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演劇知

劇的考察譚

「あひ」を振り返って

2009-01-31 13:55:45 | Weblog
本日新宿にて多少婦人第七回公演「あひ」の反省会と清算会が行われます。

その前に劇作演出としての反省を。


アンケート、ネットで色々な方の感想を見させて頂きました。感想を頂けること自体ありがたいことです。

「賛否両論」という言葉がぴったりでしょうか。はまる人ははまる的な。不思議空間みたいな。

自作の有り方としては「複層性」を考えています。喜劇的要素と悲劇的要素を融合させ複雑な心境に陥ってもらうというものです。モンタージュ的な要素で新たな価値を見出して頂くという一面もあり、また喜劇をより、悲劇をより強調するためのコントラストとしての融合です。そして複雑な心境、良い意味での「なんだこれ」という思考はその後、物語に能動的に介入していくきっかけになるのではとも思ううのです。基本的に「観られる」という受身の芸術である演劇にどのようにしたら能動的に観劇して貰えるか、日々考えております。

役者の演技レベルも賭、幸子夫妻、弁護士の「静」的演技、調停委員の「動」的演技、葦ガールの「抜いた」演技の三タイプを同時に舞台上に出すことで「差」が出ると考えています。オムニバスで更にオムニバスをやってしまうといった感じでしょうか。



「人間は考える葦である」という言葉通り、「考える事」に関心、興味を持っています。今回の確率の話も物語性を廃して(表面上は)までも数字にこだわったのはそのためです。

と、いいつつも、やはり観客の皆様に好感を持って頂いての表現です。反省を踏まえ皆様に気に入られるものを作りたいと思います。「不思議だけど面白い」みたいな。

もう少し振り返りたいと思います。

3月修了公演稽古が始まって

2009-01-28 23:53:20 | Weblog
多少婦人1月公演も終わり、学生さんたちの3月修了公演稽古が本格的に始まりました。

初日の本日は本番舞台で本番さながらの音響、照明で行うことが出来ました。わたくし作品、イメージ通りに出来そうです。ラストシーンは良いものになるのではなんて。

その後、初日ということまり、学生さん八人と決起的な食事に。久々に若い食事をしました。

意外と貴重な体験になったのではと。




心が若返るようでした。帰り道走っちゃうような。

多少婦人第7回公演「あひ」が終わって

2009-01-27 21:33:07 | Weblog
公演無事終了しました。ご来場頂いた皆様本当にありがとうございました!

第7回という縁起が良い数字を下北沢で行えたこと、多少婦人最多動員を記録出来たこと、これまでの公演の中でも良い出来との評価を頂けたこと、反省点も多々有りですが、余りある結果にひとまずほっと胸をなで下ろしております。

スタッフの皆様無しでは、そして小屋付き様の人柄の良さ無しではこの結果を出すことは出来ませんでした。本当にありがとうございました。人との繋がり、かかわり合い、改めて大切だなとヒシヒシと感じます。

内容など振り返ればと思います。

が、日曜日から月曜日にかけての打ち上げで完全に日常を逸脱し、社会に適応させるのにはまだ暫く時間が掛かりそうな予感です。兎に角眠い。



写真は今回の目玉の一つでもあるまさに「目玉」。客演の夏見さんにつけてもらっています。
特殊メイクは渡辺芝居にはもはや欠かせないものになっています。

今回は「あひ」から連想する言葉を各作家が自身で選んで作品のテーマにしました。「愛」を選ばないところが各作家、
ひねくれています。

しかしどの作品もその裏にはしっかりと「愛」をテーマに人間を描いておりました。各作家、ひねくれています。皆様お気づきになりましたでしょうか?

EYEを選んだのには、今現在、学校で制作中の芝居と絡めたかったのもありますが、前回のモンスター枠、「ゲーテ」で、「見る」ことに興味をもったからなのでした。

今回、「目」を多く出しました。特殊メイク、衣装、サイコロ、それに「ビデオカメラ」。

「カメラ」のレンズは果たして何の目線なのか。

記録に残す、その残し先は一体何なのか。

とまあ、そんな感じで作品作りを始めたわけでした。


かなり迷走することになるのですが…

下北沢モエツカリーにて

2009-01-25 16:56:33 | Weblog
最終日、千秋楽前です。

初下北沢、多くのお客様に御覧頂きまして、多少婦人一同大変感謝しております。

わたしは自作でのまさかの登場のお客様の反応が怖くて仕方ありませ。苦笑がたまりません。


栄養づけにカレーです。

北口のモエツカリーです。


店主のモエツさんが良い人!

