サクランボ

黙っていたら無口だと言われた



サクランボの姿を見ると気持ちが明るくなる、かるくスキップする。どうして？　それほど好きではなかったのだけどね。初めてちゃんと口に入れたのは、とっても高級品だった（らしい）。らしいというのは価値を知らなかったから。回りに言われて知った。
仕事で山形に行き、帰りにもらったんだよね。木箱に入っているから高いのだろうとは思っていた。でもさ、サクランボだよ（当時のワタクシの感覚です）。ところがどっこい、こいこいこいで、数千円ではないかもと指摘された。まさか、サクランボが･･･世間知らずの田舎者は絶句した。その後、縁あって有名な果物系のお店の仕事をしたとき、果物の価値を知ってしまった（教えられた）。
サクランボは毎年食べるようになった。でも高価なものは買えないので基本は不揃いのもの（安くて量が多いし、じゅうぶんにおいしい）。なんでも不揃い好きだしね。
サクランボ、桃、リンゴは、その季節にしか食べない果物です。だからとても大事です。





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