かずまんの日記

美味いモンをトコトン探求するかずまんの日記

銀座「たちばな」のかりんとう

2005-08-31 10:06:07 | 今日の一言
銀座「たちばな」のかりんとうに初めに会ったのは4年前の夏のことでした。
築地にある老舗佃煮屋の次期社長とNY時代からの仲で東京に遊びに行った際、彼の身内の人から教えてもらったお店。

「東京のあまり知られていないお土産でおいしいものがありますか?」
と聞くと、おもむろに
「銀座の“たちばな”っていうお店があるんだけど見つけにくいわよでも味は確か」
と銀座を昔から良く知っている人にいわれ、銀座のギの字も知らない自分にとっては見つけ出すのも一苦労でした。

地図を描いてもらい、銀座を足を棒のようにして歩いて1時間、お目当てのお店が。
周りは高級クラブや料亭。浮世離れした世界の中でひっそりと横幅2メートルくらいの小さなその玄関は、入り口ともいえない小さな引き戸があり、外から見たらそこは昔からあった人の家みたいな店構え。

引き戸をがらがらと引くと、中には畳一畳半くらいの店内。ふたりも店に入ると満員。
中にはおばちゃんが一人。
扱っているものはかりんとうのみ。
かりんとうの大きさは細い「さえだ」と太い「ころ」の2種類。
贈答用の缶と詰め替え用の袋がある。

「全国発送はやってますか」と聞くと
「やってません」と無愛想。
「誰かがココにやってきて購入していただいて発送伝票に記入してくれたら送ります」とのこと。
ややこしいことはやらないんだそうです。
クロネコの発送伝票がレジの横に並んでました。

こんな無愛想なところだが、かりんとうの味は日本一だと思う。
“かりんとう”というと黒砂糖がコーティングされていて甘さがかなりある子供のお菓子みたいな印象を受けるのですが、ココのかりんとうは別次元のかりんとうです。
まず、色が黒っぽくなく琥珀色をしています。
味は甘ったらしくなく、上品な甘みが口の中に広がり、ボディのカリカリ感がなんともいえない。
甘みに使っているものがたぶん高級なものであるものには間違いないです。いやなエグミやケミカルの匂いもしない。
一人で一袋食べ切れるくらい、止まらないおいしさです。
いい意味の中毒性があるのではないか?と思わせるくらいこのかりんとうは止まらないです。
一缶千円ちょっとするので少し値段はしますがたちばなオリジナルの缶がまたかっこいいんですコーヒー豆とか小物入れに丁度いいサイズです。

東京に来て時間があると必ずいつも迷いながらこの店に行きます。
目印は目の前に天亭があるということ。
東京に実際に住んでいる人にも贈ってあげると喜ばれます。

ちょっと無愛想なお店ですが足を運んでみる価値はあると思いますよ。
銀座に立ち寄った際はぜひ昨日紹介した福光屋にも立ち寄ってみてください。近くにあります。
ごぞんじ。

銀座「ekas」

2005-08-30 09:55:54 | 今日の一言
おのぼりさんな私は東京に行くといつも銀座に寄り「たちばな」のかりんとうを求めに行きます。
「たちばな」のかりんとうは明日特集します。

もうひとつ最近銀座で見つけたおしゃれなお店があるんです。
隣のお店はチョコレートで有名な「ピエールマルコリーニ」。
1階は金沢の地酒とオリジナル酒器を販売している「福光屋」
2階がその福光屋の地酒が飲めて和食材を使ったイタリアンが食べられる「ekas」という“sake”を反対から読んだお店。

店内は薄暗く、落ち着いてスタイリッシュで金沢の地酒を思う存分飲めるダイニングバー。席数もそんなに多くなく落ち着いてお酒をゆっくり飲める環境です。

もともとそんなにお酒をがぶ飲みしない自分にとっては日本酒はきついなーと思っていたんですが、酒の種類が豊富なので、そんなに強くない酒を出してもらって飲んでみるとフルーティな味わい。
おいしいお酒って全然違いますよね。雑味がないというか変な余計な香りがないというか。すぅ~っとノドの奥に落ちていく感覚。
おいしい日本酒を久しぶりに飲んだようでした。
今まで飲んでいた大量生産されているオサケはあれはなんだったんでしょう?

