元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

黒龍江大学日本語教師No.174

2010年10月28日 | 日記
人気の「藤平先生」のお話。黒龍江大学は、構内を「A区」、「B区」、「C区」の三つの区に分けている。そのB区の学生1号食堂の1階が「藤平先生」の活躍の舞台だ。「藤平先生」は、東京都のご出身。年齢は私とほぼ同じ。会社を退職後、現在、黒龍江大学の学生として中国語を勉強されておられる。「5カ年計画で中国語をマスターし、日中友好交流促進のため、それを80歳まで活用する」という明確な目的と強い学習意欲をお持ちの方。「藤平先生」は、様々な課題に果敢に挑戦されておられる方で、私から見てほんとうに学ぶことの多い先生である。

毎朝、6時半頃から「藤平先生」による日本語の授業が学生食堂の中央付近で開催される。目印は、「藤平先生」がかぶっておられる「赤い帽子」だ。当大学で日本語を学ぶ学生から別の学部の大学院生まで、幅広い学生たちが「赤い帽子」を目指して集まってくる。食事をしながらの発音練習、ヒアリングなど、かなりの声で授業が始まる。また、朝食時だけでなく、午後5時から夕食時も同じ場所で授業を行っておられる。

「藤平先生」にお聞きすると、この食堂で一緒に勉強している学生は、総勢約30人とのこと。人気も高いし、学生たちの評判もいい。向学心に燃える中国人学生と人気の「藤平先生」の積極的な姿勢を学ぶために、私も時間を見つけ、この授業を時々見学させてもらっている。

人気の赤い帽子の「藤平先生」と学生たち(その1)


「藤平先生」と記念写真(その2)




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