陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

18歳からの、そうだ選挙行こう!

2016-06-24 | 政治・経済・産業・社会・法務
参議院議員選挙の公示日を迎え、これから七月十日本番までの選挙合戦がスタート。選挙カーの騒々しい声やら、ビラ配布が気になりますよね。うちのところにも、かつてお世話になったらしき弁護士法人さんから、応援お願いしますのDMが届いていました。

公約とか、各候補の所信表明とかが明らかになったり、文書で回されてくるのがいつも投票日間近なのですが、うちはたいがい期日前投票で済ましています。だって、混み合った当日に行くの嫌ですし。で、さっそく、済ましてきました。

どこに投票したかはあえて書きませんけど、私は連合政府うんたらとか叫んでいるアカ系統の政党や、橋下さん離脱後の某政党とすったもんだの末に合併したあの政党とか、いまだにしぶとい小沢さん擁する世界一名前のへんちくりんな政党だけは、絶対投票用紙に書きません。比例代表で復活した女性党首がいたあの政党をふくめた野党の女性議員たちがですね、昨年忘れもしない、あの安全保障関連法案に対して、議長を閉じこめたり、民主党の男性議員が国会内で暴行を起こした件とか、いろいろひどい一件にいまだに嫌悪感があります。

しかし、その一方で、与党自民党の若手議員による問題の多発や、政治資金疑惑の数々、極めつけは自民党推薦の舛添要一都知事の公金横領問題などなど、長期安定政権になった安倍政権でも、不正は絶えない。しかしながら、アベノミクスがアホノミクスと言われようとも、急激に円高が進み景況感がやや悪化しつつあっても、つい二年ほどまえまでは金融緩和でそれなりの企業業績改善が見られ、求人倍率はここ近年稀に見るぐらいによろしくなって、新卒者は売り手市場。リーマンショック時の衝撃を和らげるべく麻生政権がとった対策が成果を見ないうちに、政権交代となって、民主党に舵取りを任せたとたん、中国との軋轢や米国からの冷遇が増したあの悪夢の数年を思い出すたびに、やはり、いくらデモが頻発しようが、あの批判しかしない野党だけには頼りたくない、というのが私の結論でした、はい。

消費税増税は延期されたものの、社会保障費は増大。
労働力人口が減りつづけ、介護や育児の負担は重い。実質賃金は増えない。長時間労働で苦しめられる。女性、若者の輝く社会とか言っときながら、いったい何してんくれんねん、とお嘆きの方、まあひとまず、選挙に行ってみましょうね。

今回は予想では投票率が史上最低になる模様。
しかし、注目されるのは、日本ではじめて十八歳からの普通選挙権が許されたことですね。これはとても画期的なこと。学業やバイトに忙しい若者たちにのために、投票所の営業時間を長くとっているのだとか。朝六時半、通学前に投票してきた女子高生もいるらしい。

給付型や無利子貸与の奨学金の拡充なども検討されているものの、財源の目処が難しい。とはいえ、かつては高齢者優先の政治が、若い子たちの意見を無視できなくってきたということでしょう。受験やら、就職試験やら、人生上の大事なハードルが控えている方にとっては大変でしょうが、時間が許すなら、できるだけ多くの人に投票権を行使してもらいたいですね。政治が悪いとか、社会が腐ってるとか、かってに日本に絶望しないで、とにかく投票に行ってみたらいかがでしょうか。あんがい、楽しいものですよ。






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