初めて丹波の猪肉を食べたのは先週12/6に丹波のやまひで猪肉店を訪れたときのこと。
牛丼ならぬ猪丼を食べたときのことであった。
そのときはあっさりした肉だと言う印象しか受けなかったのだが、ぼたん鍋にすることによって猪の本来のよさが発揮されたようで初めて食べた印象よりも数倍高得点の「猪鹿蝶」を出したような感動をおぼえた。
猪を食べるには“ぼたん鍋”が一番だと聞いた僕は早速、猪突猛進大阪に帰って猪肉の商品撮影を始める。
猪のようにまっすぐ帰って撮影をした翌日、ぼたん鍋を実際作ってみた。
意外や意外、ぼたん鍋の作り方は簡単。
はじめにダシをとってその中に付属の味噌を入れて沸騰しそうになったところに猪肉を投入。
猪肉はほかの肉と違い、火を通せば通すほど柔らかくなる性質があり、煮すぎる心配がない。
アクもそれほど出ず、アク取りを頻繁にする必要もない。
猪肉に十分火が通ったら野菜の投入。
野菜は基本的にお好み。
しかし、一つだけ外せない食材があるのだ。
それは、大根。
“猪大根”という言葉もあるほど、猪と大根との相性がいい。
猪のエキスを大根がスポンジのように吸収し、大根が今はやりの“ど根性大根”ならぬ、“どえらい大根”に変身する。
野菜に火が通ったら食べごろでその頃には猪の肉はいい塩梅に柔らかくなっている。歯で簡単に噛み切れるくらいの柔らかさだ。
先日丹波を訪れたときに吊るされていたあの屈強なごつごつした全身太い毛で覆われていた肉の塊が鍋の中で軟弱で天女の羽衣のようなしんなり柔らかな食材になっているのだ。
味はいのしし・・・もとい、いの一番にはパンチはなかったが、口の中で咀嚼していくと猪が茂みから飛び出してきたようにいきなりうまさが襲ってきた。
一口食べたところで、「おーっ!これはうまい。」と数秒間うつむきながらその余韻に浸る。
けもの臭さはみじんもない。無臭と言うと嘘になるが気にならないかおり。
続いて大根を食べたがこれも絶品。
ど根性で猪のエキスを奪い取った大根は最高のぼたん鍋のエキストラ。
頂いた猪肉がかなりの量があったので猪のエキスもかなり出たのでしょう。
申し訳程度の肉ではこの味は出ないとやまひでさんも申していました。
こういうときは思う存分贅沢をして思う存分、冬の味覚味わっていただきたいです。
またこのぼたん鍋のスープが猪八戒も驚くほど絶品で飲むほどに体があったまってくる。
三蔵法師も孫悟空や沙悟浄までもが天竺に教典とともに伝えたがるほどありがたいスープなのである。
みそで味付けしているのでさぞかし「おじや」などが合うだろうと楽しみにしていたのですが、如何せんそのスープがうますぎておじやにできるほどのスープが残っておらず、おじやはあきらめました。
心も体もあったかくなった僕は猪のように丸くなりながらその猪が棲んでいた丹波の方向に手を合わせ感謝の念を抱きました。
来年の戌年の後は猪年。来年のことを言うと鬼が笑うと言うが再来年のことは鬼も構いはしまい。
再来年、必ずくるであろう(?)ぼたん鍋ブームの前に極上の丹波産いのししを誰よりも早く先取りするのも、いいのではないでしょうか。
ごぞんじ。
丹波産純系猪肉
牛丼ならぬ猪丼を食べたときのことであった。
そのときはあっさりした肉だと言う印象しか受けなかったのだが、ぼたん鍋にすることによって猪の本来のよさが発揮されたようで初めて食べた印象よりも数倍高得点の「猪鹿蝶」を出したような感動をおぼえた。
猪を食べるには“ぼたん鍋”が一番だと聞いた僕は早速、猪突猛進大阪に帰って猪肉の商品撮影を始める。
猪のようにまっすぐ帰って撮影をした翌日、ぼたん鍋を実際作ってみた。
意外や意外、ぼたん鍋の作り方は簡単。
はじめにダシをとってその中に付属の味噌を入れて沸騰しそうになったところに猪肉を投入。
猪肉はほかの肉と違い、火を通せば通すほど柔らかくなる性質があり、煮すぎる心配がない。
アクもそれほど出ず、アク取りを頻繁にする必要もない。
猪肉に十分火が通ったら野菜の投入。
野菜は基本的にお好み。
しかし、一つだけ外せない食材があるのだ。
それは、大根。
“猪大根”という言葉もあるほど、猪と大根との相性がいい。
猪のエキスを大根がスポンジのように吸収し、大根が今はやりの“ど根性大根”ならぬ、“どえらい大根”に変身する。
野菜に火が通ったら食べごろでその頃には猪の肉はいい塩梅に柔らかくなっている。歯で簡単に噛み切れるくらいの柔らかさだ。
先日丹波を訪れたときに吊るされていたあの屈強なごつごつした全身太い毛で覆われていた肉の塊が鍋の中で軟弱で天女の羽衣のようなしんなり柔らかな食材になっているのだ。
味はいのしし・・・もとい、いの一番にはパンチはなかったが、口の中で咀嚼していくと猪が茂みから飛び出してきたようにいきなりうまさが襲ってきた。
一口食べたところで、「おーっ!これはうまい。」と数秒間うつむきながらその余韻に浸る。
けもの臭さはみじんもない。無臭と言うと嘘になるが気にならないかおり。
続いて大根を食べたがこれも絶品。
ど根性で猪のエキスを奪い取った大根は最高のぼたん鍋のエキストラ。
頂いた猪肉がかなりの量があったので猪のエキスもかなり出たのでしょう。
申し訳程度の肉ではこの味は出ないとやまひでさんも申していました。
こういうときは思う存分贅沢をして思う存分、冬の味覚味わっていただきたいです。
またこのぼたん鍋のスープが猪八戒も驚くほど絶品で飲むほどに体があったまってくる。
三蔵法師も孫悟空や沙悟浄までもが天竺に教典とともに伝えたがるほどありがたいスープなのである。
みそで味付けしているのでさぞかし「おじや」などが合うだろうと楽しみにしていたのですが、如何せんそのスープがうますぎておじやにできるほどのスープが残っておらず、おじやはあきらめました。
心も体もあったかくなった僕は猪のように丸くなりながらその猪が棲んでいた丹波の方向に手を合わせ感謝の念を抱きました。
来年の戌年の後は猪年。来年のことを言うと鬼が笑うと言うが再来年のことは鬼も構いはしまい。
再来年、必ずくるであろう(?)ぼたん鍋ブームの前に極上の丹波産いのししを誰よりも早く先取りするのも、いいのではないでしょうか。
ごぞんじ。
丹波産純系猪肉