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陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

今日はお勉強

2014-05-28 16:20:00 | Weblog
今日は、久しぶりにお勉強でもしまひょうかなぁ。
さてさて、
ん、これがええ。

陽貨第十七
子曰、鄙夫可與事君也與哉、其未得之也、患得之、既得之、患失之、苟患失之、無所不至矣。

書下し文
子曰く、鄙夫(ヒフ)は与(トモ)に君に事(ツカ)うべけんや。其の未だ之を得ざれば、之を得んことを患(ウレ)え、既に之を得れば、之を失なわんことを患う。苟(イヤシク)もこれを失なわんことを患うれば、至らざる所無し。

(訳)
孔子はんがいわはりました「性根の卑しい者とは一緒に君主に仕えるものではありまへん。オノレが持たざるものを何としても得ようと欲し、一旦それを得たならば決して失うまいとする。そのためにはどんなことでもやってしまいますのや」

(余分な解説)
性根の卑しい者は、いつの時代にもおるけど、
そんな者と一緒に何かをする、な~んてことは考えんほうがええ。
それは人間だけやおまへん。
その集合体である会社や、国家かて同じことでござりまする。
他人のものでもオノレのもんやというて勝手な縄張りを引き、そして強盗を働く。
他人が注文をつけたり、忠告なんぞをしようものなら武力で凄む。
どういうアタマの回路なのか、オノレの屁理屈が世の中で通ると思いこみ、
風向きが悪いとゼンブ他人のせいにする。
証拠を出されても知らぬ存ぜぬ。
そういう「性根の卑しい」者や国家がおったら、どうにもなりまへんわなぁ。

おや、
そういうお国は(考える間もなく)思い当りますがな。  
ふむ。
孔子はんは、二千五百年後のことも見通しておったんですなぁ。
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