さてさて楽しみにしていた大会当日。
前日、部屋では熱いトークが交わされ、穂先の理論が頭の中を渦巻いている。
各地から集まってきた人たちとあいさつ。
相変わらず受付だけは早く3番。
出番を待つ皆さん。
どこに入るか狸のばかし合い。
そんな中でお気楽楽しい記念写真。
いよいよ開会式。
名誉会長のGonさんのあいさつ。
ルール説明。
いい感じの緊張感を味わいながら大会開始。
一目散に昨日の午後の穴を探しにうろつくけれど、
なかなか見つけられない。
同じように昨日の穴を探すすずさんと遭遇。
予選免除のすずさんは私にポイントを譲って違う場所へ。
結構頻繁に群れが入ってくる感じ。
ところが群れが入ってきてもなかなか釣れない。
魚探に映った時はすでに遅し。
群れの先頭が口を使ってくれるだけで、
アタリが出たときに魚探を見るとやっと映り始めるという感じ。
映らなくなったらすぐに餌替えをして、次のチャンスを待つ感じ。
真っ赤になった時はもしかしたらヘラが通っただけ?
薄ーーーい、筋のような反応を必死に拾っていく。
前回は29匹だったけれど、
今回は前回見えなかったアタリも少しは見えるようになって、
違和感で合わせると結構乗ってきたりする。
それでも、手繰った回数の3分の1しか魚がついていない。
修行不足だ。
さらに、昨日結び目が1つついてしまった糸が絡みやすい。
宿で張り替えようと思っていたのに、持っていくのを忘れていた。
いい感じになった時にトラブルでリズムが崩れる。
手元で逃げられる。
集中力が切れそうになるけれど、
「たった3時間勝負だ。頑張れ自分。」と思って集中する。
周りのテントからは
家族連れの「釣れたあ」という声や、
「醍醐味は釣れたての天ぷらだ。」などという、楽しげな声が聞こえてくる。
(あとでわかったことだが、家族ではなく、柳田さんが来ていたらしい。
見覚えのある目立つテント。天ぷらや七輪のおいしそうな会話。)
カップルの協力して穴あけをして「やっぱり〇〇クンすごーい。」なんて声や、
男性グループの「釣るまでは帰れまテン。」なんて声もよく聞こえる。
競技時間あと2分。
あと1匹ほしい。
糸が絡んでしまいジエンド。
49匹。
前回の29匹を上回っただけで満足。
検量に行くとなんと22位。
昨年の自分では快挙と思っていた27位から順位を上げることができた。
決勝までの時間がもったいなくて、
糸をほどいて1時間で11匹追加。
2日目の松原湖は60匹で終了。
決勝戦。
チーム東海から今年もtatu選手。
C-style倶楽部のメンバーも多数。
さすがこの大会の選手層の厚さ。
敗者復活戦や決勝の写真を撮りながら、技を盗み見しながら、
見ていくとやはり主催者の千島さんは人を惹きつける。
完全に足を止めて見入ってしまい、
隣りの人と「今の…アタリ…あった?」「何も見えなかった」
なんて会話をしていると決勝の最中というのに、誘いのパターンを一つにしてしまう千島さん。
「ほらっ、こうやって誘って止めると…」と見ている人がわかるように見せてくれる。
突然、魚探をわきに押しやる千島さん。
「そこからだと見にくいでしょう」
いやいや決勝中にそんなサービスしなくても。
魚探を戻したと思ったら、またこちらに向けて
「すごい群れが入ってきたよ、ほらっ。」と。
いやいや群れが入ってきたら釣っちゃってください。
まるでDVDの解説のような夢のような時間をかぶりつきの場所で見させてもらった。
決勝終了。
さすがの貫禄、あんなサービスをしながら千島さんが優勝。
2位にecoさん。3位にまこっちさん。
やはり強い。
こんなすごい大会に出られただけでも満足なのに、
こんな参加賞。
各地の名産品交換会でこんなものを
tooさんがゲットした小泉さん特製無農薬下仁田ネギ。
5人で分けてもこのボリューム。
時々、空からこんなものが降ってきたりする。
抽選会ではタオルが当たる。
協賛していただいた方たちからのステッカープレゼント。
そして、なんとなんと
22位の景品は
鍋山賞
ずっと買いたくて、楽天で買い物かごに入れっぱなしになっている
でも、最後にぽちっとできなくて悩んでいたCR-PTゲット。
こうして大会は終わった。
記念写真。今年は氷が薄いし、暖かいのでひやひやもので撮影。
八ヶ岳と富士山の絶景ポイントを見て帰ってきた。
手持ちがなくなってしまいほしいと思っていたC-styleのステッカーを譲っていただき、
ケースのデコ完成。
氷上の3センチのマイクロワカサギの繊細なアタリ。
たくさんの人たちとの楽しい交流。
そして、緊張感のある大会という形での凄腕の人たちの技。
絶対、来年もまた行きたい。
少しでも腕を磨かなくては。