陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

布団はもうかさばらないほうがいい

2024-08-21 | 自然・暮らし・天候・行事

空き家を断捨離したときに大量に出てきて困ったのが布団。
大広間があるような田舎の家はお客様を泊めてもさしつかえないように、家族分以上の寝具をたくさん抱えていました。くわえて、進物品で贈られた新しめの毛布やらタオルケットやらも山ほどあったのです。

箱に入ったままの真綿もありました。
その綿で布団をつくったらいい布団がつくれるはず。けれども、そうした製作をお願いする費用、そしてその後活かす場があるのかを考えて、ごみに出してしまうことにしました

そんな私ですが。現住まいでも現在の家族には余る布団が残っています。そして困ったことに仕事で疲れると、ソファでそのまま寝たり、そこらに簡易的な毛布を敷いて寝床にしたりするので、布団の活躍の場がない。

押し入れの荷物を減らしたい私は、かさばる重い布団を処分したくなります。いっそのこと、寝袋で済ましてもいいのではと思うぐらいです。

以前に眠れない夏の夜に、籐編みの枕を紹介しましたが。
首が痛くなるのでもうやめて、毛布を折りたたんでバスタオルを巻いて枕代わりにしています。

敷布団も朝折りたたんだり、干したりするのが重くて重労働。
しかも、ある日、ベランダに干して出かけたら雨でずぶぬれになってしまい。それで嫌気がさして、もう敷布団をつかわなくなりました。

今はお昼寝用のラグマットみたいなのに、タオルシーツを重ねています。冬になったらさすがに分厚めの掛け敷き布団は使うでしょうが、でも、毛布を何枚も重ねたほうが温かいのではないかとも考えてしまうのです。

とにかく、我が家は使いきれないくらいの毛布はじめ寝具類が出てきました。なので、少々ぜいたくに重ねて使っても傷まないうえ、布団と違って洗濯機で洗えるので便利です。ずうっと敷いている布団って、洗えないからわりと不衛生ですよね。それに夏場の天日に干しすぎるとかなり熱をもってしまって寝苦しくなるのです。

独り用のゴザのうえにラグマットを敷いたほうが涼しそうですし。
これまたべらぼうに出てきたクッションやら座布団やらを枕に使い込んでいったほうが、いいわけです。

極度なミニマリストを気取るわけはありませんが。
寝具が部屋を占領するのは見苦しく、またすぐ横になりたくもあるので、よくありません。私は出勤前に、数十分ほど毎朝、別の部屋で仮眠をとっていますが、これも本格的に寝込んでしまわないような、とてもシンプルな寝床にしています。

ちなみに、寝具と言えば体が埋まるようなふかふかしたものがよさそうに思いがちですが。医学的には、煎餅布団のような、生地が薄くて、枕も低めのほうが健康にはよいらしいです。

ラグマットみたいな寝床にかえてから、朝起きた時に布団を片付ける厭わしさから解放されて、すっきりと起きれるようになりました。
休日にぐっすり寝だめすることもなく、軽く横になるがすぐ起きられるようにもなりました。布団があまりに広くて大きいと、スマホを寝ころびながらいじったり、本を読みながら散らかしたりしてまぎれこんだりしがちでしたが、そうした事件もなくなりました。

そんな私のささやかな夢は。
ビーチによくあるような折りたたみ式の寝椅子をベランダに置いて、天気のいい日に日光浴したいということです。キャンプに行かなくてもテントを張って外で寝てみたいな、とか無謀なことを考えてしまいます。

(2022/08/21)





この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏のスイカ天国 | TOP | 二次創作者のおかした、二次... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 自然・暮らし・天候・行事