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チャレンジする私のために

自分の人生...
夢で終わらせるか、チャレンジしてみるか...
ピアノを再開してピアニストになるまでの軌跡

身にしみる...

2006-11-26 | Weblog
薬も通院もしばらく続く予定なのですが、以前に比べると体調がかなり安定しているのを感じています
こんな気持ちになれる日が来るなんて思いもしなかった...
一時期は、「どうして、こんなに突然...」と絶望を感じる気持ちの方が強かったくらいでしたから...

自分なりに、再発や悪化を極力防ぐための策を編み出して、「あきらめた事」も幾つかあります
でも、それ以上に「幸せだナァ」と感じる事に敏感になれたような気もしていて、「得られた事」も多くあるという事に気付かされます
そんな心の余裕が出来た事自体が嬉しいのです

夫の気遣い、職場の上司や友人の励まし、友人のメールの温かな文章...
そして、ピアノを弾ける時間を持てること...
何をとっても、身にしみてしまう感じなのです

この感覚、生涯、忘れたくないなぁ...








ベテラン船長

2006-11-12 | Weblog
今まで当たり前だと感じていた感覚が、当たり前でなくなる...
この3週間ほど、私はその辛さと焦りと不安の中にいました

ある日、突然、めまいに襲われて以来、まるで船の上で生活を送っているような日々を経験しました
今まで普通にこなせていた事が、普通に出来ませんでした
これからずっと、こんな毎日が続くのかと思いながら、呆然としてしまう日々を経験しました
一応、過去形にしてみたのは、この数日間、比較的症状が落ち着いているからなのですが、いつまた船旅をする事になるか分かりません
たとえ、荒波の中の航海でもうまく舵を取って行かなければなりません
今はまだ、ベテラン船長になれる覚悟も自信も無いのですけど...

寅さんの言葉

2006-10-05 | Weblog
何気なくつけていたテレビの画面の中に「寅さん」を見つけたので、何となく目で追ってしまった...
映画の1シーンがさらっと紹介されただけのほんのわずかな時間の中、寅さんが語った1節---

満夫:「おじさん...人って何の為に生きてるんだろう?」

寅さん:「何の為に生きてるかって?随分難しい事を聞くんだなぁ。そうだな...生きてりゃ、年に2,3回ぐらい “あぁ...生きてて良かった...”って思えることがあるだろ?その為に生きてるんじゃないかな...?」

細かい言い回しには自信が無いけれど、この時の寅さんの言葉、すごくすごく身に染み入って涙が溢れてきたのでした

一人で演奏活動をしていると、どうしても気持ちの浮き沈みが激しくなります
気持ちがひどく落ち込んで「私、何の為にこんな事やってるんだろう?」と、深く思い悩む日もあれば、とても幸せな気分で満たされて「やっぱり、私にはピアノしかない!続けてきて良かった...」と自分を誇らしく感じる日もある...
本当に、この繰り返し...
こういう気持ちを繰り返しながら生きている自分自身に不安に感じてもいたけれど、寅さんが「それで良いんだよ」と、メッセージを送ってくれたような気がしたんだと思う





夢のよう...

2006-09-17 | Weblog
待ち焦がれていたピアノが届きました

今まで使っていたピアノよりも、より大きなスペースが必要となるので、この短期間のうちに、まるで引越しが始まったかのような大掃除がなされたのでした
(あふれていたモノが、そのまま別の部屋に移動されただけなんですけどね...
でも、その甲斐あって、立派なスペースが出来上がり、見事にそこに新しいピアノが迎えられたのでした...

この夢のような光景に、出るのはため息ばかり...
本当にうっとりしてしまいます

タッチ感も、音の質も、まるで違う...
弾いていて、すごく気持ち良い...


30分間の偶然

2006-09-14 | Weblog
いつの頃からか...「いくらなんでも、もうちょっとちゃんとしたピアノで練習しなきゃ、やっぱりダメだな...」と思うようになっていました
人前で演奏する機会が1つ決まる度にスタジオを借りて感覚をつかむ...というパターンを繰り返していた私ですが、所詮、応急処置的な方法でしかないのだと感じていました

「もし新しくピアノを買い換える事ができるなら...」
今度は、自分の「夢」と「こだわり」のこもったものを買いたいと思っていました
今より少しランクをあげるという程度のものではなく、たとえ、それを手に入れる為に少し時間がかかったとしても、今度は「こだわりたい」と...
この気持ちを暖め続けながら、私は、何年も「その時」が来るのを待っていたような気がします
資金面...転勤の時期...いろいろと考えながら、いつ決断すべきかと...
そして、私の予定では、それは「半年後あたりを目途に...」という、もうすぐ手に届くというところまで来ていたのでした