エビカレー食べましたが、マイルドでした。激辛でも良いかも。
常連さんがいらっしゃる良い雰囲気でした。

下北沢 PIGAにて

2009-01-24 17:50:31 | Weblog
マジックスパイス以外にも下北沢にはカレー屋はあります。

北口出て右に少し歩くとあります、PIGAに行きました。




究極のカレー



の文字。どんなもんか。

店内は喫茶店でして、ボサノヴァが流れる中、閲覧自由の絵画本。わたし好きなピカソやモディリアーニが置いてあります。

芝居の間に来たのですが時間を忘れるリラックスさです。

チーズカレードリアを頼みました。焼きカレーです。チーズの焦げが香ばしく、付け合わせのピクルスの塩加減が丁度良い、そんな感じでした。

下北沢マジックスパイスにて

2009-01-24 11:19:29 | Weblog
客演の夏見さんとはカレー好きという共通点がありまして、下北沢のマジックスパイスに有志を引き連れいってきました。

スープカレーの元祖、マジックスパイスのカレーは普通のカレーとは違うのです。

むし麺との相性も抜群で、わたしと制作中川さんでひたすらに喰らっていました。

しかし、公演中、皆の体臭がスープカレーになり、楽屋はカレーワールドに。金曜日のお客様、カレー臭かったら申し訳ない。


というわけで土曜日は昼夜共にキャンセル待ち状態です。日曜夜はまだ余裕あります。宜しければ是非!

本番の宣伝をして

2009-01-21 00:28:07 | Weblog
本日から本番です。そしてこの時期、多少婦人の切り込み隊長石井千里のファンクラブ「CFC」のホームページが出来たそうです。多少婦人のホームページから行くことが出来ますので、皆様一度見てみてやって下さい。


CFCから届くお花には圧巻されます。素晴らしい組織ですね。


さて宣伝です。

多少婦人第七回公演「あひ」

作:酒井雅史 渡辺裕之 
岡野康弘(Mrs.fictions)
演出:酒井雅史 渡辺裕之

出演:
山本しずか 遠藤夏子 阿部恭子 石井千里 みかん 國枝陽子 酒井雅史 渡辺裕之(以上多少婦人)
鈴音りん 喜屋武由美子 
夏見隆太(Mrs.fictions) 村上俊哉 筑田大介

場所:
下北沢OFFOFFシアター

http://www.honda-geki.com/offoff.html
小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅南口徒歩1分

時間
2009年1月21日(水)~25(日)

21日(水)19:30
22日(木)19:30
23日(金)19:30
24日(土)14:00 19:00
25日(日)13:00 18:00

料金:
前売2,000円 当日2,300円
※21日(水)、22日(木)の2回は割引価格の前売り1,800円でご覧頂けます。

高校生:1,000円(要予約)

発売開始:
2009年12月13日(土)

問い合わせ:
mail@tashoufujin.com

※多少婦人メールはyahoo!メールサービスを利用しております。携帯メールでご連絡頂いた方は、ドメインの関係上別アドレスからご連絡差し上げる場合がございます。予めご了承下さいませ。

小屋入りして

2009-01-20 00:39:10 | Weblog
さて、小屋入りとなりました。時間の経つのは本当に早いです。毎回思うのですが、つい先日戯曲書きに苦しんでいたとゆうのに。


小屋入りしてからも何故かパソコン作業に。目が大分やられています。

茂木先生がテレビで、視覚野、聴覚野、嗅覚野、触覚野が活発な恋愛は、頭の中でフィーバーしている状態であると
仰っておりました。

この四つも素晴らしい影響力をうけますが、「味覚」が印象に残ると、とてつもない影響を受けます。

荷物運搬をして

2009-01-18 21:26:18 | Weblog
明日はわたし学校があるため、小屋入り、途中からの参加になりまして、必要なものを先に搬入してもらうべく荷物を運搬しております。

舞台、衣装、装置、音響、映像と、渡辺家にあるものを運びます。電脳班なので機材がわりと多く。




用意したらとんでもない量に。

とくに、写真下のボストンが危険です。先につめたミニボストンがまさかの大破。ものが多すぎです。「バチン」とチャックが破裂したのには感動すら覚えます。

ボストンはわたしの体と全く同じ大きさ。電車に乗っている方々が皆私を見ます。

持てるのと移動するのとではえらい違いです。



雨降らなくて良かった。こういうところ、わたしツいているのです。