海洋酸性化問題-
5/16の プア6-(1)を読んだ人は、調べてみたかどうか。
調べた人は、この問題が、はなはだ深刻であることが理解できたと思う。
海水(海表面)の pH(水素イオン濃度指数)は、現在約 8.1 の弱アルカリ性。
海の酸性化は、中性の 7 に近づく意で、本当の酸性になる訳ではないが、
計算では、2100年頃の海水の pH は、7.8 から 7.7 まで下がる恐れがあるという。(国立環境研究所)
最近のものだと、今年1月、世界の海洋科学者ら150人が連名で発表した「モナコ宣言(Monaco Declaration)」
-「海の酸性化による生態系の破壊を防ぐには、CO2の排出削減を早急に進めるべき」
の警告がある。
同宣言文では、
「食物網、生物多様性、漁業などに与える深刻な影響」への深い懸念を示し、
「海の酸性化は加速しており、深刻な被害が差し迫っている。この流れを食い止め、かつ反転させるための唯一の対策は、大気中の二酸化炭素量を減らすことだ」としている。
また、海の酸性化は人類社会にも非常に大きな影響があるとする。
これは、社会へのインパクトを考えた非常に控えめな表現だと思われる。
海は、人類が大気中に放出するCO2の3割を吸収するとされている。
この吸収したCO2が海の pH を下げる(酸性化)。
海の酸性化の行き着くところは、プランクトンの死滅。
プランクトンが死滅すれば、食物連鎖で海の生態系は全壊。
海が崩れれば、当然に陸でも同じ事態となる。
5500万年前にも同様のことがあったという。
そのときは、火山の爆発が原因とのこと。
そのときどうであったか?
研究によると、前記のとおり、生態系は壊滅的な打撃を受けた。
つまり、殆ど全ての生物が滅亡。
大自然の循環の中では、何かを機にこうした事態が起こる訳だが、
現在のものは産業革命以来、数百年かけて人間自身が引き起こしたもの。
そして、近年、CO2排出が加速度を増している。
現象として、現実に地球温暖化が我々の日常でも気づく様になった。
遠からず、地球温暖化が、干ばつや穀物の不作、水不足など、大きな問題として顕在化し、
それと平行して海の酸性化がジワジワと進行する。
海の酸性化がある特異点に達した後、-その世界は、次第に阿鼻叫喚の世界に。
それがワレワレの目前に広がる。
それは、21世紀後半。
22世紀なぞ、ないも同然。
災害を免れた他地域からの援助などはない。
もう、後戻り可能なポイントを過ぎつつある。
なのに、人は目先の景気に気をとられるだけ。
まあ、何か対策を打っても、もう遅いのだから、行けるところまで行く、というのも一つの選択かも。
終末論は、人間にとって、大昔から妙な関心と恐怖のテーマ。
怖いもの見たさの様な。
それを振りかざすことが、異端視される場合も多い。
従って、ワタシも語らない。
しかし、今回は、さすがにもうダメではないか。
当座生き残っても、生存を支える生態系がないんだから、その先はない。
人類の歴史も、僅かな間であった。
こんな短期間で自滅する生物も珍しい。
愚かさを絵に描いた存在。
5500万年たてば、また新たな生態系が生まれるだろうが、
現人類には関係のないハナシ。
人間は、未来の存在の単なる先行モデル。ベータ版。
その存在が、はるか昔の人間の営みの痕跡を発見したとき、彼らは何と言うだろう?
