

いくつか例を挙げられた事例がありますが、それらはブッシュ政権のレイムダックには由来するかもしれませんが、オバマ新政権の性格を見越してとなると、どうでしょう、少し違うような気がします。
とりわけ、昨日の北朝鮮の声明は、後継者問題に起因する主導権争いの表れじゃないでしょうか。
朝鮮労働新聞でもなく、ピョンヤン放送でもないところに、そんな匂いが感じられます。

>中共が台湾を飲み込む可能性を探る

これはずーっと前から探っているし、ブッシュ政権であり得なかったとも思いません。
ブッシュ政権が毅然として許さない態度を示していたからで、オバマ政権がいくら融和と協調を謳ったとしても、いざ軍事行動に出た時にアメリカは見逃すのかどうかということが、たった一つの決断の分かれ目でしょうから、それを見誤ることは胡錦涛もしないでしょう。
探るだけならいつだってやっていたともいますよ。
もちろんオバマ政権でも、不断にやるでしょう。
だが、軍事行動に出るかどうかは敵対国の意思のいかんによるとすると、オバマ政権が台湾を中共に引き渡すことは絶対にしないし、その意思を中共が見誤ることはないと思います。
もしあるとすれば、アメリカの国益から少し遠いネパールくらいでしょうか。

>彼は国内企業を守るために、保護主義をとらざるを得ず

この辺はかなりPさんの説に納得がいきます。
しかし、超大国アメリカにとって、経済がいくら重要でも、それだけでために他のすべてをほごにすることはできない宿命を背負っているんじゃないでしょうか。
たとえば、雇用流出を防ぐために企業の国外生産を抑制するとかは、選挙期間中にも盛んに訴えていました。
しかし、限度をわきまえるでしょう。
私が、一番注目したいのは、彼はそう言う手法だけでなく、たとえば化石燃料からの脱却を目指して、風力はじめ非二酸化炭素エネルギーの開発(彼はビック3への支援に際しても似たような教育をするでしょう)など、まったく新しい技術分野の開拓によって雇用を創出したいとしています。
なんだかんだと言って、このまったく新しい技術分野というものこそ、世界中で他の追随を許さないアメリカの得意分野です。
ちなみにわが愛しの日本は、その改良では目覚ましい力を持っていますが、「まったく新しい」となるとてんで駄目ですね。
仮にエネルギー分野で一定の成功が生まれると、その波及は雇用にとどまるはずがありません。
一番には、原油の消費と価格が際限なく下がるでしょう。それで一番痛めつけられるのが中東産油国でしょうね。
彼らは自己の保険代りにパレスチナのハマスや、あのビンラディンに金を送っていますが、滞るでしょうね。
必然的に石油以外なんも持たない中東イスラム圏の力は衰え、テロ組織にも打撃となるでしょう。

米国の国内消費が冷えているのは事実でしょう。
しかし、実体経済を上回る規模となった金融経済は崩壊したから実体経済は立ち直れないとは思いません。
金融経済なんてそれ自体が形のないバブルみたいなものと割り切ってしまえば、どうってことないのじゃないですか。
金融経済とはもともと縁日の綿飴か風船みたいなものでしょう。
実体経済は今晩食べるご飯、お刺身、お味噌汁、いやいや住んでる家、来てる着物、こっちの方がはるかに遥かにリアリティのある経済です。
だから必ずしも見せかけ上の金額に惑わされることはないともいます。
2億でしたかねアメリカ国民は。
彼らがオバマの呼びかけに応じて、ちょっと辛抱してせっせと働くなら、もの作りでは世界有数の工業国、農業国、水産国です。
きっと、あれよあれよという間に実体経済の回復を果たすのじゃないかと、私は期待しています。
オバマ氏は、自分への期待の大きすぎ、それが遠からず失望と怒りに変わる危険性に十分気づいています。
数日前からの発言にもそれは現れています。
彼は注意深く、今日や明日の好転を期待することの愚かしさを説きながら、それでも夢と希望を失わせない手だてを考えるでしょう。
それくらいのことをやってのけるだけの知恵を持った人物とみました。
また、持っていなければ、いくらブッシュの失政に助けられたからと言って、黒人で、しかもたった1期目の上院議員がどうやって合衆国大統領の座を勝ち取れるでしょうか。
だから、3ヶ月後くらいに若干支持率を落とすことはあっても、急落はまずないと信じます。
彼にとって一番の危険性は根絶やしになっていな狂信的な白人至上主義者による暗殺でしょう。
それがが防げるなら、今年の年末くらいには景気もV字回復し、理性ある世界の警察官として、抑制の利いたプレゼンスを世界中に展開しているだろうと思います。
もちろんこれは期待以外の何物でもありませんが・・・。
とはいえ、私は彼がかのケネディを超え、リンカーンさえも凌ぐ、大変な政治家になるような気がしてなりません。
いかんせん、この二人とも暗殺で非業の死を遂げていることは最も気がかりなことですが・・・。

