今年のビッグニュースと言えば『跋折羅』創刊準備号の復刻か。
オリジナルは51年前に湿式コピーでわずか80部発行された。
この復刻版が100部限定で喇嘛舎から発売される。
オリジナルより部数が多い。
付録として本体の劣化による文章部分の再録と、
跋折羅社の歴史ともいうべき「跋折羅社疾風怒濤」、
跋折羅社が刊行した出版物の全データ、書影付きを収録した冊子が付く。
この冊子だけでも貴重な資料として、若いマンガ研究者は買う必要があるだろう。
この困難な復刻の作業をやりとげたのは、本郷仙人またの名を本郷の巌窟王である。
いまは歴史的偉業を成し遂げ、腑抜け状態らしい。
これが最後の仕事にならなければいいが。
