昨日の『ファクトは何か?』の記事の中で「慰安婦問題」に僅かに触れたが、
今日はこれに付いて今少し掘り下げたい。
米下院が『対日謝罪要求決議案』を採択し、
『旧日本軍の「強制集団売春制度」によって「集団レイプ」「堕胎の強制」が行われ、
「残虐性に前例がない」「20世紀における最大の人身売買の一つ」』
と口を極めて糾弾し、
ラントス下院外交委員長が、
「(日本での)性奴隷の徴用を否定する試み」について
「吐き気をもよおす」とまで批判していることなどが報じられている事を受け、
朝日新聞以外は余りこの事に触れなかった日本の5大全国紙がいっせいに反応した。
しかも朝日以外はこの米下院の決議採択に対し、
「事実誤認」「おろかな選択」「有害である」などと揃って批判論を展開している。
例えば日経は
「日本で聞く違和感は、米先住民の過去の待遇を日本の国会が批判するのを米国人が聞く時の感覚に近いだろう」
「米側での対日イメージの低下や日本国内での反米感情の高まりにつながりかねない動きは、双方にとって有害である」
読売は
「明らかな事実誤認に基づく決議である。決議に法的拘束力はないが、そのまま見過ごすことは出来ない」
「事実誤認には、はっきりと反論しなければならない。誤った『歴史』が独り歩きを始めれば、
日米関係の将来に禍根を残しかねない」
産経
「この団体は中国政府と密接なきずなを持ち、歴史問題で日本を非難している。
事実誤認を正すための官民の一層の努力が必要である」
毎日でさえ
「米国が主張する原爆投下正当化論への批判は日本に根強い。
対テロ戦争やイラク戦争での人権侵害には国際法違反の指摘もある。
『正しい歴史』を振りかざすだけでなく、みずからの過ちを振り返る謙虚さを米国には求めたい」
というもので、
朝日新聞の
「決議は首相に謝罪を求めている。首相の沈黙は逆効果になるだけだ。
河野談話の継承を疑われているのならば、同じような内容を安倍首相の談話として内外に表明してはどうか。
それがいま取りうる最善の道だろう」
という論調はあきらかに他の4紙と異なり、孤立した様相を示している。
この朝日の社説については上武大学大学院教授、池田信夫氏が次のようにコメントしている
「慰安婦問題は、ほとんど朝日新聞の捏造した『非問題』だ。
『軍が慰安婦を強制連行した』という朝日の誤報で騒ぎが起き、政府が『河野談話』で謝罪したため、
これが『歴史的事実』として定着してしまった。
その後、国内では歴史家の検証によって朝日の報道が誤りであることは広く認められるようになったが、
そういう続報は海外に伝わらないため、欧米メディアまで慰安婦をホロコースト並みの戦争犯罪と信じている。
これは『女性国際戦犯法廷』をめぐる誤報以上の国際問題だが、朝日は訂正もしないで『枝葉の問題だ』と開き直っている。
今日の社説では、安倍首相に謝罪を求めているが、これは順序が逆だ。
政府が謝罪すべき『軍の強制』という事実があったかどうかを検証するのが先であり、その責任は朝日にある」
又海外のメディアもBBCやIHTの報道をみると、
これまでに比べて微妙にトーンが変わり、両論併記になっているそうだ。
確かに軍の許可した施設に慰安婦は居たのだろう。
しかしそれを言うのであれば、
当時は、売春も人身売買も世界中で行なわれており、
軍営売春も米軍でも英連邦軍でも確認されているし、
ドイツ軍は直営の売春施設を500ヶ所も建てて売春婦を強制徴用し、
ロシア軍は組織的に現地の女性を強姦したし、
ホンダ氏も認める戦後GHQの利用した慰安所は何であろうか?
