蘭州からアムドエリアへと向かう朝。 さすが5つ星ホテル。朝食で、蘭州名物・牛肉麺を目の前で打ってくれるサービスがあった。
どう考えても、おいしいビジュアル。
そして、本当においしい。
これだけでも蘭州に来た甲斐があるってものよ。
数日後にまた戻ってくるからと、ホテルにスーツケースを預けて、蘭州のバスターミナルまでタクシーで移動。
公共バスも通っているんだが、タクシーの便利さを考えると、40代旅行者は乗っちゃうよね。
夏河行きのバスに乗車。
2×2席のゆったりサイズ。
中国の中長距離バスって、本当にこの十数年で進化したと思う。
昔は、バスの通路に痰吐いたり、車内で喫煙するのが当たり前だったけれど、そんな非文明的行為はいっさい見ることない。
靴脱いでるオッサンもいない。
みんなスマホをポチポチしてる。
大声でがなりまくられていたことを考えると、スマホの普及は文明的なんだと、つくづく思う。
高速道路の途中で、トイレ休憩。
トイレが目の前にあるのに、どうしてここで子どもに小便をさせるのだ、人民よ。
昔馴染みの光景に、逆の意味で感動した。
道のりは山を越えていく感じだが、高速道路のおかげさまで、まったく揺れず。
昔はおそらく半日はかかっていたと思うが、今じゃ数時間。
超快適に夏河へと到着。
街のメインストリートが、絶賛工事中。
本来であればバスなども通っているのだろうが、このせいで、移動手段は徒歩になってしまった。
この街の標高は、2,900m。
富士山でいうと八合目くらい。
動いていると、なんとなく息がきれる感じがする。
ともあれ、バスターミナルにいるのだから、まずは次のバスチケットを確保する。
チケット売り場は、窓口一つ。
これぞ田舎。
外国人観光客もちらほらいるが、まったく英語が通じないので四苦八苦。
こういうとき、漢字使えてよかったと思える。
最悪、筆談できるし。
夏河のバスターミナルから各地への料金表。
以下は、夏河から各地への時刻表。
もう古くなってしまったから情報としては使い物にならないだろうが、何かの参考にされば幸い。
1日1本のみの、郎木寺へ行く直行バスのチケットを購入。
この旅は、どんどん高地へと向かうため、嫁さんの高山病が心配。
念のためということで、夏河には2泊することにした。
明後日の足を確保したら、次は今晩の寝床探し。
いろいろ見てみるも、1泊200元は当たり前の世界になっていた。
嫁さんもいることだし、ドミトリーは泊まれないし…、なるべく水回りのきれいなところということで、結局某ガイドブックにも出ている「華僑飯店」に落ち着く。
中庭には、チベットを国内旅行する中国人たちの車が停まる。
レセプションはチベットの雰囲気たっぷり。
部屋は、なんとなくチベタンテイスト。
湯もきちんと出るぜ。
そして何より、この街唯一の見どころである寺に非常に近いのがよい(バス停からは遠いけど)。
さて、荷物を置いたら、街へと繰り出してみるか。
(つづく)
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