観光列車から! 日々利用の乗り物まで

日記代わりに始めました。
まずは先日の小旅行での観光列車から出張利用の乗り物まで。

UD・2代目クオン (大型クラスのトラック)

2023-02-22 06:10:56 | 乗り物(鉄道:船:飛行機:バスなどなど)

 

クオン(Quon)は、UDトラックス(2010年1月31日までは日産ディーゼル工業)が2004年から製造販売する大型クラスのトラックである。ビッグサムの後継車として登場した。
車名は「久遠」に由来。「永久」の同意語で、限りなく続く時の流れを意味する。
大型トラックで、世界初のSRSニーエアバッグ&ニープロテクタを採用、日本初のラウンドコクピットを採用、マルチアシストシートを助手席に装備、クラス最大級となるキャブチルト角65°を実現した。
ビッグサムから15年ぶりのフルモデルチェンジとなる。発売後約3か月間はビッグサムとの併売であった。キャブバックパネルとダブルキャブ車のリアドアはビッグサムの流用。
大型トラックで、世界初の尿素SCR触媒を採用し、いち早く平成17年排出ガス規制に適合した。エンジンはV型を廃止して直列6気筒のGE13系とMD92系に統合された。
「FLENDS」(フレンズ)と名付けられた同社の尿素SCRシステムは、前段階の酸化触媒に加え、排気ガス中に噴射される尿素水のAdBlueを還元剤としてアンモニアを生成し、NOxと結合させることで窒素・水・二酸化炭素に分解するNOx後処理装置を搭載している。
大型トラックベースの総輪駆動除雪車では日本で生産している唯一の車種であり、日野自動車といすゞ自動車にOEM供給されている。日野といすゞではプロフィアやギガの車名を付けず、単に大型除雪車として販売している。
2017年に中型トラックのコンドルが、自社生産からいすゞ・フォワードのOEMに変更されたのに伴い、国内で発売されるUDトラックスの車種では唯一の自社生産車種となった。


2017年(平成29年)
4月11日 - 単車系をフルモデルチェンジ。エンジンは平成28年排出ガス規制に適合し、国産大型トラックとしては史上初となる総輪ディスクブレーキ(ベンチレーテッドタイプ)が全車に標準装備(ただし、後述する除雪車は除く)となる。トランスミッションはESCOT-VIが新たに採用され、シフトレバーがストレート式に変更された。キャブモノコックは初代と同じである。初代は左シュノーケルがデフォルトであったが、新型は右シュノーケルに変わっている。シュノーケルのデザイン、形状は初代と同じで、そのまま形状を左右反転したものである。テールランプがレゾナ以来長らく採用されてきた規格タイプの角型から、専用デザインの異形タイプに変わった。サイドウインカーは初代はオレンジの有色レンズだったが、新型はクリアレンズに変更された。
10月4日 - グッドデザイン賞を受賞。
10月25日 - トラクタをフルモデルチェンジ。
2018年(平成30年)
2月8日・9日 - 「ゆきみらい2018in富山」に、2代目をベースにした除雪車を参考出展。
3月 - 除雪車をフルモデルチェンジ。除雪車はフロントにスノープラウが装着される関係上、衝突被害軽減ブレーキなどは装備されない ほか、総輪駆動の特殊車両となる関係上、総輪ディスクブレーキも装備されず従来通りの総輪ドラムブレーキとなる。
2021年(令和3年)
7月1日 - CG後軸エアサス(ホイールベース7,520mm車)とGK(ホイールベース3,200mm車)に、電子制御ステアリングであるUDアクティブステアリングをオプション設定した。UDアクティブステアリングは、油圧式ステアリングギアの上部に電気モーターを設置し、電気モーターに付随する電子制御ユニット(ECU)が1秒間に約2000回の頻度で様々なセンサーから運転環境を感知して走行方向とドライバーの意図を判断し、あらゆる走行条件下でドライバーのステアリング操作をサポートする。UDアクティブステアリング装着車にはLDP(車線逸脱防止支援システム)も標準装備される。


エンジン
現在
GH11・GH13エンジン
過去
GE13エンジン
MD92エンジン
ミッション
ESCOT-Ⅵ(2代目 UDトラックス)
ESCOT-V(1代目 UDトラックス)
ESCOT-IV(1代目 日産ディーゼル)
ESCOT-III
ESCOT-Plus1
ESCOT-II(フルトレーラのみ設定)
12段マニュアルトランスミッション
7段マニュアルトランスミッション
グレード
エルディカルゴ タイプX
エルディカルゴ タイプG
CUSTOM
ラインナップ
単車系
CK 4×2 (駆動:2-4D)
CD 6×2R (駆動:2-4D・4)
CV 6×2F (駆動:2・2-4D) ※フロントステップは左右非対称で、運転席側のみステップが拡大されている。
CW 6×4 (駆動:2-4D・4D)
CX 6×4低床 (駆動:2-4D・4D)
CG 8×4低床 (駆動:2・2-4D・4D)
CF 4×4除雪車 (駆動:2D(S)-4D)
CZ 6×6除雪車 (駆動:2D(S)-4D・4D)
CB 8×8除雪車 (駆動:2D(S)・2D(S)-4D・4D)
WD 6×4構内専用車 (駆動:2-4D・4D)
除雪車のOEM車は、型式記号先頭のCがH(日野自動車)、S(いすゞ自動車)となる。
トラクタ系
GK 4x2 (駆動:2-4D)
GW 6x4 (駆動:2-4D・4D)
CK-P 6x2 セミ (駆動:2・2-4D)
CW-P 6x4 ポール (駆動:2-4D・4D)
パーフェクトQuon(メーカー完成車シリーズ)荷台メーカー
ウイングバン - 日本フルハーフ、日本トレクス
冷蔵ウイングバン - 日本トレクス
ダンプ - 新明和工業、極東開発工業


2008年までは日産ディーゼルの企業CMが放映されていて、このCMにクオンが登場する(これ以前はクオンとしてのCMが流れていた)。CMはテレビではTVSライオンズアワー(テレ玉 水曜日のみ)で、ラジオでは文化放送ライオンズナイターやNACK5 SUNDAY LIONS(NACK5)でそれぞれ流された。また、日産・デュアリスのCMの最後にゼロのキャリアカーとして登場していた。
2014年にはタカラトミーの玩具シリーズ「トランスフォーマー」30周年を記念したオフィシャルカー「コンボイトレーラー」としてキャンペーン走行を行っている。名称はトレーラーだが、実際に使われているのは低床4軸のカーゴである。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 車輪旋盤(10WD形) | トップ | 腕木式信号機 下向2位式 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (えど)
2023-12-09 15:28:09
ビッグサムはPF6は2000年に廃止になり、6気筒は300馬力超えていました。
コメントありがとうございます。 (観光列車から オーナー、管理人)
2024-01-15 09:37:52
訪問ありがとうございます。えどさんはトラックのこと。お詳しいですね。今後とも宜しく。です。

コメントを投稿