先日、夫の用事に付き合って一緒に出かけました
用事が済むまで、私は自由行動!
向かう場所と言ったら、だいたい決まっています
この日も、譜面探しをしに、その楽器店に向かったわけです

1歩入るなり、「おっ!」と一瞬固まりました
「半年後...」とイメージしていたそのピアノが、まさに目の前にあったのです

私がよく目を通す雑誌に毎回のように掲載されているグランドピアノ型の電子ピアノ...実際に目の前にしたのは、初めてでした
(ぅわ~、やっぱり素敵)目を奪われながらも、私の予定では、あくまでも「半年後」...
自制しながら、譜面コーナーへ向かいます

30分後に夫が現れ、「それじゃ、ランチでも行きますかっ!」といういつものパターンになったのですが、再び、そのピアノの前を通った時にびっくりする事が...!

「9月限りの大特価♪」
なんと、30分前には無かった値札がついていたのです!
それも、思わず「えっ??」と声を発してしまったほど、信じられない値札が...
試弾を勧められ、鍵盤に手を触れてみる...
感激...
案の定、180度気持ちが揺れる...このチャンスを半年後に伸ばす理由が??
この何気ない30分間の偶然に、運命を感じてしまった私...
でも、簡単に決断出来るお買い物ではない...よね?
気持ちの面では、ほぼ固まっていたのだけど、一応、ランチミーティングを開く事にしてお店を出たのでした...

再びお店に登場した私たちは、ものすごいVIP待遇で迎えられ、何だか気恥ずかしくも嬉しい気持ちでした
契約をかわした上で、しばしのお別れです
それじゃ!無事に届けられる日を待ってるからね...








思い出いっぱいのピアノと....

2006-09-13 | Weblog
色あせた保証書だったけど、なんとかスタンプの日付が読み取れた...1998年5月3日---
あぁ、そうそう...8年前のあの頃の事が懐かしく思い出される...
1998年3月31日付けで仕事を辞め、体力も精神的な余裕も無い状況にあった当時の私に対して、夫がしつこいくらいに「またピアノを始めたら?」「ピアノを買ったら?」と、せかしたのだった...

はっきり言って、まったく乗り気ではありませんでした
「音楽は、もうやらない!」
私がどんな気持ちで音楽と決別する選択をしたかなんて、夫が知る由も無く、とにかく毎晩のようにせかされていたのを適当に聞き流していたのでした

当時、住んでいたマンションの広さが1LDK...簡単に持ち運び出来るキーボードを持っていました
結婚式のバンド演奏の為に買っていたものです
「狭い部屋なんだし、ピアノなんて買わなくたって、私、これで充分だよ...」
そんな事を言っていた私でしたが、約1ヶ月後にピアノを購入する状況になったのだと、その保証書のスタンプが物語っていたのでした

ピアノと言っても、電子ピアノです
しかも、楽器店ではなく、特に何のこだわりもなく、ただ値段を抑える為に展示品を電気屋さんで購入したものと言えば、ブランクの長さでいかに麻痺していたか、当時の私の音楽との決別の意思がいかに固かったか...そして、大好きだったピアノを諦めた時の辛さがトラウマとなって、「2度とピアノに愛情を感じないように」私なりにブレーキをかけていたか、分かると思います

そんな私が「1度あきらめた夢でも、もう1度チャレンジしてみて!楽しんでみて!」「難しく考えず、音楽をもっと気軽に楽しんでみて!」「自分の音楽を探したい!表現してみたい!」という気持ちも込めながら音楽活動をするまでに変わってきたというのは、本当に本当に自分でも不思議なのです

いつの頃からか、「遅かれ早かれ、いずれ...」と思うようになっていたのですが、本日、こんな私を見守っていてくれた思い出いっぱいのこのピアノとお別れする事になりました
8年と3ヶ月...
たくさん弾きました....よく付き合ってもらいました...
感謝の気持ちを込めて、今から磨きあげます
夕方、引き取りの方が着いた時、いよいよお別れです...




見ぃ~つけたっ!!

2006-09-11 | Weblog
ついに見つけました!!
これぞ、まさに私が捜し求めていたもの!
譜面のホルダーです
表紙の下部と上部両端に、透明のストッパーがついています

このタイプのホルダーを作成した方に、お礼を言いたい気分です
「素晴らしいです!ずっとこんなのが欲しかったんです!ありがとうございます!」

思い起こせば...予期せぬ風が吹いたせいで、時にはエアコンの風のせいで、或いは何かの拍子で、譜面がとばされたり、めくれたりして、演奏が中断したり、ぎこちなくなった失敗は、これまでに何度かあります
演奏が中断してしまう事は、1番あってはならない失敗です
これを阻止する為に、これまでクリップを愛用してきたのですが、どうも見栄えがイマイチ...
「これは我慢するしか無い」と割り切る一方で、「何か良い方法は無いか」と、人知れず模索していたのでした
あぁ...やっと見つけた...
価格も非常にリーズナブルで、迷わず即購入しました

今日は、この他にも「私が捜し求めていたもの」に、出会ってしまいました
こちらの方は、即購入という訳にはいかない高価なもので、一応、夫とランチ・ミーティングをした上で決断するという形をとったわけですが...
話の続きは、また近日中に...ふふふ






曇りのち晴れ

2006-08-31 | Weblog
8月も終わろうとしています---
実は...この2週間ほど、モヤモヤとしていました...

