放浪日記

刮目せよ、我等が愚行を。

成都双流国際空港について

2016年05月30日 | 喀什2016
今回のカシュガル旅行は、関空から四川航空を乗り継いで行ってきた。
乗り換えのハブ空港となったのは、成都双流国際空港。
ここも、ネット上ではそれほど情報がなかったので、実際に使ってみた感想などを書いてみる。

四川航空の便は、国際線も国内線もすべて、ターミナル1を使う。
したがって、今回の記事に書かれている情報はすべてターミナル1についてのこと。

成都双流国際空港は、24時間空港という情報もネット上にあったけれど、それは間違い。
国際線も国内線も、始発が6時くらいからで、深夜の発着便はなかった。
空港自体は24時間出入りができるけれど、深夜になれば入口も2つを除いてクローズしていた。

関空を夜20時すぎに出発して、成都双流国際空港に到着したのが深夜1時前。
荷物をピックアップして、アライバルゲートから空港内に出ると、出迎えの人はいるものの、タクシーを使う以外市内への交通はまったくない。
成都双流国際空港からカシュガルまでは、翌日8時のフライトだったため、市内まで片道1時間弱かかる移動を行う気になれず、6時間程度を空港内で過ごすことに。




出発ロビーにあったベンチで夜を越す。
ちなみに、到着ロビーにあった売店は1時前にクローズ。
レストランや商店などもいくつかあるが、深夜には何一つ空いていない。
空港内で何か買いたければ、自販機しか選択肢がなかった。ドリンクのみ。

ベンチは固いが、座席はいくつか並んでいるものなので、横になることは可能。
時折、警備員が巡回してくるので、治安もそれほど悪くないと思う。
中国人は普通にベンチで寝転んでいた。

ベンチで横になれないときは、出発ロビーの上にある「成都名小吃」というレストランを目指したほうがいい。
レストランには入れないが、その横には何もないスペースが広がっていて、完全に横になって野宿ができる。
人もほとんど歩いておらず、邪魔されず寝ることができそう。
僕が夜を越した際には、欧米人のカップルが横になっていた。

結局僕は使うことがなかったが、空港に併設するように、時間貸のホテルもあった。
到着ゲートから外に出て、右へ。
空港の建物の一番端にある。値段は未確認だが、時間貸をしている旨の看板はあった。





空港内に人が入って来始めるのは、朝4時頃。
6時発のチベット・ラサ行きと、雲南省・麗江行きの国内線が、一番早い便だった。
ラサ行きということもあり、やはりチベタンが多かった。

そして、朝5時頃から空港内の店がオープンし始める。
国際線のカウンターの横にあるケンタッキーフライドチキンは朝4時半オープンだった。
前述の「成都名小吃」は5時半からオープンした。
また国内線カウンターの横にある、よくわからない中華とファストフードの店も5時頃に開いた。

僕らは「成都名小吃」で朝食。





小籠包と蒸し餃子
値段は各6元程度



仮眠する嫁さんを横目に、徹夜で荷物番をしていたため、ご褒美の朝からビール。
1本10元。キンキンに冷えている。



担々面。
10元くらい




龍炒手という、名店のワンタン。
これが高かった。20元くらい。


この「成都名小吃」には、市内と同価格と書かれていたので、多分そうなんだと思う。
久しぶりの中国で、とんでもない物価になったもんだと、これから先が思いやられた。
昔はビール1本2元くらいだったよと嫁さんに言っても、「昔は昔、今は今」と冷たく言われた。


そしてカシュガル行きのチェックインが始まり、国内線の搭乗口へ向かったら、
国内線の搭乗口の脇にも「成都名小吃」があって、同じ価格で食べられた。
時間を気にしながら出発ロビーで食べるよりは、先に搭乗手続きと荷物検査をして、国内線の搭乗口に向かったほうがよいです。

そして、出発ロビーには、棒棒鶏の店や張飛牛肉の店などがあり、テイクアウトもできた。
そして、もちろんこれらの店は、国内線の搭乗口にも同じ店あり。

成都双流国際空港の国内線に乗るのであれば、さっさと手続きをすませ、搭乗口に向かうほうがいいです。


ただ、気をつけなければいけないのは、これは「国内線」のみの話。
帰路、成都双流国際空港から関空へ向かう、国際線でも同じだろうと思っていたら、
飲食できるところは、麺1杯が50元くらいするものすごく高い店しかなかった。
棒棒鶏を売っている店はあったが、麻婆豆腐などを食べることはかなわず。

以上、成都双流国際空港について。
何かのお役にたてれば。

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