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演劇知

劇的考察譚

挙式とは

2016-04-30 19:01:18 | Weblog


4月下旬、挙式に招待いただく。教え子の挙式。パーティーは経験あるが挙式からは初めて。良い経験させていただけたなぁ。大した人間でないわたしを呼んでいただけるなんて恐悦至極である。



奇妙なウェルカムボード。弟さん作成。このクオリティで作れるなんてほんと素晴らしい才能。一瞬荒木先生が送ったのかと思っちゃったもの。

着席。式が始まる。



人前式。招待された我々が永遠なる愛の誓いの証人となるのである。マリアドレスの旧姓織田さん。大人になったぁと感慨深くなる。かつて問題児だったのが嘘のようだ。



親友ボロ泣き。わたしも涙するかなぁと思っていたが隣でここまで泣かれたら涙も出ない。なんか笑けてくるよ。







美容師ならではのお色直しヘアショー。技術を活かした洒落た演出だ。これが演劇人ならエチュードするしかない。



両親への言葉。改めて式は家族へのギフトなんだなぁと思う。ご両親が「若く未熟者の二人ですが…」と言ったのがとても印象的であった。未熟な二人が同じ時間を過ごしいつか見送る側に回るんだもんね。仮にわたしが式することがあったら「おじさんですが未熟な…」になるのかと思うとなんか笑けてくるよ。


二次会のパーティー。挙式の際にわたしの隣にいた新婦側のお友達の名を記憶しており、二次会でお会いした時に「アベさんですよね?」と声掛けする。わたしが名前を覚えていたことにとても驚いていたようで、お返しにとわたしの名前を思い出してくださる。


「えっと、えっと…シライシさんですよね?


いいえ、渡辺です。




おなじみのメンバーが集う。



受付業務頑張った2人。



気のおけないメンバー



大塚巧己





ニッシーさんがゲームで賞品をゲットしていた。もっている男だ。




7時間飲みっぱなしなもんでこの頃には大分出来上がっている。目がいっちゃっているぞわたし。



和やかな素晴らしいパーティーであった。これから色々あると思うが、決意したのだ。そして誓ったのだ。今後も頑張れ、お二人!



そしてわたしは謎に頬キッスを奪われる。今後も頑張れ、わたし!



三次会。12時間飲んだわたしはタイムリープをする。帰りにビルから消えたようだ。人は飲みすぎると時空間を越えられる。




花見2016とは

2016-04-30 17:57:35 | Weblog
4月の初旬に花見をする。

遥か過去、小雨降り桜が全て散った並木道を見た竹田氏に延々と変わらぬその風景から「忍者の里」と言わしめた光が丘公園での花見、奇しくもact orch花見は同じ場所で行われることとなった。





人がいる!当たり前の光景に感動。露店がとろこ狭しと出店されている。かつて見たあの忍者の里はなんだったのだろう…幻だったのかな…











少人数であったが密な良い時間を過ごせた。






皆様からの頂き物。本当にありがたい。花見から一ヶ月経つが依然カレーは食べきれず。そしてこのグラスで飲むビールが普段より美味しく感じるのですよ。

CMが来そうな会心の笑み。これ見た子が「おばさん」と言いやがった。


また集まりたいですな。

10年

2016-04-01 01:19:35 | Weblog


突然ではありますが、昨日をもって10年携わってきた現場を離れることになりました。大人の都合でのことです。今後どうなるか分かりません。また戻るかもしれませんし、長期に渡り離れるかもしれません。ただ己にとっては人生の分岐点になろうこの事態。青天の霹靂とは正にこのこと。開いた口が塞がりません。
ただ捨てる神あれば拾う神有り。今月から別の地域でお世話になることになりました。人生どうなるか本当に分からないですね。


10年前、当時の担当であった谷氏から引継ぎこれまでやってきました。引き継ぐ時はものの数十分で決断しなければならず非常に困惑したことを覚えています。その時に仰っていただいた「教えることもあれば学ぶこともある」の共学共教の精神でこの道に入ることに。その後あれよあれよと初回の時間に。当時の子達にしてみれば突然わけの分からぬ小僧が現れ大変戸惑ったことと思います。ただただ申し訳ない。
当時はどうすればいいか本当に分からず暫くは谷氏と同じ方針で展開していきました。が、数年経ってからはなんとなくではありますが己の味を足すことが出来るようになり、自身が現場に立つことの意義を少しずつ見出せるようになりました。経験を重ねることの重要さ。10年という月日は人に少しの自信を与えてくれます。

その後計150人程の子達とともに歩んできました。谷氏の時もそうでしたがこの時間の目的はヒューマンスキルなわけですね。直接人生の役に立つものではないかもしれないですが、それでも彼、彼女たちの今後の展望に少しでも寄与することが出来たのであるならばこれ以上に嬉しいことはありません。



それぞれの期にそれぞれの思い出があります。引継ぎであっぷあっぷの9期、初のオール受け持ちで緊張しっぱなしの10期、わたしを泣かせにかかった11期…

そのように時間が流れ、その中でいつかは「この日」が来るなと思っていました。しかしいざ実際に来てみるとこの感情をどうしてよいか分かりません。表現の仕様もないです。あまりにも急であり、また理不尽であったゆえに。

ふと思ったのですが、これまで取り扱ってきたインプロやエチュードはこの「理不尽さ」に対抗するためのものかもしれません。否が応でも訪れる「理不尽さ」には爆発的な瞬発力による臨機応変さで対抗する他ありません。ユーモラスとウィットさで「理不尽さ」を打破するのです。





10年分の片付け、所要時時間2時間、ダンボール3箱で終了しました。歴史を積み重ねていくことの難しさとそれを片付けることの易しさと。そのダンボールは今我が家の納屋に積み上げられています。暫くは開けられない。色んなものが溢れ出てきそうで怖い。




今回のことで惜しむらくは今の子達とあと一年、同じ時を過ごすことが出来ないこと。そして今見ぬ新たな出会いの機会を失ってしまったことです。これらは本当に悔しい。わたしは君たちのことを本当に思っています。なにかあればすぐに教えてください。力になります。



これまで携わってくれた多くの方々、誠にありがとうございました。そしてこれからも何卒宜しくお願い致します。

春にして子離れをし  渡辺