昨日アップした花の写真の溝蕎麦。
溝蕎麦の花。
和名の由来は
〈実が蕎麦に似ていて溝などの湿気のあるところに生えることによる〉
のだが、よく似た植物に〈ママコノシリヌグイ〉というのがある。
ママコノシリヌグイの花。
花の咲く時期、花の形、下向きの棘などよく似ている。
見分けるのは葉の形の違いだ。
溝蕎麦の葉は牛の顔の形(溝蕎麦の別名はウシノヒタイ)、
ママコノシリヌグイは三角形なので判別できる。
溝蕎麦の葉。
ママコノシリヌグイの葉。
ママコノシリヌグイを漢字で書くと〈継子の尻拭い〉。
なんとも意味深な名前である。
語源は
〈葉や葉脈に鉤爪形のトゲがあり、親から憎まれている継子がこれで尻を拭かれたらさぞ痛いのだろう…という想像からこの名前が付けられたと言われている〉
というからひどい名前だ。
韓国では〈嫁の尻拭き草〉と呼ばれているが、
この由来も〈継子〉と同様らしい。