例の目黒のカフェのリニューアルについての情報を得る方法が全く無かったからです
機会あるごとに、カフェの前を通り過ぎてみましたが、何の変わり映えも無いまま...
さすがに「本当に9月にリニューアルされるんだろうか??」と、心配だった訳なのです

今日、仕事帰りにカフェの前を通ってみたところ、入り口が少し開いていて、
中に女性の姿を発見
思わず中に入って、ご挨拶をしてしまいました

とりあえず、リニューアルの日は決定しているようです
その他の事は、まだ何も決まっていないとの話でしたが、新しくカフェの責任者になったというその女性の方と、名刺交換を交わすことが出来ました

まずは第一関門突破と言ったところでしょうか...
モヤモヤ感から開放されて、ちょっぴり希望の光が見えてきた感じです




手帳を見ながら...

2006-07-17 | Weblog
連休も最終日!明日からまた慌しくなります
なんとなーく覚悟はしていたのですが...
今月の私のスケジュール。結構すごいです!
この数年の中で「1番!」と言えるくらいに、びっしり埋まってしまいました

1番の理由は、派遣先の職場でエキストラで仕事を頼まれている事なのですが、
「1日の中で、わずかでも空いている時間があれば、出社してもらえないだろうか...」
というような頼まれ方をされてしまうと、
「これは思ったよりも深刻な状況なんだな」
と思えて、改めてスケジュール帳を見ては、「おおっ!」と驚いてしまう状況になっているのです

それはさておき...
ある意味特殊な働き方をしながら、音楽活動をしている私にとって、スケジュール帳はとても大切
最近は、携帯電話や電子手帳を使いこなしている方を多く見かけますが、私は手書きの手帳しかダメです
職場でも、メールよりもメモ派だし、電子ファイルで送られるより、紙で手渡された方が気分的に安心するし、根っからのアナログ人間なんだと思います

つい先日、職場の上司が、「海外出張中に電子手帳のデータが消えてしまって、参ったよ...。メールを拾い読みしたり、何となく覚えているものについては、入れなおしたけど、幾つかはすっぽかす事になりそうだよ...」と、嘆きながら、
「やっぱり、紙の手帳に変えようかな...」
と、ぼそっとつぶやいていたのを、私は聞き逃しませんでした
そして、心の中で大きくうなずいたのでした

あらゆるものが、ものすごい速さで進化していく事が当たり前の時代。
そんな時代だからこそ、流される事無く、自分にとって大切なものを見極めながら過ごしたいと思う今日この頃...


ラストステージ??

2006-07-07 | Weblog
今年の2月から「復活チャンス」を与えて頂いたのをきっかけに、これまで毎週のようにお世話になってきた目黒のカフェ...
それまで、月に1度、2ヶ月に1度...というペースで活動していた私にとって、
まさにチャレンジさせてもらえた場所であり、私にとって大きな支えとなってくれた場所でした

先日、スケジュール打ち合わせの電話中に、ある話を聞かされて動揺してしまいました
「実は、来月(8月)から、約1ヶ月かけて改装の為にクローズする事になりまして---」


私が動揺したのは、この後に続いた説明でした...
改装を終えて、9月からリニューアル・オープンする予定ではいるが、その際、これまでのような「生演奏の提供」をしていくかどうかについては、まだ未定なのだと...
今は、ただ祈る事しか出来ません
今月が、ココでのラストステージにならない事を...!





ひと月遅れの...

2006-06-29 | Weblog
6月も終わろうというこのタイミングで...
思いがけず、職場でお誕生日のお祝いをしていただきました

週1日ペースで顔を出しているこちらの職場では、毎月決まった業務を限られた時間内に終える事が私の役割!
「たまにしか来ないけど、来た時はいつも忙しそう」という事で、なかなかタイミングを見出せなかった...との言い訳つきでしたが(笑、
「ジャジャーン!!」とキャンドル&Happy Birthdayのチョコプレートつきのデコレーションケーキが目の前に差し出されると、私は声も出せずに、ただ、目を見開くばかりでした

私なんかより、よっぽど大変で、忙しそうにしている皆さんなのに、こうして私なんかの事にまで気を遣ってくれる優しさが、言いようもなく身にしみて、思わずホロッときてしまいました

