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T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機

2013-10-30 04:19:44 | 自衛隊/車両/その他

ホーカー400は日本の航空自衛隊ではT-400という名称で練習機として採用されています。アメリカ合衆国の航空機メーカー、ホーカー・ビーチクラフト社の双発エンジンの小型ビジネスジェット機です。

T-400は、新人操縦者の養成増加に対応するとともに、輸送機、救難機など飛行教育の効率性や質を向上するために導入された基本操縦練習機。航空自衛隊の練習機としては初めての“並列座席型航空機”であり、輸送機や救難機など、多座席型航空機の基礎的な運航形態(クルー・コーディネーションと呼びます)の教育実施に適した航空機です。

最新の計器表示システム、航法機器を装備しており、高い信頼性、整備性を有しています。平成7年、同機8機で3輸空41教育飛行隊を新しく編成。

レイセオン傘下となっていた「ビーチ・エアクラフト社」が三菱MU-300「ダイヤモンド」の販売権(後に製造権も)を買収。名称はビーチクラフト・ビーチジェット 400 (BEECHJET 400) と、ビーチクラフト自身のモデルとして製造され、1985年5月に連邦航空局 (FAA) の型式証明を取得しました。1994年のレイセオン・エアクラフト・カンパニー設立以降ホーカー 400と名称を変えホーカー・ビジネスジェットのシリーズとして販売されています。


開発された当時は、P&WC JT15Dを装備する小型ビジネスジェット機はセスナ社製サイテーションと本機のみでした。 サイテーション 500との比較においては、より広いキャビンを持ち、速度性能で上回った。それを可能にしたのが、フルスパンに及ぶフラップとエルロンの代わりを果たすフライトスポイラーという特徴的な主翼構造です。限られたエンジン出力から速度性能を引き出す為の高翼面荷重の設定は、三菱にとって前作にあたるMU-2双発ターボプロップビジネス機の経験と設計思想を引き継いでいるものと思われます。風防キャノピーは、円柱の一部を切り取ったような形状の特徴的なフレームワークとなっています。

 

日本の航空自衛隊でも、輸送機・救難機などの乗員を教育する次期多発機乗員訓練機 (TC-X) として、細部を除いてほぼ同型の機体をT-400として採用、1994年(平成6)から13機を導入しました。全機が美保基地の第3輸送航空隊 第41教育飛行隊に配備されています。なお、T-400の定期修理 (IRAN) は三菱重工業が担当しています。

T-400 輸送機・救難機等基本操縦練習機
定員 - 乗員2、乗客4
全長 - 14.8 m
全幅 - 13.3 m
全高 - 4.2 m
翼面積  22.43㎡
自重 - 4,650 kg
最大離陸重量 - 7,250 kg
エンジン - P&WC(カナダ) JT15D-5F ×2
出力 - 1,315kg×2
最大速度 - M0.78
航続距離 - 3,000km
長距離巡航速度  394kt/12,500m
運用高度限界  13,716


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