食事も金沢の珍味の盛り合わせ。
カンパチのカルパッチョなどなど、どれも洗練されていて食事も大満足。
珍味の中に「とうふの味噌漬け」があり、初めてだったんですがチーズに似たような食感で香りもきつくなくこれは自分にとって東京での一番のヒットでした。

グラスで3杯ほど飲んで体がほんのり熱くなったところが一番気持ちが良いですよね。このまま寝てしまいたい・・・みたいな。
昔は馬鹿みたいにビールを勢いで飲みまくった頃を思い出します。

普通に出してくれる水もお酒を作る蔵元の水でものすごくうまかったです。

値段も二人で食べて飲んで6000円。銀座でこの値段は安いでしょ。
大満足で銀座の夜を後にしました。
ごぞんじ。

KIHACHI CHINA DINING BAR

2005-08-29 15:54:38 | 今日の一言
今まで避けていたんです。KIHACHIというと言わずとも知れた熊谷喜八さんのお店。
いろんなデパートや有名なところに入っているこのお店を自分が避けていたのは、KIHACHIがブランド化されているということが原因でした。

ブランド化されたKIHACHIは自分にとってはそんなに魅力的な存在ではなく、おいしいという評判だけで、自分もミーハー的な存在になりたくないという考えが心の片隅にあったからだと思います。

しかし、きのう横浜のKIHACHI CHINAに行った時そんな愚考は一瞬にして払拭されました。

横浜のルミネの最上階のワンフロア全体に位置するKIHACHI CHINAは他の階のレストラン街のそれとは一線を画する様相で、独特な雰囲気を醸し出していました。

自分たちは5000円のディナーコースを注文。
お酒で乾杯して、はじめの前菜は7種の季節の野菜の前菜が出てきてどれもこれもワンランク上の手の凝ったお料理でまずここのKIHACHI CHINA の印象が良くなりました。
続いて魚のタイ風ソースがけ。
これもかなり独創的なお料理でした。
レモングラスの香りが魚(種類は忘れた)をうまいこと包み、アジアンテイスト溢れる一皿でした。
また、コース料理のほか、一品料理も頼んで、芝海老の姿揚げカレー風味、ずわいがにのシュウマイ、などをエクストラで頼んでんですが、芝海老の姿揚げカレー風味が絶品だったので紹介したいです。

普通、カレー風味というと素材の味を消してしまってカレーのスパイスの香りしかしない!という残念な結果になる料理が沢山あるんですけど、ここのカレー風味は、聞いていないとわからないくらいのカレー風味。これが絶妙なバランス。
しっかり海老の風味もするし、カレースパイスのピリッとした刺激もあり、素材の良さを失わない絶品でした。

メインの牛ほほ肉も柔らかさに感動し、かかっているソースもオリジナリティ溢れる真似のできない味に仕上がっていました。

また、最後のデザートも手を抜いておらず、中華を食べた後に食べたいすっきりさっぱりとしたグレープフルーツムースでこれまたうまかったです。

料理はさることながら、スタッフのサービスが最高でした。
限りなく100点に近い満足度でした。

料理の説明、食事の出るタイミング、水のおかわり、空いた皿を引くタイミングなど。つかず離れずのサービスが一番うれしいんです。
思わず、心のそこから「ありがとう」って言ってしまいました。

また、場所の雰囲気も良く、ちゃらちゃらした人もいなく、周りのことを気にせず、お料理と会話に集中でき、とても気分のいいディナーでした。

これで、3万も4万も取るとなると当然やなと思いますが、とてもリーズナブルな値段設定で自分の大蔵省にもやさしいところでした。
こういうところなら、1ヶ月に1回めちゃめちゃおしゃれしていきたい!ってなるでしょうね。
ごぞんじ



台風の影響

2005-08-25 21:02:31 | 今日の一言
いま東京行きの新幹線の中です。米原で止まることはや2時間。台風のせいでウンともスンとも言いません。
東京駅に着くのは日付が変わるかも~!
ところで特急券は払い戻ししてくれるのかなぁ

事故!

