チャレンジする私のために

自分の人生...
夢で終わらせるか、チャレンジしてみるか...
ピアノを再開してピアニストになるまでの軌跡

身にしみる...

2006-11-26 | Weblog
薬も通院もしばらく続く予定なのですが、以前に比べると体調がかなり安定しているのを感じています
こんな気持ちになれる日が来るなんて思いもしなかった...
一時期は、「どうして、こんなに突然...」と絶望を感じる気持ちの方が強かったくらいでしたから...

自分なりに、再発や悪化を極力防ぐための策を編み出して、「あきらめた事」も幾つかあります
でも、それ以上に「幸せだナァ」と感じる事に敏感になれたような気もしていて、「得られた事」も多くあるという事に気付かされます
そんな心の余裕が出来た事自体が嬉しいのです

夫の気遣い、職場の上司や友人の励まし、友人のメールの温かな文章...
そして、ピアノを弾ける時間を持てること...
何をとっても、身にしみてしまう感じなのです

この感覚、生涯、忘れたくないなぁ...







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早くも街は...

2006-11-21 | 音楽
まだ体調が不安定な時期という事もあり、あまり人ごみの中に出かける気分ではないのですが、先日、夫と出かけたついでに、なんとなく立ち寄った先で、大きなクリスマス・ツリーを見つけました
「今年はどこへ行っても、随分と早くからクリスマスムードを感じるナァ...」と、なんとなくわくわくする気持ちを抱える一方で、まだクリスマス・ソングのレパートリーの準備が追いついていない事が気にかかって仕方無かったりするのでした

今日、演奏で訪れた目黒のカフェでも、店内の中央にツリーが飾られており、入り口にはサンタクロースが腰掛けてお出迎えをしてくれていたのでした
「ちょっと、早いかなぁ...とも思ったんですけどねっ」
と、照れ笑いする店長さん。
「いや、そんな事ないと思いますよ。私もあまりにあちこちで見かけるので、ちょっと早いかナァと思いながらも、控えめにクリスマス・ソングを混ぜて演奏しましたし...

12月のスケジュールを決めながら、
「遠慮なく、クリスマス・ソングもバシバシ弾いて下さいね!」
と、言われてしまい、「早く仕上げにとりかからなくては!!」という思いです
今年は定番のクリスマス・ソングも、ちょっと変わったアレンジで練習しています





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四人展

2006-11-15 | 音楽
以前、ベーカリーカフェで演奏をした時...
リクエストにお答えして、恥ずかしながらマイクを片手に曲を紹介しながらの演奏にトライしたことがありました
ピアノの前の大きなテーブルで、目をきらきらさせて、体を動かしながら演奏を楽しそうに聴いてくれた障害を持った男の子たちと、その子たちの展示イベントの打ち合わせで来て下さっていた皆さんの事は、今でも印象に残っています

「11月に、こちらのカフェの展示スペースでイベントを開くんです」
「私も、11月にこちらで演奏の予定がありますので、またお会いできるかもしれませんね」

そんな言葉を交わしてお別れした後、私は、なんとなく予感していたのですが、
ちょうど、そのイベントと私の演奏の日が重なったのでした

4人の男の子たちの「佐織」の作品が、展示スペースにディスプレイされているのを見て、再会の嬉しさと、作品の素晴らしさに感激してしまいました
4人それぞれの織りなす表現の世界
それを、私たちが同じようにやろうとしても、「わざとらしい」「意図が見え見え」な作品しか生まれないのだそうです
それは、確かに分かる気がします
自分の感じる世界を好きなように思いのままに表現出来る...って、本当に素晴らしいなぁと思いました

こちらのベーカリーカフェでの演奏は、今日が年内最後という事もあり、一足早く、クリスマス・ソングを織り交ぜた内容で演奏しました
試験勉強中(?)らしい女の子たちもいたので、邪魔にならないような演奏内容を意識していましたが、思いがけず「すごく良かったです」との声もかけて頂けたし、とても大満足で今年の演奏を締めくくる事が出来ました

帰りにスタッフの窓口の方と「年内最後の挨拶」を交わしましたが、改めて、私の演奏が他の方々の演奏と違った雰囲気を持っていることや、なんだか聞いていて心地良いという感想を下さった事が本当に励みになったのでした

なんだか、そうした小さな幸せの積み重ねのおかげか、私の症状も安定してきているのを感じています

皆さん、本当にありがとう





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あふれる涙

2006-11-14 | 音楽
ピアノを弾く事はおろか、普段の何気ない生活を送る事さえ辛い日を経験した分、
「あぁ、今日は調子が良い」と感じる日は、それだけで心の底から幸せを感じるようになれたような気がする...これって、今までになかった感覚かもしれない。

「もぅ、人前で演奏するのは限界だなぁ...今月の予定は全てキャンセルしようか...」と覚悟していたくらいだったので、今日という日を迎えられたことは、私にとって感動的な日だったのです

目黒のカフェでの演奏の日。
以前から興味を持ってくれていたバレエ仲間が駆けつけてくれました
拍手を頂きながら、私自身も心地良くピアノを弾ける幸せを感じていました
あっという間の2ステージを終えて、客席にお礼に行くと、なんと、彼女たちの目から今にも涙がこぼれそうなので、びっくりしてしまったのでした
「とっても、感動した...恥ずかしいから一生懸命こらえていたけど、本当に泣きそう...」
「こんなに優しい音、聞いた事がない...なんだか、すーっと体の中に入っていく感じがするの...ずっとずっと聞いていたい...」
と、口々に言ってくださるのでした

こんなあたたかな言葉をかけて頂けるなんて、私の方が感激でした
そして、涙があふれてきたのでした...



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ベテラン船長

2006-11-12 | Weblog
今まで当たり前だと感じていた感覚が、当たり前でなくなる...
この3週間ほど、私はその辛さと焦りと不安の中にいました

ある日、突然、めまいに襲われて以来、まるで船の上で生活を送っているような日々を経験しました
今まで普通にこなせていた事が、普通に出来ませんでした
これからずっと、こんな毎日が続くのかと思いながら、呆然としてしまう日々を経験しました
一応、過去形にしてみたのは、この数日間、比較的症状が落ち着いているからなのですが、いつまた船旅をする事になるか分かりません
たとえ、荒波の中の航海でもうまく舵を取って行かなければなりません
今はまだ、ベテラン船長になれる覚悟も自信も無いのですけど...
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