今日紹介するのは、富山に有る西町大喜 二口店です。
西町大喜は富山ブラック発祥のお店。看板にも元祖富山ブラックの文字でアピールしています。
メニューはシンプル。中華そば小(並)750円とライス小120円を注文しました。
卓上には、大型のコショウのみが置いて有ります。
ラーメンの食べ方マニュアル。
待つ事10分程できました。真っ黒スープはインパクト有ります。
刻んだチャーシューとメンマ、荒切りネギ、粗びき黒コショウがタップリ掛かっています。
小ライスは、5口程度本当に少な目です。
レンゲはついていないので店員さんに頼んで持ってきてもらいました。レンゲを使わないのがこのお店のスタイル。
高山ラーメンにも通じる拘りでしょうか?他のお客さんはどんぶりから直接スープを啜っています。
麺は、太ストレート麺。モチモチ食感が癖になります。
さて食べてみましょう。先ずは食べ方マニュアルに有ったようによく混ぜます。
スープから、かなりショッパ目、戦闘的な味です。うううん、これはハードル高いぞ!
多分今まで食したラーメンの中でもトップレベルのショッパさです。
続いてメンマ。塩漬けか何か?ビックリするほどしょっぱいです。
スープのしょっぱさが根底から否定されるくらいしょっぱいメンマです。
ものすごい量入ったチャーシューの細切れが比較的赤身中心で味を吸っていないのがせめても救いですが徐々に染まっていきます。
元々が富山大空襲の後で働き盛りのガテン系の若者向けに供された味の濃いラーメンが起源ということだったと思うのですが、
肉体労働しててもこれは流石にキツイんじゃないかなぁ。と思っていましたが、店内は混んでいて、涼しい顔で食べている他のオジサン達と家族連れ。
富山人のソウルフードなのです。
麺もスープを吸っていて提供された時には既に黒く変色しています。でも食感は好きです。
結局、救世主のチャーシューとネギを拠り所にして、メンマには目もくれず薬だと思って完食。ネギも真っ黒に変色しました。
ライスが無いと食べきれない恐ろしい食べ物でした。
市内で5店舗展開しています。
元祖富山ブラックは、ハードルが高かったです。
麵屋イロハやカップで売っているそれとは全然違う味でした。
食後口が渇き、ペットボトル2本消費しました。
血圧もさぞかし上昇したことでしょう!
富山県富山市根塚町3-9-10