米国も英も独も露もそして日本も、その全ての国を
『戦時において軍の許可した施設に慰安婦がいた』として糾弾するというのであれば論理的整合性は納得できるが、
日本のみがあたかも世界に類を見ない破廉恥な民族であるかのごとき米下院の今回の決議案は、
日本人として到底飲み下す事のできない煮え湯であろう。
日本人としての主張はひとつだ、
『慰安婦は居た。しかし軍の強制は無かった。』
この決議採択に付いてはルイジアナ州在住の尾崎信義氏という個人が、
ホンダ議員とラントス委員長を相手どって名誉毀損訴訟を起こすことを決めたそうだ。
ただ、その信憑性はわからない。
引用
http://www.j-cast.com/2007/08/01009899.html
今日はこれに付いて今少し掘り下げたい。
米下院が『対日謝罪要求決議案』を採択し、
『旧日本軍の「強制集団売春制度」によって「集団レイプ」「堕胎の強制」が行われ、
「残虐性に前例がない」「20世紀における最大の人身売買の一つ」』
と口を極めて糾弾し、
ラントス下院外交委員長が、
「(日本での)性奴隷の徴用を否定する試み」について
「吐き気をもよおす」とまで批判していることなどが報じられている事を受け、
朝日新聞以外は余りこの事に触れなかった日本の5大全国紙がいっせいに反応した。
しかも朝日以外はこの米下院の決議採択に対し、
「事実誤認」「おろかな選択」「有害である」などと揃って批判論を展開している。
例えば日経は
「日本で聞く違和感は、米先住民の過去の待遇を日本の国会が批判するのを米国人が聞く時の感覚に近いだろう」
「米側での対日イメージの低下や日本国内での反米感情の高まりにつながりかねない動きは、双方にとって有害である」
読売は
「明らかな事実誤認に基づく決議である。決議に法的拘束力はないが、そのまま見過ごすことは出来ない」
「事実誤認には、はっきりと反論しなければならない。誤った『歴史』が独り歩きを始めれば、
日米関係の将来に禍根を残しかねない」
産経
「この団体は中国政府と密接なきずなを持ち、歴史問題で日本を非難している。
事実誤認を正すための官民の一層の努力が必要である」
毎日でさえ
「米国が主張する原爆投下正当化論への批判は日本に根強い。
対テロ戦争やイラク戦争での人権侵害には国際法違反の指摘もある。
『正しい歴史』を振りかざすだけでなく、みずからの過ちを振り返る謙虚さを米国には求めたい」
というもので、
朝日新聞の
「決議は首相に謝罪を求めている。首相の沈黙は逆効果になるだけだ。
河野談話の継承を疑われているのならば、同じような内容を安倍首相の談話として内外に表明してはどうか。
それがいま取りうる最善の道だろう」
という論調はあきらかに他の4紙と異なり、孤立した様相を示している。
この朝日の社説については上武大学大学院教授、池田信夫氏が次のようにコメントしている
「慰安婦問題は、ほとんど朝日新聞の捏造した『非問題』だ。
『軍が慰安婦を強制連行した』という朝日の誤報で騒ぎが起き、政府が『河野談話』で謝罪したため、
これが『歴史的事実』として定着してしまった。
その後、国内では歴史家の検証によって朝日の報道が誤りであることは広く認められるようになったが、
そういう続報は海外に伝わらないため、欧米メディアまで慰安婦をホロコースト並みの戦争犯罪と信じている。
これは『女性国際戦犯法廷』をめぐる誤報以上の国際問題だが、朝日は訂正もしないで『枝葉の問題だ』と開き直っている。
今日の社説では、安倍首相に謝罪を求めているが、これは順序が逆だ。
政府が謝罪すべき『軍の強制』という事実があったかどうかを検証するのが先であり、その責任は朝日にある」
又海外のメディアもBBCやIHTの報道をみると、
これまでに比べて微妙にトーンが変わり、両論併記になっているそうだ。
確かに軍の許可した施設に慰安婦は居たのだろう。
しかしそれを言うのであれば、
当時は、売春も人身売買も世界中で行なわれており、
軍営売春も米軍でも英連邦軍でも確認されているし、
ドイツ軍は直営の売春施設を500ヶ所も建てて売春婦を強制徴用し、
ロシア軍は組織的に現地の女性を強姦したし、
ホンダ氏も認める戦後GHQの利用した慰安所は何であろうか?
