それでも回り続けるのだ

トルコ・コンヤにてメヴラーナダンスを観る。

メヴラーナ教団は、白くて長い衣装と茶色の高い帽子を身につけ、音楽にあわせながらグルグルと回り続ける踊りを踊るイスラム教の教団だ。
このトルコを代表するような踊りと思われているが、じつはどこでも踊れるわけではない。ガイドブックによるとトルコ政府から宗教活動は禁じられているようで、今見られる踊りというのは、宗教活動ではない単なる「踊り」としてのもの。

ではその「踊り」ご覧ください。




踊りなんだろうけど、完全に宗教入ってます。
グルグルグルグルと自らの体を地球のように回し続け、アッラーとの交信をしているかのよう。
右手の平は天に向け、左手の平は地に向けている。
茶色の帽子は墓石を意味しているという。体にまとった衣装は遺体を意味しているとでもいうのか。

「あなたが外側から見えるのと同じようになるか、内側と同じようになるのか、どちらかになりなさい」
とは、この教団の創始者の言葉らしい。
ふ、深けぇ…。

教団発祥の地コンヤにてこの踊りを眺め、たった30分近くではあったけれど、この円舞を見ている間は、異次元にいるような感覚だった。