野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

信州のりんご 蜜の正体

2020-12-15 00:00:00 | 植彩絵日記
りんごの美味しい季節
信州生まれの私は
りんご大好き


『ふじ』と『サンふじ』
能書きを調べてみると

『ふじ』は
国内生産量No1
海外でも評価は高い
果実は大きめで甘みが強く
果汁もたっぷり
肉質はやや固め

『サンふじ』は
『ふじ』を袋を掛けないで栽培
『ふじ』より甘みが強く色も濃い
表面はややまだら

要は
袋を掛けるか掛けないか
の違い


『蜜』の正体は
芯の周りにできる透明な部分で
糖アルコールのソルビトールが
しみ出したもの

蜂蜜に似ているので
こう呼ばれているが
実は『蜜』は甘くない

完熟しているので
全体の糖度が高く
『蜜入り=甘い』
とされている

蜜の入った林檎は
完熟なので
長期保存はできない

春先に出回る林檎は
早めに収穫して保存したもの
だから蜜は入っていない



このりんごを育てているのは
高校時代の同級生
彼女とは
背の小さい一番を争っていた仲
そして
二人とも
相変わらずおチビちゃん


今年の出来はどうですか?
とご主人に聞くと
まずまずです
どういう訳か
今年のは
形がいびつなものが多い


すかさず彼女

味はいいけどね


全くその通り
甘くシャキシャキの
美味しい林檎

甘い香りに包まれ
美味しい林檎を頬張りながら
一気に仕上げました


毎年
毎年
同じ年はない
おてんとさまと喧嘩はできない

だから
農業は楽しい












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