米国も英も独も露もそして日本も、その全ての国を
『戦時において軍の許可した施設に慰安婦がいた』として糾弾するというのであれば論理的整合性は納得できるが、
日本のみがあたかも世界に類を見ない破廉恥な民族であるかのごとき米下院の今回の決議案は、
日本人として到底飲み下す事のできない煮え湯であろう。
日本人としての主張はひとつだ、
『慰安婦は居た。しかし軍の強制は無かった。』
この決議採択に付いてはルイジアナ州在住の尾崎信義氏という個人が、
ホンダ議員とラントス委員長を相手どって名誉毀損訴訟を起こすことを決めたそうだ。
ただ、その信憑性はわからない。
引用
http://www.j-cast.com/2007/08/01009899.html
私も、言わんでもいい事を言ってしまい忸怩たる思いです。
慰安婦の事は先日からのあかモグラさんとのやり取りで既に解決済みだと思っておりましたので、
『又最初からやるのか、、、』と少し憂鬱になってしまった
というのが正直な心情です。
私は『慰安婦の証言を信用するかしないか』がこの問題の本質だと思っておりましたので、
この点はあかモグラさんと私は
絶対にすり合わないということをお互いに確認し
それはそれで共通した認識として理解しようという事だったと考えていました。
しかしこれがすり合わなければ議論はまず噛み合いません。
あなたのブログに書き込むのは善良な鳩の群れに狂ったハゲタカが踊り込むような気分がして、どうも躊躇してしまいます。
善良な鳩さん達に迷惑を掛けたくないのです。
でも、又何か書くかもしれません(笑)
Pさん、感情を害されたようです。
揚げ足取りのつもりもなかったのですが。言葉足らずの非礼はお詫びいたします。
ぼくは、国家対国家の戦略戦術の話の前に、高齢に達している女性たちへの温かい対処が早急に必要だと申し上げたかっただけです。
>あなたが慰安婦の支離滅裂の話を信じるのは自由だが、私に押し付けたり私たちの先祖を侮辱するのは止めてください。
元「慰安婦」と呼ばれる方々の話が「支離滅裂」であるかどうかは別として、僕の書き込みが、Pさんへの「押しつけ」であるとは、理解できません。気に触るということですか。
>「慰安婦は軍の要請で作られた。慰安所は軍が管理した。強制はもちろんあった。」
この文は、現在の日本政府の基本姿勢と似たり寄ったりですが、「ご先祖を侮辱」したとは、どうしても思えません。
先日、直にあって話したのは、「こんな資料がある」「そんな資料は信用できない」などのやり取りは水掛け論になるから止めましょう。との合意のつもりでした。
また、僕のブログ運営についてのご忠告はありがたく承ります。
僕は自分を明らかにされた方からの批判や反論はありがたく受けます。知人であるPさん、遠慮はいりません。これからもどうぞ書き込んでください。
現状は、「正体不明の方からの、悪意ある書き込みを拒否しているのです。もちろん、ブログにおいて無防御に個人情報を晒してきた僕の無知を実戦的に教えてもらったわけですから、良い経験をさせてもらいました。」
では、Pさん、ますますのご活躍とご健康をを祈ります。
私はリアリストでありたいと申し上げているだけで、
言葉尻を捕まえて揶揄するのは止めていただきませんか?
また私には私の論理の展開がありますよ。
『戦術とか戦術とか』私のブログで私がどんな言葉を使おうが
あなたに関係ない事だ。
あなたとは何度も話をして、
あなたと私の認識の違いは『私は事実を重要視し』、
『あなたは観念で捉える』という事だと思いました。
あかモグラさん、あなたは常に結論があるだけだ。
>>甘言、だまし、誘惑、そして強制拉致・・・全部をひっくるめて強制があったとしているのですよ。
とおっしゃるなら確たる証拠を示してくださいよ。
『証拠なんかあるはず無い』などは通用しない話だ。
あの時の議論から、あなたは一歩も踏み出してないではありませんか。
又最初からの蒸し返しだ。
あなたが慰安婦の支離滅裂の話を信じるのは自由だが、
私に押し付けたり私たちの先祖を侮辱するのは止めてください。
この事はあなたと昼間2,3時間話し合った時に確認し合ったはずだ。
その辺りの事をどうしても言いたいというのであればご自分のブログで主張し、オープン制にされたら如何ですか?
お友達もたくさんいらっしゃるではありませんか。
賛同者や反対意見があり議論できると思いますよ。
私があなたのブログに何ら反論のコメントをしないことを
少しは斟酌していただけませんかね?
戦術とか戦略とかを論ずる前に、
年老いて名乗りを上げた
元「従軍慰安婦(日本軍の制度の中で性的陵辱の被害を訴える方々)」
の一人一人に対して、国家として丁寧な謝罪をして、温かい補償をすることが早急に求められています。
これは人権救済の観点です。彼女たちが生きている間に実行しないと。彼女たちの戦争によって否定された人権は回復不能になります。
「慰安婦は軍の要請で作られた。慰安所は軍が管理した。強制はもちろんあった。」
そうでなかった例はいくつもあるのでしょう。しかし、それをいくつ積み上げても、国内向けの論理であって、国際的には無駄でしょう。もちろん「あんたらも同じことをしてたじゃないか。」は居直りの論理です。
かの「決議」は日本だけに振り下ろされるわけではありません。逆に日本の議会で「某国軍慰安婦問題非難決議」をあげるような人権感覚のある国会にしたいもんです。
朝鮮「人民民主主義共和」国の工作員による拉致についても同様のことがいえますね。
甘言、だまし、誘惑、そして強制拉致・・・全部をひっくるめて強制があったとしているのですよ。
ですから4つ前の私のコメントに
>>『どうすべきか?』ではなく『どうすればいいか?』との質問ですね?