こういう中で日本が本当にしっかりしなければならないことは、申されるまでもありません。
そしてそのためには、情実と勤勉を取り戻さねば・・・の御説も全くその通りです。
内需の拡大も大切です。
この点は馬鹿野郎たちが盛んに邪魔するのでkまったものですが・・・。
さりながら、内需拡大にはおのずと限界もあり、相当な部分はアメリカ経済の立ち直りに伴う輸出の回復が必要でしょう。
折角アメリカ経済が回復しても、日本がすっかり意気消沈してて、売れるものを作れなかったらバカみたいです。
景気が悪くても世界の技術革新には絶対遅れないよう、歯をくいしばっても頑張らなきゃいけないですね。
内需の拡大と、来るべき時に向けた輸出商品の開発、同時並行でいきたいものです。
返信する
説得力あります。 (P@RAGAZZO)
2009-01-19 15:48:54
やまびこさん、こんにちは。

いやはや、説得力がありますね。
まだ大統領になってもいないのに
米国人でもない我々がああでもないこうでもないと口角に泡を飛ばすのですから、
米国人たちの熱狂もむべなるかなという所ですね。

やまびこさんの視方も私の見解も予想に過ぎませんから
これからのオバマを見守っていくしかないのですが、
願わくばやまびこさんの予想が当たることを期待したいですね。

オバマの事はオバマニしかできない事ですが、
日本のこれからについては
私たち日本人の知恵と努力によっていかようにもなる事ですから、
やまびこさんのおっしゃるとおり歯を食いしばって
耐えるべきは耐え、行くべきは果敢に挑まなければなりません。

それにしても次の選挙は日本の大きな岐路ですね。
返信する
反省^^; (やまびこ)
2009-01-19 18:51:52
Pさん、こんばんは。

自分のコメントを読み返すと、ちょっと恥ずかしくなります。^^;
個人的に彼にシンパシーを感じるところから、願望だけまくし立てたようにも感じられますね。
Pさんの方は、いたって冷静にコメント返してくださり、感謝です。

そうですね。
正直な気持ちとして、この件だけはPさんの読みが外れて、私の希望がかなうことを切に祈ります。

今度の選挙ですね、問題は・・・。
こっちの方はどうも楽観的にはなりにくいです。
これだけマスコミがスクラムを組んで与党批判をしてるでしょう。
小沢が言ってることでなんか具体的なことってありますか?
昨日か、一昨日、定額給付金2兆円は何とかに使うとかいってましたね。
今頃になって・・・。
で、それでどれだけの経済効果があるっていうんでしょうね。
民主党に1回政権を取らせください。だめなら次の選挙で引きずりおろしてくださって結構です・・・ですって。
引きずり下ろすのは当たり前の話。
何一つ当を得た政策も示さずに、ただ駄々っ子のように地団太踏む連中が、政権についている間にとんでもない事態になることを心配しているのに、能天気ですね。
「給付金を受け取るか受け取らないか。」こんなことを政局の焦点にしたがる政党が、一体どれだけのことをしてくれるって言うんですか。
たとえ半年でも政権を持たせるのは心配です。

西松建設問題が小沢の息の根を止めてくれればいいんだが・・・。
返信する
チェンジ (ぶりたろう)
2009-01-20 08:29:44
Pさん、こんにちは。

ちょっとコメントさせてもらいますね。

ガザの戦闘はようやく休戦したようですね、あくまでも一時休戦ですが、願わくはその休戦が少しでも、長く続いて欲しいですね。

ガザでの戦闘は悲観的に考えたくはないのですが、だからといって楽観はできません、突然の戦闘停止はあまりにもタイミングが良すぎますね、そこには政治、宗教、様々な思惑あるんでしょうね、今のところ、私は残念ながらこの問題に対しては具体的な解決策は思いつきません、それほど容易い問題ではありませんね。

それとオバマ氏はいよいよ大統領に就任しますね、アメリカ国民の方々はマケイン氏ではなくオバマ氏を選んだわけですが…それは凶とでるか吉とでるかは、まだわかりませんね、
個人的な意見ですけど、オバマ氏はかなり柔軟な思考ができる人物だと思います、それは他の大統領候補の方々と比べても明らかだと私は思います、まあそれだけで大統領に選ばれたわけでありませんが、オバマ氏に対し過大評価も過小評価もしてませんがアメリカ国民の高い期待を背負っているのは事実ですね。

最後に今年は国内や国外を含め、いろんな意味でチェンジの年だと私は思いますね。
返信する
政権 (P@RAGAZZO)
2009-01-20 15:01:02
こんにちは、やまびこさん。

今度の選挙の事は心配ですね。
民主党は政権を獲れば社民と連立を組みますから
国政は急速に社会主義化し
外国人参政権など支那、朝鮮寄りの政策を次々と打ち出し、
例え半年の政権であってもその後取り返しのつかない事になりそうです。

西松の問題など与党でしたら新聞も大きく採り上げる所でしょうが、
小沢の名前はほとんど報道せず、テレビは沈黙。
我が国のマスコミの偏向振りには驚かされますね。
返信する
柔軟 (P@RAGAZZO)
2009-01-20 15:05:16
ぶりたろうさん、こんにちは。

そうですね、オバマは柔軟だと思います。
しかし柔軟であるがゆえに出てくる弊害もありそうですね。
米国民の支持は今熱烈ですが
就任後冷めないことを祈りたいですね。
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