およそ想像できる。
-「何とプアな存在よ!」
-「自分で自分の墓穴を掘るとは!」
地球的・宇宙的視野で見ると、人類は単なるいっときの地表のバイキン。
あだ花。
ソドム的存在。
- ワタシは旧約聖書の話しなぞ、都合のよいおとぎ話としてしかとらえていないが、
逆に言うと、おとぎ話しだからこそ面白い部分がある。
そう、人間社会はソドムの市。
邪悪な存在。
- ソドムについて、思い出したことがあるので、次に書く。
5/16の プア6-(1)を読んだ人は、調べてみたかどうか。
調べた人は、この問題が、はなはだ深刻であることが理解できたと思う。
海水(海表面)の pH(水素イオン濃度指数)は、現在約 8.1 の弱アルカリ性。
海の酸性化は、中性の 7 に近づく意で、本当の酸性になる訳ではないが、
計算では、2100年頃の海水の pH は、7.8 から 7.7 まで下がる恐れがあるという。(国立環境研究所)
最近のものだと、今年1月、世界の海洋科学者ら150人が連名で発表した「モナコ宣言(Monaco Declaration)」
-「海の酸性化による生態系の破壊を防ぐには、CO2の排出削減を早急に進めるべき」
の警告がある。
同宣言文では、
「食物網、生物多様性、漁業などに与える深刻な影響」への深い懸念を示し、
「海の酸性化は加速しており、深刻な被害が差し迫っている。この流れを食い止め、かつ反転させるための唯一の対策は、大気中の二酸化炭素量を減らすことだ」としている。
また、海の酸性化は人類社会にも非常に大きな影響があるとする。
これは、社会へのインパクトを考えた非常に控えめな表現だと思われる。
海は、人類が大気中に放出するCO2の3割を吸収するとされている。
この吸収したCO2が海の pH を下げる(酸性化)。
海の酸性化の行き着くところは、プランクトンの死滅。
プランクトンが死滅すれば、食物連鎖で海の生態系は全壊。
海が崩れれば、当然に陸でも同じ事態となる。
5500万年前にも同様のことがあったという。
そのときは、火山の爆発が原因とのこと。
そのときどうであったか?
研究によると、前記のとおり、生態系は壊滅的な打撃を受けた。
つまり、殆ど全ての生物が滅亡。
大自然の循環の中では、何かを機にこうした事態が起こる訳だが、
現在のものは産業革命以来、数百年かけて人間自身が引き起こしたもの。
そして、近年、CO2排出が加速度を増している。
現象として、現実に地球温暖化が我々の日常でも気づく様になった。
遠からず、地球温暖化が、干ばつや穀物の不作、水不足など、大きな問題として顕在化し、
それと平行して海の酸性化がジワジワと進行する。
海の酸性化がある特異点に達した後、-その世界は、次第に阿鼻叫喚の世界に。
それがワレワレの目前に広がる。
それは、21世紀後半。
22世紀なぞ、ないも同然。
災害を免れた他地域からの援助などはない。
もう、後戻り可能なポイントを過ぎつつある。
なのに、人は目先の景気に気をとられるだけ。
まあ、何か対策を打っても、もう遅いのだから、行けるところまで行く、というのも一つの選択かも。
終末論は、人間にとって、大昔から妙な関心と恐怖のテーマ。
怖いもの見たさの様な。
それを振りかざすことが、異端視される場合も多い。
従って、ワタシも語らない。
しかし、今回は、さすがにもうダメではないか。
当座生き残っても、生存を支える生態系がないんだから、その先はない。
人類の歴史も、僅かな間であった。
こんな短期間で自滅する生物も珍しい。
愚かさを絵に描いた存在。
5500万年たてば、また新たな生態系が生まれるだろうが、
現人類には関係のないハナシ。
人間は、未来の存在の単なる先行モデル。ベータ版。
その存在が、はるか昔の人間の営みの痕跡を発見したとき、彼らは何と言うだろう?
およそ想像できる。
-「何とプアな存在よ!」
-「自分で自分の墓穴を掘るとは!」
地球的・宇宙的視野で見ると、人類は単なるいっときの地表のバイキン。

あだ花。
ソドム的存在。
- ワタシは旧約聖書の話しなぞ、都合のよいおとぎ話としてしかとらえていないが、
逆に言うと、おとぎ話しだからこそ面白い部分がある。
そう、人間社会はソドムの市。
邪悪な存在。
- ソドムについて、思い出したことがあるので、次に書く。