かずまんの日記

美味いモンをトコトン探求するかずまんの日記

台湾茶器

2007-05-24 12:24:28 | 今日の一言
台湾のお話を少し。

今回台湾には茶器をメインターゲットに探しに行きましたのでその報告を。

日本にいるときから行こうと思っていた茶器屋さんへ台北到着後すぐ向かい、聞香杯と飲杯を選ぶんですが、気に入った茶器が高いのなんの!
やっぱり目が肥えてしまった。

中途半端な茶器を買うくらいならイラン!とばかりにとっておきの茶器を選別。
買ったのがコチラ





手作りの茶器。機械で作ったものの厚みよりも数分の一ほどの薄さで手にしっくりくる大きさ。
描かれている絵は菊とざくろ。
聞香杯と飲杯をセットでゲット。一つ一つ微妙にカタチや絵が違うので在庫を見せてもらいセレクトしました。

また、色々なお茶屋さんへ入っては茶器をさがし、色々ゲットしてきたのがコチラの茶器たち


すべて手作りのもの
機械で作ったものは注ぎ口の下のほうから線がすぅーっと入っており一目で分かります。
また、材質も蓋をしめたときに「チャリーン」と金属音的な音がすれば良い材質の土を使っているという証拠うつわ自体が硬いのです。


淹れるお茶によって茶器もかえたいものです。

特にコチラの茶器は今回の一番だと思う茶器。

博物館にあるようなくらい素晴らしい出来。
ある茶屋のオーナーが長年愛蔵していた茶器を1時間頼み込んで譲ってもらいました。
お値段もそれなりにしましたけど。

一人用で手のひらに収まってしまいそうな小さな茶器ですがカタチがもう完成されていて美しい。
質感も滑らかで繊細な仕事をしているのがうかがわれます。
一番良いお茶にはこの茶器で。

葉の大きな包種茶にはそれなりの大きな茶器で淹れてあげます。

仕入れてきた茶に関してはまた今度

ごぞんじ

薬味入れ

2007-05-20 23:45:24 | 今日の一言
薬味を入れるもの

最近ようやくいいものを骨董市で掘り出しました。

半年間探し続けて甲斐があったっちゅうもん。

柚子七味を入れるのにちょうどいい柚子の形をした香合


もともとは香木を入れるものなので量は入りませんが食卓にいつも置きたい一個です。

中に入っているのは「やまつ辻田」さんの柚子七味

芦屋川の「楽ぜん」さんで牛スジ煮込みに使っていてあまりにも香りが良いので教えてもらいましたヨ。

ごぞんじ

赤坂「和知」

2007-05-16 13:00:32 | 今日の一言
先日美味いマグロ丼があるというのを聞き、赤坂までいってきました。

お店の名前は「和知」。古い雑居ビルの2階にある隠れ家のようなお店。
お昼のメニューはマグロ丼のみ。
ごはんの量を少なめ、普通、多めの3種類から選ぶことができ、それに伴いマグロの量も若干変わるそうです。

僕たちがお店に着いたときはすでに3-4人が並んでいましたが、結構回転が速いのでそんなに待たずに中に入ることが出来ました。

待っているときから厨房の中のマグロを見て「これはすごいかも・・・」
マグロのいろんな部位が無造作にまな板の上に転がっているけれど、どれも良い色をしている。中トロも良い感じのサクラ色。
オーダーしたのはモチロンマグロ丼の“ごはんメッチャ多め”。

出てきたのがコチラです。(携帯写メですんません)


アッパレのひとこと。

厚切りのマグロはドコを食べても美味し。
赤身が甘いんですね。またこれが。
砂糖のような甘さじゃなくて美味い玉露を飲んだような甘さ。
「甘」じゃなくて「甜」です。

そしてごはんまでナカナカ辿り着けない。
トロも美味いトロを食べたときの感触「あー広がる~」ってな感じ。
厚焼き玉子も良い味付けでgood.味噌汁も負けず劣らず。
ごはん大盛りで大満足。昼からかなりの睡魔が襲ってくること間違いなし。

コレで千円は安い。倍出しても良いくらいの美味さでした。


和知
港区赤坂2-13-7
03-35056778 

親友の誕生日に・・・・

2007-05-16 00:08:08 | 今日の一言
お久しぶりでございます。
かずまんです。

最近滅法更新がないのでいろんな人からブログを書け書けと催促があったのでがんばりたいと思います。

まずは最近の出来事から。


友達が最近誕生日を迎えたという事で誕生祝いに寿司を食べたいという事で出張すし屋さんになりました。

今回のリクエストは「味の濃い~のならなんでも」

「特にトロを」という事なので良いトロをご用意させていただきました。

しかしながら築地の場内ではトロだけを買うには難しいのでトロの周辺をブロック買い。

仕入れたしたマグロはこちら


初めてこんなマグロを買いました。
毎週土曜日に行っているんですが、自分ではこんなマグロ買わないですからね。今回は特別です。

今回は生の本マグロですぞ。

いやー見るからに芸術的ですね。良いサシが入っています。コレをトロ、中トロ、赤身、血合いと部分に切り分け、刺身にしていきます。


血合いの部分はステーキに。


まさにマグロ尽くし。

あと、いつもよく行くマグロ屋で腹の周りのスジの部分を買い、肉だけをそぎ落とし、ネギトロ用のネタに。

残ったスジの部分は湯がいて冷水に晒し、ポン酢とかぼすで味付け。


今回のこのスジポン、結構僕のなかで成功でした。

前回は醤油と味醂で筋煮こみのようなものを作ったんですけど、どーも脂っぽかった感じがして今回はさっぱりと柑橘系で攻めてみました。

また、残った部位はグリルで焼いてカリカリおつまみのように・・・
コレも正真正銘トロの部分なので濃かったですね。

あと、「つきじ青木」の厚焼とハマチ、うに、鯛の頭とはまちのあらで潮汁を・・・


さーて食べてみるとどうですか!!

生のまぐろはホントにうまし。
特に赤身が絶品。

赤身が甘くて融けるよう。
贅沢きわまりないですよ。この美味しさは。
これを食べたら他のヤスモンはちょっとごめんなさいですね。

もちろんトロの部分も最高です。
美味いモンを食べると声が出ませんね。
3人で黙々と食べているのは異様な光景でした。

でもね、3人でこの量はちょっと多すぎでしたね。
頭の中では食べたい気持ちで一杯なんですけど、胃が受け付けてくれない。
でも、マグロは2時間くらいかけて最後まで平らげましたヨ。

ホント、シェフ冥利に尽きますね。
美味いって言ってもらえるのが。朝4時から起きて築地に行った甲斐があったっちゅうもんです。

東京に行って築地の近くに住むって言う夢が叶い、サカナ尽くしの週末を過ごす今日この頃です。

ごぞんじ。