2005-08-24 17:40:47 | 今日の一言
会社のすぐ近くの工事現場で壁が崩れてその崩れた瓦礫が電線に引っかかる事故がありました。

自分がいつも通っているその道で起こったこの事故。
会社から良く見えたので撮影しました。
小さくてよくわかりにくいとは思いますが、防音シートのおかげで下までの瓦礫の落下はまぬがれたみたいです。

レスキュー隊が作業しているところが見て取られます。

美空ひばり

2005-08-24 10:21:35 | 今日の一言
昨日、教育テレビで美空ひばりの歌について研究している人の特集をしていました。

古賀政男作曲で美空ひばりの名曲「悲しい酒」を3つの時代に分けてひばりさんの歌い方の変遷を研究しておりました。

20代のころの「悲しい酒」を3分で歌っていたのに対し、成熟期の40代では涙を流し台詞を含んだ5分になり最後の不死鳥東京ドームコンサートでは4分になる。

これほど歌に感情を込めて歌う人は他にはいないですね。
口先だけで歌うのではなく裏に潜んでいる心の部分がものすごく感じ取られました。
同じ人が歌う同じ曲でもこんなに変化するものなのだと感動しました。
ごぞんじ

断食やってました。

2005-08-22 10:30:01 | 今日の一言
少し体質改善を図るために先週の半ばからこの週末にかけて断食をしていました。
断食といっても何も食べないのではなく、ごはんの代わりに野菜ジュースを飲むというもの。

はじめの1日目と2日目は本当につらかったです。
いろんな誘惑があり、家でも自分の部屋に閉じこもっていました。
この土日の週末は少し楽にできました。

この断食を始めて体に顕著な変化があったことがあります。
それは、あぶら汗をかきにくくなったことです。
暦の上では秋とは言うものの、外は30℃以上の暑さ。少し外を歩いたり、激しい運動をすると、汗をドバッとかきますが、断食を始めて以来、汗の質が変わったんです。
今まではアブラで額がテカって激しく乱反射する顔になっていたんですけど、今はサラサラお肌。すばらしいです。

体重を量ってどれだけ痩せたかを調べたらよかったんですけど、これは、どれだけ物理的に痩せたのかではなく、体の中から変えていこうということでやってきました。

でも今まで人の3倍4倍の量を食べてきた自分にとって何も食べない代わりに野菜ジュースだけというのは苦痛以外のナニモノでもありません。

しかし、自分が今までやってきた暴飲暴食の罪をこの4日間ですべて流せはしないものの、これから馬鹿みたいに食べることのないように自分を戒めていこうと思います。

今日の昼からは何か軽いものを食べ始めます。
胃も小さくなっていることだし、量が少なくても満腹になるハズ。

大事な人と少しでも長く一緒にいられるようにがんばります。

おいしいケーキ&丹波栗はじめます。

2005-08-19 10:49:13 | 今日の一言
ネットでケーキを。
わが「たべデパ」ではスイーツ主に洋菓子をあまり取り上げていませんでした。
たべデパでスイーツというと、金柑のチーズケーキ、青森のりんごのケーキなどしかなく、商品のラインナップをもう少し増やさないとサイトにやってくるお客さんの選択の自由がなく、また華やかさが少ない事から今回、神戸のケーキ屋さんに出店していただけることになりました。

おいしそうなスイーツが並ぶとサイト全体が一気に華やかになって活気立つようです。これから作業工程の写真を撮影しサイトアップまで何週間かかかるとは思いますが、楽しみに待っててください。キーワードは大人のスイーツ。

また、スイーツが登場する前に、近々、極上丹波栗の予約を開始します。
真夏の暑い中、汗を5ℓくらいかきながら探してきたホンモノの丹波の大粒の銀寄せを皆さんどうか食べてみてください。必ず満足できる逸品ですよ。
GOZONJI!