と断りを入れているではありませんか。
また私のエントリをよく読んでください。
>>(私の)日本人としての主張はひとつだ、『慰安婦は居た。しかし軍の強制は無かった。』
と私の主張を述べていますよ。
しかも
『慰安婦は居た。しかし軍の強制は無かった。』
という戦略論と
『河野談話は継承するが軍の強制は無かった』
という戦術論の間に大きな齟齬は在りません。
戦略と戦術はおのずと違ってしかるべきであり、
立派な理想、目的(戦略)をいくら掲げても
実現可能な戦術(手段、目標)が無ければ、それ、即ち書生論であり、
リアリストでありたい私としてはこれを疎む所です。
評論が主体のエントリーでスジ論が置き去りにされたらなにが残るのでしょうか。
あはは、それが政治かもしれませんね。
しかしこれが無ければ所詮“書生論”であるとも言えますね。
『美しい国』は私も少し気恥ずかしいですね(笑)
建前と本音の使い分けは見苦しい感じがしますが。
彼の『美しく国』の理想は何処に行くのでしょうか。そういえば選挙後このフレーズは聞かないなあ~。
『どうすべきか?』ではなく『どうすればいいか?』との質問ですね?
これは、安倍氏は『「河野談話」を継承する』と言う意外に無いと思いますね。
そして質問が『軍の強制はあったのか?』に及べば、短く『無かった』と答えればよいと思います。
安倍氏は就任直後に「河野談話を継承する」と言い切っており、
この時点で安倍内閣の『河野談話撤回』の道は閉ざされてしまっています。
しかし安倍氏は、絶対に『軍の強制があった』とは言いません。
又言ってはいけません。
つまり、
『「河野談話」の解釈が米国と日本とでは違う』
という立場をとる方法がベストであると思います。
4/21安倍首相は就任の挨拶を兼ねて訪米したが、そのとき「ウオールジャーナリスト紙」のインタビューに答えて「当時の慰安婦の方々に心から同情する。彼女達が慰安婦として存在しなければならなかった状況については、我々は責任あると考えている」と日本側の『責任』に言及して謝罪の意を示し、平成5年の『河野談話』を継承する考えを改めて表明しました。
その直後自民党、民主党有志議員の『意見広告』がワシントンポストに掲載され、落ち着きかけたこの問題が再びとりだされ、日本の真意が疑問視され決議案となった。
下院で決議され、いずれ日本として再度正式な表明をしなければならないが、安倍首相は(在任していると仮定して)訪米時の談話もあることだし、約3ヶ月後に勇ましく前言を翻すことは出来ないだろう。
そして今度も米国、諸外国には「河野談話」を継承すると表明し、国内では首相及びその周辺の同調者は屈辱的「河野談話」と言っているので、その整合性が問われる。安倍首相の政治思想からいって「河野談話」の継承は考えられないのだが。
貴兄はどうすればいいとお思いでしょうか。
「となりのクレーマー」。
近頃では他人事ではなくなってきた社会現象ですね。
私の会社でも早速役に立ちそうですので(笑)読んでみます。
「戦力外通告」。
タイトルから軽い本かと思ったのですが、2000円位する本ですね。
財布と相談して(笑)財布が拒否したら、図書館で探してみます。
台風一過、暑い日が続きそうですね。
体調に気をつけてね。
またお勧め本の情報があれば教えてくださいね。
ありがとう!
その一は「となりのクレーマー」中公新書 関根眞一著。クレーマーの実態、なぜこういう人が増えたのか、その場のケースにどう対応するかが書かれています。著者は西武百貨店のお客様相談室長だった人物で、その経験をもとに書かれた本。
その二。「戦力外通告」 講談社 藤田よし永著 55歳でアパレル会社をリストラされた男性が主人公。同世代の悲哀、生き方、夫婦のあり方に共感を覚えました。