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演劇知

劇的考察譚

松陰神社とは

2015-05-27 01:16:15 | Weblog
大分先日になるのですが松陰神社に行きました。




「花燃ゆ」で吉田松陰がピックアップされているのですが、そんなこととは露知らず、今勉強している範囲で偶々吉田松陰の成した事柄に触れる機会があり「これは凄い、もっと知りたい!」と興味を持ち調べたらば世田谷区に吉田松陰の墓、そして松下村塾があることを知ったのです。

三軒茶屋から東急世田谷線に乗って「松陰神社前」にあるとのこと。

大学時代、三軒茶屋で死に物狂いの生活をしており…当時は原付で二回ほど文字通り死ぬ目に遭っていたので「松陰神社前」の存在は知ってはいたものの、まさか松陰先生を祀っている場所とは思いもせず見過ごしていました。

ここで知ったのも何かの縁。思い立ったが吉日。神社に行こうと即決意しました。



北千住から一本、田園都市線接続で三軒茶屋に到着。時間の都合で東急世田谷線には飛び乗る形に。改札で高速suicaタッチし電車へ。乗車した直後に出発。ラッキー。


駅到着。16時30分。神社は17時まで。急いで下車、そして改札へ。







駅出口、suicaをタッチする場所がない。





あら?これはひょっとして電車の中で精算するタイプ?



ということは我はキセル乗車をしてしまったということか。




どうする?時間がない。松陰神社前は無人駅。このまま乗り越し精算対応してしまうと松陰神社は閉門し、来た意味がなくなってしまう。しかしここには駅員がいない。対応には三軒茶屋に戻るしかなく確実に時間が掛かる。



どうする…




はっ…このまま羅生門の下人のように老婆の着物を奪い闇に向かって走る的なことをしちゃうか。


いやダメだ!


…わたしが惨事に見舞われているのだから同じような状況に誰かがなっているはずだ。きっとそいつはネットで反省談をしているはずだ。困難を解決するには情報が必要。問題の早期終結のため、とりあえずネット検索。








東急世田谷線金額一律150円。







都営バスと同じなのかぃ!



電車という名に完全に騙された。三軒茶屋のファーストタッチで充分と認識。安心し急いで神社へ。






偉大な松陰先生の元参拝。




松陰先生の




一日一字を記さば

一年にして三百六十字を得、

一夜一時を怠らば、

百歳の間三万六千時を失う。



この言葉、勉学する身としては大変にためになるお言葉。本当にありがとうございます。





三軒茶屋に戻る途中、酒屋で「松陰ビール」なるものが売っているのを見かける。縁起担ぎに勝ってみるかとおばちゃんに一本注文。おばちゃんはキンキンに冷えた瓶ビールを出してくれる。その場で飲むからと王冠開けてもらう。

店を出て飲む。









アッ!








これよく見ると「KAISHU KATSU」って書いてある。


これ勝海舟ビールだよおばちゃん!

思いついた学習法とは

2015-05-24 22:23:40 | Weblog
北千住「スイミー」もリニューアルし、健康、ダイエット、修練のためにも週一で泳ぎに行ってます。泳いでいる最中は色々なことを考え、そこではたと思いつくことがあるのです(たとえば大学演劇は用賀のプール、子どもたちの修了公演とact orchは亀戸のプールで)。

本日も思いつきました。

「歩きながら暗記をすればいいんじゃないか」と。


今ちょっとした勉強をしてまして、その効率を考えた時に「モダリティを駆使し記憶を定着させる」という茂木健一郎先生の言葉を思い出し、それなら歩きながら本を読み、暗記すればいいじゃないか、健康、ダイエット、修練にもなるし…という結論に至りました。

なぜこの考えが思いつかなかったか、または自然と実行出来なかったのか…理由は明白なのです。




そんな奴見たことない




30年以上生きてきて、ジョンギングもここ数年しているが、そんな輩を見たことがない。しかしだからこそ新たな価値が産み出されるかもしれない。無いからやらないじゃない、お前が始まりを産み出すんだよ渡辺。


本を読みながら闊歩。まさに二ノ宮尊徳(金次郎)と同じ行為。偉大なる教育家と同じことが出来るなんてなんたる光栄。ツイッターでは「ニノキン学習法」なんて軽く言ってしまったが、実際は恐れ多い、「尊徳行脚」である。


参考書片手に街に出ました。









危ない





歩行者もチャリンコも横断歩道も街にある全てのものが障害物。こんなの気になって本を読むどころではない。何よりも街行く人の目が気になる。「こいつ何してるんだ?」「歩きながら本を読む…ウケるッ」的な視線をバシバシ受ける。

街が駄目なのは想定内。ならば荒川の河川敷だ。3月にフルマラソンしたおなじみの道。延々と続く一本道。ここなら障害物走にはならないはず。


開始!










怖いよぉ。




これやってみると分かると思うのですが、本に目を落とし文章を追うと周りの環境を一切遮断することになるのです。河川敷を走るランナー、ロードバイクの集団、野球やサッカーの試合、土手で遊ぶ子ども、その全てが怖くて仕方ない。散歩中のチワワでさえ怖い。逆に周りを意識すると文字は追えるがその意味を咀嚼し理解することが出来ない。

尊徳さん、あなた一体どうやったのですか?


内容把握が出来ないとなると本当に単純な暗記しか出来ない。気持ちを切り替え、単語にのみ集中。さらに声に出すことで聴覚も駆使する。本を片手に単語をブツブツつぶやきながら行脚。






気持ち悪い男だね

が学習としては確かな手応え。メリットとしては

1強烈な印象として記憶に残る
2リズムとして残る
3眠くならない


逆にデメリットは

1天気が良いと目にダメージ&熱く頭がぼっとする
2暗くなると文字が見えにくくなる
3なんだかんだいってそれでも周りが怖い
4周囲に気持ち悪がられる
5疲労感が凄い。終わった後ひたすら眠い。

デメリット12に関しては帽子を被ることでなんとかなる。本当はサングラスも掛けられれば最高だが、サングラスをしながら本を読み歩く男が、そのまま4「周囲に気持ち悪がられる」を増大させるので流石にそれは出来ない。

5は慣れもあるか。記憶に使うエネルギーと歩行に使うエネルギーで脳が熱くなるのを感じた。歩行1時間程度で座学4時間分くらいの熱量を覚えた。かなりボッとする。



さてこの尊徳行脚、気がついたら2時間歩いており、帰りも同じ時間掛かったので結果4時間試してみることとなった。

なんか凄い疲れた。足が棒だ。

がもう少し試してみようと思う。


ちなみにデメリット3の「なんだかんだいってそれでも周りが怖い」に関しては河川敷で試合していた野球チームにボールを打ち込まれるという目に遭いダメージを受ける。ファールボールも立派な凶器なのだよ。





良い学習法です。皆様も是非お試しください。または荒川河川敷でサングラスを掛けながら本を読み歩く男を見ても気持ち悪いと思わないでください。