時期としては、「StS」の時期から三年後。はやてちゃんが、二十二歳の夏。つまり「SSX」の裏側にあったお話ということになりそうですね。
三〇分ほどのミニドラマなんですが、内容はけっこう盛りだくさんです。ただし、SSにおなじみのキャラクターソングは含まれていません。
てっきり、「メガミマガジン十周年おめでとう」という宣伝がましいメッセージを、誰かが連呼してんのかと思ってた(爆)
描き下ろしジャケットのはやてちゃんが、かわいいですね。
以下、ネタバレ注意。
ミッドチルダ郊外の南部、海の見える高台にある八神家のマイホーム。
アギトを新しい家族に迎えたはやて達。一家が全員揃ったある休日、はやてには内緒でシャマルはあるお祝いを企画中。
リインとアギトは仲のいい姉妹のように、料理に精を出しています。
「魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS 特別編」の口調をみて驚きましたが、アギトは別人みたいに性格が可愛くなってます。シグナムという伴侶を見つけたせいか、マイスターと慕うはやてをはじめ八神家に大切にされているせいか。ま、家族愛に飢えていたので当然なのですが、どことなくかつてのフェイトを思わせますね。
ヴィータはシグナムと、テラスで日光浴。
かつては末っ子分だったのはヴィータでしたが、妹分のアギトができたせいかお姉さんぶりを発揮。
ヴィータはStSとおなじ二等空尉のままのようです。
ザフィーラは人間形態で、浜辺で子どもたちに魔法や格闘技を教えています。
この世界は、人間が獣化するのに抵抗がないのかしら。
シャマルのいう記念日というのは、はやての足の完治祝い十周年のこと。
メガマガの十周年記念とかけたつもりだったのでしょうが、いささか無理があるような…。『オフィシャルファンブック』によると、はやては十一歳でリインフォース二世を誕生させています。(そもそも、『A's』の最終回でリイン誕生が中学生のときだったのを三期で覆してもいますが…)
ま、歩行訓練である程度は歩けた時期だったという解釈なんでしょうね、きっと。魔法の訓練もしていたようですし。そもそも本筋に絡むような改変でもないです。
ちなみにこの年にしたのは、なのはの怪我のエピソードと絡める意図もあったようですね。
そのなのはからも、お祝いメッセージが届けられます。
残念ながら、フェイトちゃんの出番はいっさいなしですが、ちゃっかり噂にはされています(ここ、かなり笑いどころ)
シグナム姐さんは、あいかわらず二枚目な台詞を吐いてくれます。気位が高いのでグルメな印象があったのですが、「なのはForce」ではどうやら、主をさしおいて活躍しそうな気配。女房役のアギトとのコンビネーションにも注目ですね。ところで、はやてやヴィータはアギトと融合したりもするのかな?
『メガミマガジン』9月号の附録についての紹介は以上で終わり。
しかし、ひとつの雑誌、しかも千円程度で買えるもので、ドラマCDも漫画も、ポスターもついてくるというのはすごくありがたい。夢のようです。
しかも、時期的に劇場版やゲーム化の新しい情報もあり、四期の連載もはじまっているのでおいしかったです。附録に釣られてだったけど、買ってよかった!