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季節の風景

各地の季節の風景や行事を写真に撮りブログにしていこうと思います。

この春出会った野の花々 その1 2025年3月~5月

2025-05-15 23:02:12 | 季節の風景

今年の春も あちこちの山へ出かけました。今年の冬は あちこちで吹雪や積雪や氷に

苦しみながら 歩いたこともありましたが、季節は自然に移り変わり、春の花があちこちで

咲くようになり、その花たちを見るたびに「ああ、また無事に一年過ごせたなあ」と

感謝しつつ、花を眺めました。そんな花たちをいくつかピックアップしました。

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4月1日に訪ねた 滋賀県多賀町の霊仙山山頂は 標高が1000mから1100m

のたるスト台地になっていて、大小の石灰岩が ゴロゴロしている関西では

あまり見ない風景でしたが、その沢山の石灰岩の間には 沢山の残雪がありました。

しかしその残雪のないところには 沢山の早春の花々が咲いていました。

これはアマナの花です。

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これは山ネコノメソウです。残雪を避けた 石灰岩の間にびっしりと咲いていました。

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これは福寿草です。この花は通常群生しているのをあまり見かけないのですが

ここでは 大量に咲いていました。通路になっている岩稜帯の岩の間にたくさん

咲いているので あわや踏みそうになったことが たびたびありました。

最初はあまりたくさん 黄色い花が咲いているので タンポポの花と思いましたが

葉っぱを見て 福寿草と分かりました。

とにかく山頂付近の一体に 残雪のない場所、どこでも咲いていてびっくりしました。

カルスト台地なので石灰岩が露出していて 土壌がアルカリ性なので それを

山ネコノメソウや福寿草が好むのでしょうか。

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大阪の家の裏山の岩湧山には 毎年白花猩猩袴(しろばなしょうじょうばかま)が 同じところに

咲きます。

これは3月30日の写真です。毎年2月初めから咲きだしますが 今年は少し遅く咲き始めました。

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こちらは同じ場所の花で 4月8日の白花猩猩袴です。

毎年3月中には花が終わり 4月には種ができていたと記憶していますが この花は4月になっても

まだ咲いていました。桜の花やカタクリの花が咲くころには 猩猩袴は終わっていたような記憶が

ありますが 記憶違いかもしれません。

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こちらは ポンポン山のカタクリの花です。(4月16日ポンポン山)

ポンポン山は 京都府長岡京市にある我が家の裏山で、京都西山山群と呼ばれる山々の中に

あります。山頂からは京都市内が一望でき、京都府民憩いの山です。

このカタクリの群生地は ポンポン山山頂付近にあります。

善峯寺の上の杉谷という集落のMさんという方が この土地の持ち主ですが ポンポン山の

常連ボランティアのリンさんたちがフェンスを作り囲って保護しています。

そうしないとたちまち鹿に食べられてしまいます。

この山には 沢山の動物が生息していて 熊、猪、などがいて特に鹿の大群は 里山を

我が物顔で走り回り、とても危険です。私ももう少しで 鹿の大群に大原野神社の前で 

蹴り殺されそうになりました。

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リンさんたちが保護しているおかげで ここのカタクリの群落はとても見事です。

かなり広い範囲で カタクリが群生していて とても見事です。

こんな大群のカタクリは ほかの山では見た事がありません。

よく行く 金剛山や 大和葛城山のカタクリの群生地も こんなに広くありません。

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この春蘭もリンさんたちが 金網ネットで保護しています。(4月16日ポンポン山)

保護ネットの隙間から写真を取ったので あまりうまく映っていませんが

中央上部に二輪ほど咲いています。

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ポンポン山から南へ暫く歩くと 大沢峠があります。ここの九輪草群生地も見事で

ここもリンさんたちが保護しています。(5月1日ポンポン山)

でもこの植物は鹿が食べませんね。人間が踏まないように 保護しています。

この写真は5月1日に咲き始めた九輪草を取りました。まだ1輪しか咲いていませんでした。

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これは 金剛山の山瑠璃草です。瑠璃色のかわいい花が 山道に沿って 点々と

咲いています。(4月26日金剛山)

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これも金剛山の 延齢草(えんれいそう)です。(4月26日金剛山)

外側の茶色い花びらのようなのは 中心部の花を包んでいたガクだそうです。

斜面にたくさん咲いていました。

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これは 金剛山のお花畑の二輪草です。見事なお花畑です。(4月26日金剛山)

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登山道の 両側の斜面いっぱいに 二輪草がびっしりと咲いていて見事です。(4月26日金剛山)

こんなに広いお花畑は珍しいのではないでしょうか。

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これも金剛山の次郎坊延胡索(じろぼうえんごさく)です。(4月26日金剛山)

岩湧山のこの花はもう少し色が濃い色をしています。

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これも金剛山のイカリソウです。これは金剛山山頂の うどん屋さんのご主人が

店の入り口で大切に育てている花です。(4月26日金剛山)

この花を見ると 私の実家の裏山、島根県松江市の嶽山(だけさん)の山中に 毎年今頃に

沢山咲いていたのを思い出します。

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これも金剛山山頂のうどん屋さんのご主人が 大切に育てている シラネアオイです。

(4月26日金剛山)

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この花も 金剛山山頂のうどん屋さんのご主人が育てている 春蘭です。(4月26日金剛山)

ご主人はこのほかにも クロユリを育てています。

育てていると言えば 世界遺産大峯奥駈道の 大普賢岳登山口の奈良県上北山村の

和佐俣登山口の山小屋のご主人が育てている 大山蓮華もたくさん咲いて見事でした。

鹿に食べられないように 大切に保護されていました。

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ポンポン山の九輪草群生地(2025年5月16日)

ポンポン山中腹の大沢峠の九輪草群生地は「九輪草広場」として ボランティアのリンさんたちが

保護しています。

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ポンポン山の九輪草群生地(2025年5月16日)

このお教わ峠の九輪草群生地は見事ですが この日の前日に 私はたまたま 大原野森林声園内の

尾根道で 九輪草群生地を見つけました。この写真ほど密集はしていませんが 広範囲に

九輪草が群生していました。

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ポンポン山の九輪草群生地(2025年5月16日)

九輪草の語源は 多宝塔の屋根の飾り金物の九輪(九段になった飾り金物)に由来して

名付けられたということですが なかなか 九輪になった花は お目にかかれません。

この花は五輪ほどありました。

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その2へ続く

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