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かずまんの日記

美味いモンをトコトン探求するかずまんの日記

かずまん、丹波の猪肉かく語りき

2005-12-15 00:05:12 | たべデパ
初めて丹波の猪肉を食べたのは先週12/6に丹波のやまひで猪肉店を訪れたときのこと。
牛丼ならぬ猪丼を食べたときのことであった。
そのときはあっさりした肉だと言う印象しか受けなかったのだが、ぼたん鍋にすることによって猪の本来のよさが発揮されたようで初めて食べた印象よりも数倍高得点の「猪鹿蝶」を出したような感動をおぼえた。

猪を食べるには“ぼたん鍋”が一番だと聞いた僕は早速、猪突猛進大阪に帰って猪肉の商品撮影を始める。

猪のようにまっすぐ帰って撮影をした翌日、ぼたん鍋を実際作ってみた。
意外や意外、ぼたん鍋の作り方は簡単。

はじめにダシをとってその中に付属の味噌を入れて沸騰しそうになったところに猪肉を投入。
猪肉はほかの肉と違い、火を通せば通すほど柔らかくなる性質があり、煮すぎる心配がない。
アクもそれほど出ず、アク取りを頻繁にする必要もない。

猪肉に十分火が通ったら野菜の投入。
野菜は基本的にお好み。
しかし、一つだけ外せない食材があるのだ。
それは、大根。
“猪大根”という言葉もあるほど、猪と大根との相性がいい。
猪のエキスを大根がスポンジのように吸収し、大根が今はやりの“ど根性大根”ならぬ、“どえらい大根”に変身する。

野菜に火が通ったら食べごろでその頃には猪の肉はいい塩梅に柔らかくなっている。歯で簡単に噛み切れるくらいの柔らかさだ。
先日丹波を訪れたときに吊るされていたあの屈強なごつごつした全身太い毛で覆われていた肉の塊が鍋の中で軟弱で天女の羽衣のようなしんなり柔らかな食材になっているのだ。

味はいのしし・・・もとい、いの一番にはパンチはなかったが、口の中で咀嚼していくと猪が茂みから飛び出してきたようにいきなりうまさが襲ってきた。

一口食べたところで、「おーっ!これはうまい。」と数秒間うつむきながらその余韻に浸る。
けもの臭さはみじんもない。無臭と言うと嘘になるが気にならないかおり。

続いて大根を食べたがこれも絶品。
ど根性で猪のエキスを奪い取った大根は最高のぼたん鍋のエキストラ。

頂いた猪肉がかなりの量があったので猪のエキスもかなり出たのでしょう。
申し訳程度の肉ではこの味は出ないとやまひでさんも申していました。
こういうときは思う存分贅沢をして思う存分、冬の味覚味わっていただきたいです。

またこのぼたん鍋のスープが猪八戒も驚くほど絶品で飲むほどに体があったまってくる。
三蔵法師も孫悟空や沙悟浄までもが天竺に教典とともに伝えたがるほどありがたいスープなのである。
みそで味付けしているのでさぞかし「おじや」などが合うだろうと楽しみにしていたのですが、如何せんそのスープがうますぎておじやにできるほどのスープが残っておらず、おじやはあきらめました。

心も体もあったかくなった僕は猪のように丸くなりながらその猪が棲んでいた丹波の方向に手を合わせ感謝の念を抱きました。

来年の戌年の後は猪年。来年のことを言うと鬼が笑うと言うが再来年のことは鬼も構いはしまい。
再来年、必ずくるであろう(?)ぼたん鍋ブームの前に極上の丹波産いのししを誰よりも早く先取りするのも、いいのではないでしょうか。


ごぞんじ。

丹波産純系猪肉

丹波産猪肉登場

2005-12-14 18:14:11 | たべデパ
コレは言わずにはおれまい。
丹波から猪肉の登場です。

http://www.japan-food.jp/goods_detail_501.html

先週雪の中、丹波で見つけてきた純系猪肉をいち早く皆さんにみてもらおうと思って先ほどアップしました。

明日は、もっと詳細をサイト内でアップする予定です。
ボタン鍋を食べた感想などもありますので要チェックですよ!

なるほど見聞録もチェックしてくださいね。



ごぞんじ。

生チョコの製造工程公開

2005-11-28 15:30:24 | たべデパ
カランダッシュの冬限定の生チョコを取材してきました。

今回特別に製造工程を見せていただきました。

シャンパンの生チョコ

厳選されたカカオバリーのミ・アメール(カカオ58%)とヴァローナのブラックチョコレートとヘーゼルナッツのはっきりした風味で、重くないこくのある香りが特徴のジャンドゥジャ・ノワールチョコレートを刻んでいく。

  
         【カカオバリー ミアメール】                  【バローナ ジャンドゥジャ】
 

熱伝導率の高い銅製のボールに生クリームをいれ熱を加えていく。


                 【チョコレートにはやっぱり銅でしょ】

熱が加わったボウルの中に先ほど刻んだチョコレートをいれ溶かしていく。


  【素早く仕事をするのがショコラティエの命です】

混ざったチョコレートにシャンパンのリキュールを加え、伸展性がよく水分が少ないカルピスバターを加え、さらにかき混ぜていく。


   【しっかりと用法用量を守っています】


     【高級バターの代名詞カルピスバター】

全体的にまとまったら、型を作りその中に流し込んでいく。


        【ぴったりの量を作ります】

冷蔵庫で固めたら型から出して、等間隔でカットしていく。


  【しっかり同じ大きさにするのがショコラティエ!】

カットした後、ココアパウダーのコーティングをし、完成。

  
        【うまそうなサイコロがごろごろ】           【しっかりと宝石箱のように詰めていきます。】

以上。生チョコの製造過程でした。
シャンパンの香りが舌の上で昇華していく感覚を想像してみてください。
マチスもびっくりの価値あるキュービズム。
冷凍で保存して欲しい数だけ解凍して食べてください。
ごぞんじ。