ご無沙汰しております、宴会部長です。
今年の口述試験の合格率(全体)は、63.4%でした。
(773名の最終合格者の中には工業所有権法免除により口述試験を受験しなくてもよい人が54名含まれているので、口述試験に合格された方は719名です。)
ちなみに、平成23年度は67.1%、平成22年度は70.1%、平成21年度は79.3%でありましたので、
口述試験の合格率は年々減少し、口述試験自体が難化しているのは数字からも明らかになっています。
そして、口述試験の不合格者数は、実に415名となり、その割合はなんと36.6%ということになります。
各年度の口述不合格者数は、平成23年度が331名、平成22年度が271名、平成21年度が211名でありましたので、
来年の口述試験は今年よりも更に難化すると予想されますね。
更に、短答受験者、短答免除者、論文試験免除者(口述複数回組)ごとの口述試験合格率を調査して、今年と去年とで比較すると、以下のようになりました。
H24合格率 H23合格率
短答受験者 58.7% 58.6%
短答免除者 64.4% 66.8%
論文試験免除者 64.7% 74.2%
なんと、口述試験複数回組と口述試験初めて組の合格率がほぼ同じという結果になりました。
この結果を見ると、口述試験のために年明けから勉強を開始するのと、論文受験組に合わせて7月ぐらいから口述試験の勉強を開始するのも変わらないのかと思ってしまいますが、そのようなことはなく早期からの対策が必要になると思います。
なぜなら、論文受験組は年明けから7月の本試験まで論文試験の勉強を(一部の方は短答試験の勉強も)継続して行い、口述試験に合格する方のほとんどは論文試験直後に口述対策にそのまま入っていると思われますので、このような7月以降の口述モチベーションが高くやる気がある方と同時期に勉強開始しても、同じような実力UPは見込みにくいと思います。このような意味で、1月以降の早期対策が重要になり、1月から口述試験までのモチベーションの維持が更に重要になってくると思います。
今週末の口述ゼミガイダンスでは、より詳細な口述試験合格率のデータをもとに、ゼミの進行等を説明したいと思います。
試験結果が出たばかりで気持ちの整理がついていない方も多いかと思われますが、『来年こそは必ず合格するぞ』という新たな気持ちで、早期に受験勉強を再開して頂ければと思います。
今年の口述試験の合格率(全体)は、63.4%でした。
(773名の最終合格者の中には工業所有権法免除により口述試験を受験しなくてもよい人が54名含まれているので、口述試験に合格された方は719名です。)
ちなみに、平成23年度は67.1%、平成22年度は70.1%、平成21年度は79.3%でありましたので、
口述試験の合格率は年々減少し、口述試験自体が難化しているのは数字からも明らかになっています。
そして、口述試験の不合格者数は、実に415名となり、その割合はなんと36.6%ということになります。
各年度の口述不合格者数は、平成23年度が331名、平成22年度が271名、平成21年度が211名でありましたので、
来年の口述試験は今年よりも更に難化すると予想されますね。
更に、短答受験者、短答免除者、論文試験免除者(口述複数回組)ごとの口述試験合格率を調査して、今年と去年とで比較すると、以下のようになりました。
H24合格率 H23合格率
短答受験者 58.7% 58.6%
短答免除者 64.4% 66.8%
論文試験免除者 64.7% 74.2%
なんと、口述試験複数回組と口述試験初めて組の合格率がほぼ同じという結果になりました。
この結果を見ると、口述試験のために年明けから勉強を開始するのと、論文受験組に合わせて7月ぐらいから口述試験の勉強を開始するのも変わらないのかと思ってしまいますが、そのようなことはなく早期からの対策が必要になると思います。
なぜなら、論文受験組は年明けから7月の本試験まで論文試験の勉強を(一部の方は短答試験の勉強も)継続して行い、口述試験に合格する方のほとんどは論文試験直後に口述対策にそのまま入っていると思われますので、このような7月以降の口述モチベーションが高くやる気がある方と同時期に勉強開始しても、同じような実力UPは見込みにくいと思います。このような意味で、1月以降の早期対策が重要になり、1月から口述試験までのモチベーションの維持が更に重要になってくると思います。
今週末の口述ゼミガイダンスでは、より詳細な口述試験合格率のデータをもとに、ゼミの進行等を説明したいと思います。
試験結果が出たばかりで気持ちの整理がついていない方も多いかと思われますが、『来年こそは必ず合格するぞ』という新たな気持ちで、早期に受験勉強を再開して頂ければと思います。
今回の口述の合格率が最終試験として適切化どうかは別にして、
今回、私は不合格でした。
今回の合格率をみて、自分が、試験官の質問の仕方がどうだとか(「中用権」の話ですが)、熊にあったとか、言っていたことが、知識の無い受験生の言い訳だったような気がします。
この口述の合格率の数字は、上記理由のレベルの問題ではありません。きちんと知識を持っていないと合格できない数字だと思います。
私は、来年短答のみが復活します(今年は論文は選択科目の受験だけでした)。
長く受験生をやっているので、続けるかどうかわかりませんが、やるとしたら、どんな質問のされ方がされても、誰に当たっても、しっかり答えられる知識をもって、試験に臨みたいと思います。
普通、不合格の連絡などしないのかもしれませんがご容赦ください。
投稿した者として、言いたいことがあったもので。
しかし、この合格率、きびしいよな~。
気になるのは「口述試験自体が難化」ですね。問題自体のレベルは変わらない、むしろ今年は易しかったとも思えます。
「難化」しているのは、求められる回答の精度、確度が高くなっている点と、試される理解の深さが一段進んだ点、ではないでしょうか?
