野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

下仁田ネギ ネギさび病

2020-11-30 00:00:00 | 絵日記
葱の原産地は
中国西部・中央アジア

中国では
2000年前から栽培され
日本へは古い時代に中国から渡来
『日本書記』にも『岐』(き)
と記録されている

下仁田ネギは
群馬県甘楽郡下仁田町の特産
名付け親は牧野富太郎博士

このネギは生では辛いが
煮ると特有の甘みと
風味が増し美味


緑色の葉に
橙色の楕円形の斑点
葱の病気『ネギさび病』
橙色のサビが付いているようだ

人には感染しないので
食べても問題はない

斑点の皮が破れて
橙色の粉状の胞子が
飛び散り感染する

病原菌は胞子の状態で越年
翌春に飛び散って伝染する


原因は

春・秋の低温と降雨が多い時
肥料切れによる生育不良
混みすぎや
雑草が生えて風通しが悪いと発生


対策は

橙色の斑点を
見つけたらすぐに薬剤を散布
肥料をやる
混みすぎの苗の間引き
雑草を取る

橙色の斑点の付いた葉は
見つけたら取り除き
放置せず
胞子の飛び散りを防ぐため
土の中に埋める


人は食べる為に
栽培していると思っているが

植物からすれば
種の保存のため
人間を奴隷化して
栽培させている

管理が悪いと
すぐに症状が現れ
人に警告する

今回
人間に蔓延した
コロナウィルスを見ているようだ

何処かの哲学者が言っていた
新しい解釈
何だか
妙に納得してしまう










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