ゴールデンウイークのさなか、春爛漫の紀州路を歩いた。
世界遺産「高野山」への表参道は「高野町石道」でこれも世界文化遺産
であるが、その出発点が「九度山町」である。
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無料駐車場に車を入れると、満開の藤棚の向こうに鯉が見えた。
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この川原は丹生川で、向こうに流れているのが紀ノ川（奈良県では
吉野川）で、ちょうど合流地点だ。子供が網を持って走っている。
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青空を吹き抜ける風に、はためく鯉幟。見ていても気持ちがいい。
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九度山の街中を歩く。古い家並みが続く。
この休憩所で、案内パンフレットをもらう。
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町家では、人形祭りが行われていて、家々に飾った人形を見て歩く。
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このような江戸時代の人形も飾ってある。
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端午の節句が近いので、鎧兜の飾り物が多かった。
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町中心部の展示場では、お雛様のジオラマが完成して
公開されていた。
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関が原の戦いで西軍に付いた、真田幸村はここ九度山で蟄居させられた。
大阪夏の陣でなくなった後、その屋敷跡がお寺となり、
「真田庵」として残された。
藤棚の下の部屋にも、武者人形が展示されていた。
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境内には真田親子の墓所もある。
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また九度山町には、慈尊院もある。
ここに空海の御母堂が眠る。
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境内には沢山のお地蔵様。
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鐘楼の横には満開の白い藤の花が咲いていた。
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「おっぱい」の形をした「乳型」と呼ばれる沢山のおっぱいが
奉納されている。安産祈願、乳がん平癒など 願い事はさまざまだ。
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慈尊院は世界文化遺産の「高野町石道」の出発点だ。
空海の母の眠るここから、その息子空海の眠る高野山奥の院までの
１８０丁の始点が、この右側の石碑ー町石だ。
※町石道の終点は実際は、高野山壇上伽藍境内にあります。
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九度山町の紀ノ川を挟んだ対岸の橋本市御幸辻の「子安地蔵寺」
に寄って見た。藤の花で有名な寺だ。
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山門でお出迎えしてくれる 今年の藤娘さん。
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境内の藤は大きく垂れ下がり、毎年見事だ。
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垂れ下がった藤の花は下から見上げてもきれいだ。
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紫の雨が降っているようで とても見事だ。
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ちょうど今が満開だ。
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そのほか境内には、杜若や牡丹が咲いている。
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バラの花に見える、八重のツツジの花だ。
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