仕事中という事もあり、あまり長く余韻に浸る時間が無かったのはヒジョーに残念でしたが、人数分にカットされたケーキは、甘い物好きの皆さんのそれぞれの胃袋におさまり、幸せなひとときを与えてくれたのでした

忙しい環境だからこそ、こういうさりげない気遣いや、優しさって、大事なのかもしれません
「頑張ろう!」って前向きになれるきっかけって、本当に単純なところにあるのかもしれません

わたしの周りの彼女たち

2006-06-10 | Weblog
すごくラッキーな事に、私の周りには「“自分の世界”を持っていて、それを表現する」という夢の実現に向けて頑張っている友達が多いのです
こういう友達に恵まれるという事を本当に嬉しく感じています
そして、まるで何かに引き寄せられるかのように、出会えたという縁が不思議に感じられたりもします

同年代の女性で、普段はなんとなく似ている環境にいそうで、共通点や気が合う部分が多いけど、頑張っているジャンルはそれぞれ全く違う...というのが面白くもあり、変な嫉みも無い分、余計にイイ刺激になっているような気がします

私からすると、全く知らないジャンルの世界を、その友達を通じて知る事が出来るのは、それだけで刺激になるわけです
それに、影での苦労や努力を聞いていると、「ジャンルは変わっても、案外、似たような事で悩んだりしているんだなぁ...」と、余計に共感出来るし、自分も頑張ろうと思える...
そして、彼女たちもそれぞれに、私の音楽活動の事を気にかけてくれたり、応援してくれたりしながら、「頑張ってるのネ!私も頑張ろう!」と言ってくれる事が、私にとっても支えになる...
すごく良い出会いだなぁと思うのです

たとえジャンルは違えど、自分の思い描くイメージに向けて進もうとしている点では、何一つ違う事は無い
共通して言える事は、普段からアンテナを張っているという事...
そして、貴重なチャンスを生かしているという事...
そして、そして、陰ながら努力をしているという事...
そして、そして、そして、理想と現実の間で自分なりの葛藤を抱えている事...

どうか、これからも、お互いイイ刺激を与え合える存在でいられますように...





デビュー前日

2006-05-11 | Weblog
フレンチ・レストランで、ディナーのBGMを担当させて頂く日を翌日に控え、
どうしてもどうしても、事前にあのピアノに触っておきたかったので、出かけてきました
前回の打ち合わせの時に、「かなり年期がはいっているピアノなのですが...」という説明を受けた事が、どうも気にかかってしまったのようなのです
なんて小心者のわ・た・し...

今日も雨が降っていて、生暖かくて、やけに湿気が多い...という私を不安にさせる要素がそろった今日、少しでも音を確認させてもらえた事で、幾分ホッとしました
きちんと調律もして下さっていて、それに、入り口のところに可愛らしいイラストつきのオシャレなポスターを掲示して頂いてるのを目にして、胸が熱くなる思いでした
そして、薄暗くなりかけの外から、灯りのともったレストランを見つめながら、しばらく、ぼーっと立ち尽くしてしまいました
その灯りが、とても温かに感じられてたまらないのでした...

また新たな1年

2006-05-08 | Weblog
あれよ、あれよという間に、5月到来です
少しずつ、私なりのペースで気ままに書いてきた、このブログもなんとか1歳を迎えようとしています

「まずはブログを書いてみる」という事自体が、1年前の私にとっては「チャレンジ」だった訳ですが、ここに出来るだけたくさん音楽活動の記録を綴れる様に頑張らなきゃと、自分自身に与えるプレッシャーの意味も込めていたのでした

あれよ、あれよと驚くほど早く過ぎていく毎日ですが、今、少なくとも1年前の私からはステップアップ出来たのでは...と実感出来る事は、
素直に嬉しいです

また、新たな1年も、ここに出来るだけ多くの事を綴ってゆけるように、チャレンジしたいと思います

畑仕事

2006-04-19 | Weblog
週末を利用して安曇野へ帰省していました
例年ならば、GWを利用して帰省するところですが...

「どうも早く帰ってきて欲しいようなことを言っている...」
そういうわけで、割と急に決まった予定だったのですが、夫自身も、「一体、何事なのか」と思っているらしく、理由がはっきりしないだけに、私もちょっぴり不安に...

やけに歓迎されると思ったら、畑のお手伝い要員だったんですねー(笑

昨年は、義母がいつの間にか、試験的にトマトやきゅうりや小松菜や大根などを植えていて、帰省の度に、みんなであやかった訳ですが、今年は昨年以上に広いスペースを確保して、本格的に“畑”を作るという訳なのです

いやいや、それにしても、畑の作業って本当に大変なんですね
こんなふうに強制的に機会を与えられでもしなければ、まずやらないんじゃないかなぁ...と、今は思ってしまうのですが、でも、そのうち、ハマッてしまったりなんかして...