集団自決、福田首相の妄言

2007-10-15 19:20:15 | 時事
福田首相は12日の衆院決算行政監視委員会で、

沖縄戦で日本軍が「集団自決」を強制したとする記述が教科書検定で削除されたことに関し、

「11万人の県民大会があったという事実も、われわれが重く受け止める1つの理由かもしれない」

と述べたそうだ。



、、、なんだろうね、このふにゃふにゃぶりは、、



11万人が4万だとか2万だとか言われていることに

報ステの古舘伊知郎が

『11万人が4万人だったからといって何なんでしょうね、、』とか言っていたが、

確かにそうだ。沖縄で数万人の削除反対の人が集まった事に違いはない。



しかし、だから、何だというのだ?



それでは例えば北海道に右側の人々が100万人ほど集まって

『先の戦争はなかった』とシュプレヒコールを挙げたとしたら、

先の戦争はなかった事になるのか?



或いは戦後のどさくさにまぎれて、

朝鮮人が10万人の日本人を殺害したと叫べば、

そういう事になるのか?


そんな事にはならないではないか。



歴史というのは、

たくさんの人が集まったからとか、その時の政権がどちら側であるかという事とは

本来全く関係のない過去の事実であり、

事実を事実の通り記述すべき性格のものであろう。



集団自決に付いては、軍の命令があったかどうかという事に関し、

教科書検定の専門家は『あったとは言えない』としているし、

命令を下したといわれる赤松大尉の遺族は、

冤罪を主張して係争中である。



つまり現時点では、

『なかった』と断言しているわけではなく、

あくまで『あったとは言えない』という事に尽きるわけで、

教科書にも『軍命はなかった』と書くわけではなく

『軍の強制があった』という箇所を削除するだけのことで、

至極当然の事である。




福田首相の不思議さは、この歴史問題に関し

『人がたくさん集まった事を重視している』と発言した事で、

歴史事実が“人の集まり”となんらかの関係があるかのごとき妄言を吐いた事だ。



人の集まりの多寡は、歴史事実とは何ら関係が無い。

そのことは古舘伊知郎の言うとおりである。



そうだよね、伊知郎ちゃん♪






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