マック夜襲2011
同級生の女子店員にお礼参りをしにマクドナルドに夜襲を仕掛けた女子一同。トラブルに見舞われ事態は警察沙汰に。その中で仲間の裏切り合いが始まり…
という作品。学生さんの個性を活かした、日常にあるものに焦点を当てて、ショートショートで文化祭でも出来るように、と、この職に就いて始めて意識的に書いた作品。今回学生さんが脚本を探していたので善意で提供。その後人数増加やらなんやらがありやはり善意で書き直し。が、やはり流石に5年もの月日が流れていると自身の感覚やら劇中のネタが古くなっているので、色々思うところはあったが改めて書き直せてよかったと思えた作品。
二日間に渡って上演されていたのだが、関係者の「
初日には来ないで下さい」という言葉を受け二日目のものを撮影。こちらも台詞覚えや段取りが危うく途中止まるところもチラホラ。しかし、それを相手役者が見事にフォローしていくという姿が微笑ましい。そのチームワークが稽古中に出せていればもっと良くなったであろう。個性的にやろうとしたり、自身の為の「フリ」をするとどうしてもテンポが悪くなったりフォーカスがずれたりするということをもっと意識出来れば良かったであろうというのが感想。
小道具頑張ってくれて、冷凍庫の表現のためにドライアイスを用意したり、マクドナルドの衣装を用意したり、ダンボール箱に「M」を書いたりと見た目に面白かった。
わたし始めましての子がおりまして、その子が活躍している姿を見ると「もっとこう宛て書きすれば良かった」と反省点も。自分の芝居の創り方が役者に拠るところが多いと改めて思う。
「マック夜襲2011」も「雨に考えれば」も撮影していて思ったことは、自分がまるで父親のように微笑みながら作品を見ていたということだ。