かずまんの日記

美味いモンをトコトン探求するかずまんの日記

お初にお目にかかります。「かぶらずし」

2005-11-21 13:22:24 | 今日の一言
富山に出張に行き、何を見てきたかと申しますと、「あまざけ」をみてきました。
甘酒を造る生産者の方は糀(こうじ)屋さん。

その糀屋さんではその糀を使ったみそ・甘酒を生産しているのですが、秋から冬にかけて北陸名産「かぶらずし」も登場するのです。

残念ながら「かぶらずし」をたべデパで紹介するのは生産量の都合から来年以降になりそうなのですが、一足先にかぶらずしを堪能させていただきました。

行く前にかぶらずしについて勉強をしていきました。
かぶらずしは鮒寿司と同じ“なれずし”の一種で独特の香りがあるというものでした。
しかし、その僕が食べたかぶらずしは想像とは全くかけ離れた逸品。
臭いどころか糀(こうじ)の甘い香り。
よく、お酒の大吟醸のフルーティーな香りとはよく言ったもので、あのフルーティな香りは実は糀の香りなんだそう。

食べてみると、かぶらのシャキシャキ感と塩漬けされて酢でしめられた鯖の食感がすばらしく、醤油も何もつけずに食べる。

白っぽく写っているのが糀。
それだけ食べてみると甘い。
本当に百聞は一見に如かず。いや一食に如かず。



出されたのは、ニシンと鯖のかぶら寿司。
もう少しするとブリが出てくるのだそうで。しかし、ブリは高級品なので、今が旬の脂の乗った鯖で十分なんだそうです。

コレが中身がブリになったことを想像すると・・・・
来年まで待てない。

かぶらずしは金沢が名物なのだそうだが、かぶらもブリも材料は全て富山から供給されているし、富山でも美味しいかぶらずしがあるのだと胸を張ってその糀屋さんのご主人ははなしてくれました。

その晩、その方のこだわりや現代の食に関する思いなど延々午前1時まで説教されました。
次の日、朝6時に起きて神戸に行くことも知らずに・・・・・
でも、立山連峰の絶景には感動しました。


ごぞんじ。