演劇知

劇的考察譚

ヤモリを喰らうとは

2016-01-12 23:05:15 | Weblog
明けましておめでとうということで恒例の珍肉祭。今年はいよいよヤモリに挑戦です。


以下爬虫類苦手な方はご容赦ください。


冷凍で取り寄せ。タイ産のトゥッケイ。カチンコチンで到着。






自然解凍したらば口から血を吐き出す。もうびっくりだよ。




袋から取り出すとテロンと躍動感。





内臓処理の裏面。ここが最もエグイポイント。閲覧注意!






ぎゃああああ


ひとしきり騒いだ後、食べ方を考える。生、蒸し、焼き、そのどれもが恐怖。こうなったら揚げるしかない。


油を用意。唐揚げ粉を振る。







おおおおおぉぉぉぉぉ


生の時よりも生命を感じる不思議。動き出しそうで怖い。


高温油に入れると身が小さくなり、またそっ繰り返りそうなので低温でじっくり揚げようと120℃の油に投入。




ボンッ、ボンッ



と銃声のような音が二発。


目ん玉が飛び出しやりやがった。水分たっぷりの眼球が破裂。いきなりでこっちの目玉も飛び出しそうになったよ。驚いたよ。

まんべんなく揚げようとひっくり返す。手がゆっくりと縮こまっていき胸元でクロス。まさかの恥じらいのポーズ。偶然とはいえヤモリのセクシーポーズを見られるとは、こいつは新春から縁起がいいね。



揚がる。



砂場のヤモリから岩場のヤモリへ。このまま食べるのも芸が無いので作り起きしていたサグ(ほうれん草)カレーに入れてみる。





魔女の食事


意を決して食べる。頭からは流石に嫌だったので尻尾から食べ進める。骨が多く硬い。アジフライの尻尾を噛み砕いている感じというのが最も近い表現か。


頭に到着。勇気無く一旦休憩。



こっちを見ている気がする。まぁ目はないがな



食べるのもどうかと思ったが、がこのまま捨ててしまうのもしのびない。





頭、食べる。

















美味い。



きっと脳みそなんだろうな。歯ごたえのある頭部からはじける旨み。若干の苦さが珍味感を引き立てている。これは初めての体験だ。



総論:ヤモリは頭が一番美味い。