古都奈良に早春を告げる行事 若草山の山焼き
我が家の裏山の岩湧山の山焼きは、毎年3月末に行われ
何度か見に行ったことがある。
別のブログ「岩湧の森」でも紹介している。
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このポスターの写真は大仏殿の屋根も入っている。
こんな写真はかなり遠くからしか撮れない。
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山焼きは夜からなので、昼間に撮影ポイントをあちこちチェックする。
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「シルクロード交流館」南側の池越しのポイントは、午後2時
だというのにすでにかなりのカメラマンがスタンバイ。
ここは人気のスポットらしい。
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東大寺大仏殿越しには若草山は少ししか見えない。
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東大寺西門から中を覗くと山が大きく見えるがここは
夜は閉まっているかも知れない。かなりいいポイントだがなあ。
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東大寺境内ー中門付近からは 少し無理やなあ。
山が少ししか見えない。
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奈良市内は鹿が多く、看板も「鹿に注意」があちこちに。
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「浮見堂」から見る山は、若草山と違うような気がする。
なかなかいいポイントだけどなあ。
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この時期、あちこちで小さな子鹿がじっとしている。
思わず踏みそうになった。
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飛火野に来た。広々として、真冬の空気が爽やかだ。
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大トンド会場は 飛火野にある。
大トンドは各家庭の注連縄が集められたもので、
午後2時からすでに燃やされている。
ここで採火された火が若草山へ運ばれる。
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すでに松明が用意されていた。
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午後4時半から採火神事が始まる。
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4時半から採火神事の祝詞奏上が始まる。
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長い松明で採火された。
参列者は、春日大社の神官を始め東大寺の僧侶、興福寺の僧兵、
吉野金峯山寺の山伏修験者と バラエティに富んでいる。
神仏合作だ。
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御神火が運搬用の箱に移された。
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いよいよ行列のスタートだ。
僧兵姿は興福寺の僧侶。
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金峯山寺の山伏も続く。
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松明にはまだ点火されていない。御神火は木の箱に入り
神官が運ぶ。
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吉野の修験者が法螺貝を鳴らす。
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「水谷神社」に到着後、神事のあと 松明に点火される。
その後松明を持ち、行列進行し最終の野上神社へ進む。
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松明を持つのは 春日大社の白丁たちだ。
※白丁は無位無官の下働き男子で、白い着物を着て働く。普通は
素足に草鞋だが、ここでは足袋を履いている。
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しんがりは山伏たちの法螺貝だ。
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野上神社で神事が行われた後、松明は若草山へと向かう。
私は先回りして、シルクロード交流館南側の春日野園地へ向かう。
あの芝生広場が 一番無難そうだ。
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打ち上げ花火スタート
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午後6時から、若草山山頂から花火が打ち上げられる。
※山頂右下で火が見えるのは、花火の残骸から草が引火したもの。
松明で点火する前にすでに 山の一部で燃え始めた。
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次々に打ち上げ花火が上り、歓声が上る。
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午後6時に松明から点火され、山焼きが始まる。
次第に燃え広がる。隠れていた月も出てきた。
ゴー とかパチパチ とか枯れ草が燃え上がる音がよく聞こえる。
近くで見ているからかなりの迫力だ。
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※花火が終わった後に 山焼きがはじまるので 実際は
こんな風景はありません。これは合成です。
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斜面を燃え広がる山焼きの火。
これも合成です。燃え広がりながら初めの部分は鎮火
していくので、山全体が燃えることはないから、シャッター
開放で写すか、合成するかです。
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池の周りでカメラを三脚に固定していた、沢山のカメラマン
やカメラウーマンたちに聞いた話をまとめると
「シャッター開放したままだと 明るくなりすぎる。
レンズに黒い袋をかぶせて時々袋を取って 露光させることが必要」だとか。
そうすれば山全体が燃え上がり、それに花火が
打ち上っている写真になるそうだ。「多重露光写真」というらしい。
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