父と暮らせば

2005-08-18 10:20:47 | 今日の一言
宮沢りえ主演の映画。
知り合いから面白いから観てといわれ、昨日レンタルして観ました。

出演者はたった3人という狭い世界でのお話なんですが、内容はものすごく大きな話でした。

広島に原爆が落とされた後、一人生き残った宮沢りえが悲しみの中で新たな恋(浅野忠信)に出会った。しかし、頑なに生き残った自分だけが幸せになることに後ろめたさを感じている。その時、原爆でなくなった父(原田芳雄)が亡霊として現れ自分は娘の恋の応援団長になると言う・・・

原田芳雄の演技もさることながら、宮沢りえの演技が迫真でした。
難しい昔の広島弁を自分のものにして違和感がそんなに感じられませんでした。

「あのピカ(ドン)は地上580mで起こった。あの高温は、みんなの頭の上でいきなりお日さんが2つできたようなモンじゃ」
広島で被爆した人が次々に高齢になり原爆を体験した人が後何十年かでいなくなることを考えると、こういう映画でフィクションとは言うものの戦争のつらさや平和の願いを伝えていくためには必要なのではないかと思います。

最後は胸がギュッとこみ上げるような気持ちになりました。

この映画。最近観た映画の中でもトップですね。
ごぞんじ。

手ぬぐい

2005-08-16 09:41:42 | 今日の一言
汗をかいたときの対処法は?

皆さん色々な方法で制汗していると思います。
スプレータイプのもの。
ウェットティッシュのようなもの。
うちわ。
汗取りパット。いろいろあるでございます。

自分はこの暑い時期、外を歩くと汗が我先にと飛び出てきます。
Tシャツも汗を吸収しすぎて飽和状態になりベタベタになります。
ハンカチを持つことを考えたんですけど、ハンカチの面積&汗の吸収量からみて「手ぬぐい」は夏の必需品となっています。

しかも、手ぬぐいはハンカチと比べて最近はおしゃれなものが増え、値段も千円以下です。
和のテイストあふれる最近の手ぬぐいはかなりのおしゃれアイテムです。
東京には手ぬぐい専門店とかもあるくらいですからね。
写真は最近購入した柿の手ぬぐいです。
柿の朱色と地のよもぎ色がいいコントラストです。

また、爽やかさがあります。
いくら制汗スプレーをしてもベタベタだと気持ちが悪いです。
また、ウェットタイプのフェイシャルペーパーは使いすぎるとお肌の脂分をとってしまい、カサカサになってしまうというデメリットが伴います。使い捨てなので環境にもよくありません。

しかし、手ぬぐいで額の汗をぬぐいますとそこはもうサラサラ爽快気分爽快。
顔がサラサラしていると背中に汗をかいていても不快指数はかなり違います。
汗だけを手ぬぐいが吸収してくれます。
片面がぬれてきても裏返せば使えるし、内側に折り込んでも使用可能。
洗えば何度でも使える優れもの。

そういうことで、私はいつもそれを片手に持ち歩くようにしています。
ごぞんじ。

おいしいものを食べる

2005-08-15 10:10:03 | 今日の一言
おいしいものばかり食べているとおいしいものボケをするといわれたことがあります。

よく、このコーヒーを飲むと他のコーヒーが飲めなくなりますよ。
という人がいます。僕もそうでした。

しかし、そういうものに慣れてしまうと、さらに上を求めてしまうのは人間の欲望のひとつなんでしょう。

ある、料理人が「休みの日には自分はジャンクフードとかよく食べます。」
「それは、そういうものを食べることによって自分が作っているものがどれだけすばらしいか再認識するため」といいました。

おいしいものばかり食べているとそれがスタンダードになってしまい、それをはじめて「おいしい」と感じた感動を忘れてしまうかもしれません。

そういうのを再認識するために今日も僕はポテチを食べ缶コーヒーをがぶ飲みします。