春でござります

今日は、すっかり春でござりました。
寒さがやわらぎ、暖かい風が吹く、いい季節でござります。
少々風が強かったけど。

人から聞いたところでは、今日は道路があちこちで渋滞していたとのこと。
三連休のせいでござりましょうや？

しかし、結構でござりますなあ。
連休ですと！
行楽ですと！
クルマで遠出ですと！
どこの国のハナシでござりましょう？

今、日経の「私の履歴書」は、高原慶一郎氏（ユニ・チャーム会長）が書いている。
感心させられたのは、【９】の社会に出て就職した時のこと。
大阪の製紙会社に就職し、当時、工場は２交代制の２４時間操業。
そこで、新人の氏は、人の３倍働こうと決め、担当した仕事に従事する他、
人の夜勤や休日出勤を買って出、現場の経験を積んだという。
休んだ記憶がなく、休むことが異常だと思っていた、とのこと。

やはり、違うんですなあ。
能力があり、人の３倍働くんだから、成果を出すのは当然でござりましょう。

ワタシの様に、人の２倍働いても、能力と運がない者はダメなんですなあ。
ささやかな希望さえも実現しませんがな。
ただただ運命に翻弄されるだけでござります。

今の日本では、
多くの人が普通に働き、行楽を楽しむが、
また、派遣切りにあった者は、仕事を選んで生活保護を受ける、
それじゃあ、沈没も当然でござりますがな。
社会は奈落の底に向かって一直線だが、
国としての理念や戦略はなく、人は余り働かない、
それじゃあ、明日がないのは当たり前でござりましょう。

今日の仲間との話題は、
国の財政が破綻し、超インフレになる近い将来、
さて、どうするか、というテーマでござった。
聞くところによると、
あちこちで、その種のことが話されているそうな。

沖縄の基地問題、外務省の安保密約、カネと政治、小沢独裁の民主党などなど、
それぞれ重要なことではござりますが、
我々プアの周囲は、もうそれどころではござりませぬよ。

と言っても妙案はなく、
ダメになるときは、どうあがいてもどうにもなりませぬゆえ、
せいぜい、明日の地獄を、今日だけは忘れることくらいでござります。