今朝の信州は、今は雨ですが、今朝は霙雪です。気温は
1度ですから、雨ですが夜明け前は氷点下で雪だった
のでしょう。
今日はお彼岸ですが先日の雪の後冷え込んだ日が続き
ご先祖へのお墓詣りには、雪があって行かれませんの
で、しばらく様子をみて雪が消えたころにお墓参りを
したいと思っています。
お彼岸の語源は、古代インドの言語であるサンスクリ
ット語の「paramita(パーラミタ)」中国語で「到彼岸
(とうひがん)と訳されたものが、やがて日本ではお彼
岸」と呼ばれるようになりました。
お彼岸は日本で始まった風習で、インドや中国にもあり
ません。お彼岸の起源は平安時代にさかのぼり、ご先祖
様のご供養をする仏教行事として広まったのは室町時代
といわれます。仏教思想や太陽の動き、天文学と結びつ
き、お彼岸は日本独自の習わしとして定着しました。
春と秋のお彼岸の期間はそれぞれ7日間。少し長いので
は?と思われるかもしれませんが、この7日間という期
間には理由があるようです。
お彼岸の中日である今日、春分の日と秋分の日はご先祖
様を偲ぶ日で、中日以外の6日間は「修行を積む期間」
とのことだそうです。お彼岸におこなわれる修行期間中
は、6つの修行を1日一つずつおこなうとされています。
①「布施」(ふせ)…財や心を他人に施すこと
②「持戒」(じかい)…心を戒めること、他人に迷惑
をかけないこと
③「忍辱」(にんにく)…不平不満を言わないこと、
腹を立てないこと
④「精進」(しょうじん)…常に努力をおしまないこと
全力で物事にあたること
⑤「禅定」(ぜんじょう)…心を静かに保つこと、反省
を忘れないこと
⑥「智慧」(ちえ)…真実を見る智慧、正しい判断力
を身につけること
この6つの修行を仏教では六波羅蜜(ろくはらみつ)と
呼び、お彼岸の今日お中日の前3日後3日の6日間に
こんな修行をするために1週間のお彼岸のようです。