陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

クラウド会計システムのカスタマーサポートが優秀すぎた話

2023-07-11 | PC・通信・情報・メディア・SNS

私は個人事業主としては市販でパッケージで売っているような会計ソフトを使っています。
縄文時代の次の時代の名前がついたアレですね。なんであの名前なんでしょうか。三月決算が多いからか?

ところで、私は勤め先企業では総務経理担当として、クラウド会計ソフトを使っています。
江戸時代の役職名がついている、あの有名なやつです。売上、入出金の伝票、そして振替伝票を仕訳入力すれば、自動的に勘定科目元帳が作成され、毎月の、期末の試算表もでき、一年の締めには決算書までできてしまいます。これは、どんな事業でも経理作業として当然のこと。

さらに商社ではよくあることですが、請求書や納品書の発行もできます。
納品書や請求書を自社のエクセルで作成している会社もありますが、得意先が複数に渡る場合および取引が日々多数にのぼる業種ならば、売掛金買掛金も多数なので、得意先や仕入先コードを入力しただけで出力できるタイプが便利ですよね。

この会計ソフトにはシリーズがありまして、さらに給与計算ソフトもあわせて利用すれば、給与明細も打てますし、労働保険料申告書や、7月にお馴染みの算定基礎届(社会保険料の定時決定)も出せますし、年末調整の源泉徴収票の出力も可能。

…ですが、難点なのは。
このクラウド会計のシリーズ、市販でマニュアル本がないことです。弱った、弱った。ネットで検索してるけれどもバージョンが違うから答えが出てこない!

社内で多少詳しい人はいますが、その人も経理本職ではないし見様見真似で操作しているので、私がしたい作業を教えてもらえないこともあります。引継ぎがうまくいっていない事務職にありがちなことです。

そこで私が頼ったのが、その会計ソフトのカスタマーサービス。
電話をつないだままで、モニタ画面を同期化してもらい、サポートセンターのお姉さんにあれやこれやと指示をうけながらなんとか問題解決を図ることができました。有料ですけどね。

ちなみに私が困っていた事態とは。
請求書を出さない得意先の、請求締め処理のしかたがわからなかったことです。出力の設定を変えればいいだけの話なのですが、それがどこのどの頁なのかわからない。社内の先輩方はなんとなくこうすればいい、で使っていらっしゃるが、なぜその操作が必要なのかまでは、論理的に、ゆったりとは教えてはくれない、そこがモヤモヤします。

資格のテキストで独学でなんでも学習できた私からしたら。
特定の人しか知りえないようなことを教わらないと前に進めないのは、とても難儀なことなのです。社内の人だけではなく、外部の助けが必要なこともあります。愚痴も吐きたくなりますよね。

そのあたりの疑問点をかなりかみ砕きつつ、私が知らなかった操作のコツまで伝授して頂きとても大満足です。こうした細かいテクニックは、今後のために社内マニュアル化しておこうと思っています。たいがい慣れた事務員が長くいれば任せきりになるのですが、その担当者が急にいなくなったり休んだりした場合、業務を誰かが代行できるようにするためです。

ところで、私はかつて学習教材用アプリのコールセンター要員に採用されたことがありますが。
電話口での操作法の説明をするのは無理だと感じて、お断りしたことがあります。少し前に、iDeCoの問い合わせで野村證券などに電話かけましたが、コルセンのスタッフさんはなんでもスラスラよどみなく答えてくれるのに感動します。かなり勉強されているのでしょうね。

gooのスマホを買ったときも、コルセンのお姉さんのアドバイスがよかったからですし。
聞きやすい人が丁寧に教えてくれるのは本当に助かります。

ただし、自分が何に困っていて、どう解決したいのかを、明確に簡潔にまとめて、サポセンに伝えることが必要です。相手はヒアリング能力が高い方が多いですが、自分が間違った情報を伝えてしまうと、半端な回答しか得られないのです。

ちなみに電話してザルだと思ったのは、行政機関の窓口ですね。
こちらが知っているはずの税金や社保のことまで、細部をまちがえて伝えられたりします。私の言い方もまずかったのでしょうけれども。公務員さんは人事異動が頻繁にあるので、移動したばかりの人にあたるとありがちなこと。組織内で教育が進んでいないのは、自社も同じなので文句は言えませんが…。

ちなみに、会計事務所での総務事務時代は、TKCだのなんだのという会計ソフトを操作していましたが、業務を離れたので、いまはもう覚えていません。会社により、業務ソフトはいろいろなので、一概にOfficeソフトだけ扱えればいいというものでもないんですよね。転職経験の多い私が苦労したのはそこなのです。

(2022/06/18)
















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