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和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょこっと甘味付け…

243(大阪)阿倍野 あべのポテト

2024-11-09 07:01:11 | 大阪の和菓子

天王寺をブラついた際、昔を思い

出して立ち寄りました。

天王寺駅地下のスーパーにも店舗

はあるけど、例によって本店へ

行ってきました!

(しょうもないこだわり)

 

<嶋屋>

~大阪市阿倍野区阿倍野筋~

 

JR天王寺駅または近鉄阿部野橋

から阿倍野筋を南へ徒歩4~5分。

「あべのベルタ」前にあるお店。

こじんまりした店構えですが、

ひっきりなしに老若男女ならぬ、

老男女が訪れる地元人気店です。

「スイートポテト」というより

「大学いも」がしっくりきます。

 

<あべのポテト>

あべのマスクならぬ…ポテトです。

マスクは賛否両論あったけど、

これは誰もが賛同の美味しさです!

水飴を使わないサラッとした蜜が

絡んだサツマイモは甘さが絶妙。

胃もたれせず、50代のおっさん

の体にも優しい!

追い蜜の小袋付きです。

 

賞味期限は出来れば当日中?

149g、400円(税込み)

 

若者達にも是非食べて欲しい

美味しいポテトです。


179(大阪)藤井寺 いちご大福

2020-03-20 09:45:25 | 大阪の和菓子
観音霊場巡りで知られる西国三十三所
第5番札所の葛井寺(ふじいでら)。
その門前町として成立した藤井寺市は
現在は大阪のベッドタウン。
近鉄バッファローズの本拠地だった頃
もありましたね…。

今回はそんな新旧が融合した町らしい
和菓子です。

<吉乃屋の店構え>
~藤井寺市北岡2丁目~

近鉄南大阪線の藤井寺駅から北へ
3~4分。
創業は昭和42年(1967年)、
堺大和高田線に面した綺麗なお店です。

<いちご大福>

こちらのイチオシはいちご大福です。
いちごを包む白あんは上品であっさり。
求肥も滑らかかつ最小限で、いちごの
味を前面に押し出した感じ。

いちごのジューシーさが抜群!
もはやスイーツ感覚で、後味が爽やか。

賞味期限は本日中。
いちごは鮮度さが命です。
(税別 1個 180円)

いちご大福以外にもフルーツやチョコ
を使った和洋折衷なお菓子がたくさん。
そのうちタピオカ大福も出るかも…

178(大阪)藤井寺 菅公梅

2020-03-14 09:55:05 | 大阪の和菓子
大坂夏の陣でも有名な道明寺周辺は
天神さんこと菅原道真の祖先、土師氏
の根拠地。
そんな所縁もある道明寺天満宮の近く
にある和菓子屋さんです。

<梅屋の店構え>
~藤井寺市道明寺6丁目~

近鉄南大阪線の土師ノ里から南へ6分、
道明寺駅からも西へ同じく6分ほど。
国道170号線(旧外環)に面したお店。

創業は昭和28年(1953年)
なんだそうです。

<菅公梅>

生地に山芋が練り込まれた薯蕷饅頭。
天神さんの梅にちなんだネーミング
ながら、こしあんの中には大粒の栗
の甘露煮がゴロリ。
梅じゃないのね…。
出来ればもう少ししっとり感が欲しい
ところですが、あっさりと上品です。
(税込み 1個 220円)

<玉手山>

大坂夏の陣で豊臣方の後藤又兵衛が
陣を敷いた小松山。
その後、玉手山と改称されて遊園地、
現在は都市公園として親しまれている
そうで、その名に因んだ饅頭です。

こちらも大粒の栗を白あんで包んだ
要するに栗饅頭。
やはり甘さは控えめです。
(税込み 1個 220円)

そう言えば、
お店近くには日本で2番目に大きい
前方後円墳、世界遺産に指定された
応神天皇陵(羽曳野市)もあります。
買った和菓子を片手にちょっと散策
(参拝?)はいかがでしょう?

176(大阪)枚方 あかつき

2020-02-29 22:58:58 | 大阪の和菓子
京都と大坂を結ぶ旧京街道の宿場町、
枚方宿を代表する和菓子です。
先日、散策した際に購入しました。

<呼人堂の店構え>
~枚方市岡本町~

枚方市駅から京街道を西へ1~2分。
創業110年余り、明治時代の終わり
から長く営業されています。

<あかつき>

まず見た目、生地表面のツルツル感は
私の感覚では、どら焼きというよりも
みかさ饅頭です。
粒あんは小豆感がしっかり残っていて、
甘さは程良い感じ。
(税別 1個 130円)

<梅あかつき>
ノーマル版と見た目一緒なので、半分
に切ってみました。

中には種あり梅が一粒まるまる入って
います。
粒あん自体はノーマル版と同じですが、
ブランデーに漬け込んだと思われる梅
の爽やかな酸味がアクセントとなって
いい感じです。
(税別 1個 200円)

賞味期限はいずれも2週間ほど。

こういう宿場町や城下町、門前町には
美味しい和菓子がセットであるので…
一石二鳥で歴史散策も和菓子もやめら
れませんな。

175(大阪)枚方 くらわんか餅

2020-02-23 23:44:36 | 大阪の和菓子
江戸時代、京都の伏見と大坂八軒家を
結ぶ淀川水運には大小様々な舟が行き
交っていたそうです。

旅人が乗る三十石船に小舟で近づき、
「餅喰らわんか!酒喰らわんか!」
と賑やかに食べ物を売り込む様子が
枚方名物の「くらわんか舟」として
十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に
も描かれているとか。

今回はそんな「くらわんか舟」に
ちなんだ甘いもんをご紹介。

<巴堂の店構え>
~枚方市伊加賀北町~

ひらパーでお馴染みの枚方公園駅から
南へ2~3分。
くらわんか餅自体には長い歴史があり
ますが、こじんまりとしたこちらの
お店は開店からまだ20年ほどだとか。

<くらわんか餅>

こしあんと抹茶あんの2種類です。

まずは、王道のこしあん。
見た目が似ている伊勢名物の●福餅と
比較してみましょう。
あんこは甘さ控えめですが、滑らかさ
では●福に一日の長あり。
餅も少~しだけ固めでしょうか。
全体的にはとても良く似たテイスト。

続いては抹茶あん。
「フンフン、抹茶ね…大体分かるよ…」
という私の想像を遥かに越える抹茶の
いい渋味と苦味。
言うなれば「大人のくらわんか餅」…。
う~ん、なんとなくやらしい…

いずれも賞味期限は翌日まで。
(税込み 1個 100円)

あんころ餅の素朴で庶民的はところが
私のお気に入りです。
あなたも一緒に「餅喰らわんか~!」