それでも前者は、今年に限ったことではない。
あえていえば後者。意匠法の3条の2の「権利の錯綜」の説明が求められたとききます。これなんかは、基本書のキーワードだけ暗記すればよいという勉強姿勢への警鐘とも思えます。
ただ、2点とも吉田ゼミではごく当たり前にやってきたので、勉強自体のスタイルを大きく変更させられるようなものではないと思います。
吉田ゼミの一講師の率直な感想でした。
完全に運の試験ではないのでしょうか。
口述落ち組みで、真剣に口述の勉強していない人間などいないでしょう。
私も去年口述落ち組みで、今年何とか合格しました。
自分で言うのも何ですが、1年間それなりには勉強してきました。
青本、過去問はほぼ完璧にマスターしました。
それでも意匠法で理不尽に叩き落されました(推定:ACB)。
商標法も意匠法のダメージを引きずって、受け答えがボロボロでした。時間内にすべての問題に回答し終えたものの、合格発表を見るまで、落ちたと思っていました。
そんな試験です。
受かったから言いますが、今の口述試験のやり方を根本的に改めるべきだと思います。
(まあ、権利の錯綜を説明できないのは論外だと思いますがw)
私は、現在の弁理士試験制度に全く異論はありません。むしろ、今よりももっと口述試験を難しくすべきだと思っていて、その点で異論を有しています。本件記事のとおり、口述試験の合格率が低くなりつつあると言っても、60%を超えているんですよ。
私は、試験である限りは、落とされる人数の方が、受かる人数より多いのが当然だと考えます。
これまでの口述試験が形式だけのもので、それこそ異常な状態だったと思います。
ちなみに、私は昨年の口述落ちからの1年間、吉田ゼミ以外の受験機関の口述ゼミと、受験生同士の自主ゼミで、条文・青本・審査基準をなめるように学習しました。その結果、今年は、3科目とも時間内に極めてスムースに進行して終了し、間違いなくAAAで合格しました。
現行の口述試験が、不公平で試験としての体をなしていないと言っている受験生は、単にまだまだ勉強が足りていないだけです。
私は、口述試験は、今よりももっと厳しくして、3人に1人が合格するぐらいの競争率にした方が良いと考えます。
削除すべきです。
まあそれはともかく、特許でパパパンと終わらせられたのも、
パニックになりながらも商標法で逃げ切ることができたのも、
一年間勉強してきたからだとは思っています。
去年の私だったらBCCかCCCだったでしょう。
不公平な試験ではありますが、やはりキチンと勉強して基礎を固めることによって
合格可能性60%を80%くらいまで高めることはできると思います。
皆様の最終合格をお祈りいたします。
口述試験には実力の領域だけでなく運の領域もあることは否めませんが、「権利の錯綜」と言っているうちはまだ実力も足りないように思います。
確かに青本では「権利関係の錯綜」と書いてある。
私は青本読み込んだんで、突っ込まれれば「権利関係の錯綜」と修正できるとは思うけど。
まあ、私もまだまだですなw
では私はこの辺で。
このことから、本来は短答で絞るべきだと考えます。
また、現状の口述試験において、私が問題だと感じているのは、試験官の主観によって、問いに対する答えをどこまで求めるかが違うことです。
おかしい表現等をした場合にそれに突っ込むことなどはあっていいと思いますが、試験官の主観で簡略化した趣旨とかでも許される人と詳しい説明まで求められる人がいたというのは問題だと考えます。
どの程度まで説明を求めるかは基準を一律に決めておいて、試験官の主観に左右されることなく問いごとの基準を満たすまで説明を求めるという方式にして欲しいと思います。