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やすとみせんせいの気保養記

日常診療や院の取り組みなどを紹介していきます!(^^)!

上田古戦場ハーフマラソン ボランティア

2013年10月11日 | ボランティア活動


長野県上田市で

「第27回上田古戦場ハーフマラソン」



~「日本一(ひのもといち)の兵(つわもの)」真田幸村公の郷~


の鍼灸ボランティアに行ってきました





選手や来場者に「はり灸は痛くないよ!熱くないよ!怖くないよ!」という啓蒙活動が目的です

大会は上田市にある「県営上田野球場」を出発し、ハーフ・10㎞・5㎞・3㎞・2.5㎞を走る市民マラソンです。

一緒に安藤湧先生が同行してくれました。




スポーツ大会のボランティアは、僕自身初挑戦で何をしていいのやら~~不安と期待とが半々で向かいました。

まずは粗品の準備や会場設定、のぼりや看板の設定など朝6時30分から眠い目を擦りながらバタバタと働いていました



7時から選手の受付が始まるようなので、準備は急ピッチ



ところが、開会式前には疾走前の選手が来るだろうという予想はありましたが、準備をしている間にも選手が続々と体験依頼に来ました



僕の予想では、マラソン後は多くの方が来て頂けるだろうと思いつつも、スタート前は暇だろうと思っていたのでビックリ




開会式では元マラソン選手で現在はスポーツコメンテーターの千葉真子選手が特別ゲストランナーとして皆にエールを送ってました



その後も、選手が疾走中は観覧に来た人や家族を相手に体験をして頂きました。



選手がいなくなった会場では、太鼓の演奏があったりして大いに盛り上がっていました



そして、1時間もすると続々と短い距離の選手がゴールして来ては体験をしていくといった流れとなり、2時間もすると大盛況で待合も一杯の状態に!



そのまま、終わりまでベッドも待合も一杯でした。

結果として、180人を超える体験者への治療をスタッフ19人で行いました

そんな中、僕も微力ながら、精一杯来場者や選手に「はり灸体験」や治療をさせて頂きました



いやはや、前日までの天気の悪さから打って変って、快晴に恵まれ時期外れの暑さもあって疲れました


今回は、

(社)長野県針灸師会 総務部長 東信地区代表理事

ふるさとの針灸院 工藤恒先生




NPO全国鍼灸マッサージ協会 長野支部支部長

くま鍼灸院 熊谷賢一先生

ほがらか鍼灸院 大野朗先生


が中心となり、長野県の東信地区を中心に各地から集結したため、普段行っている治療方針や考え方も違う先生方の治療を垣間見れる絶好の機会でした。

なかには、臨床経験年数が短くてもテキパキこなしている若い先生や、ベテランの安心感のある先生などどれも勉強になることばかり

選手のニーズに素早く応えて、原因を究明し結果を出し、その後のケアの仕方やトレーニングや日常生活に至るアドバイスまでこなす姿は、大変頼り甲斐があるし勉強になるなぁという言葉しか出ませんでした。

そしてまだまだ、勉強しなくてはいけない事がたくさんあると僕自身実感しました

それでも、僕も湧先生も普段とは違う空気を楽しめたボランティア活動でもありました



今回のように、こうして違う団体((社)長野県針灸師会・NPO全国鍼灸マッサージ協会)の鍼灸師がお互いの垣根なく、ただ目の前の患者さんのために一致団結して行う事はきっと珍しいイベントです。

多くの団体があるこの業界で、こうした活動を多く行い、仲間意識を高め、多くの人々に体験してもらい、鍼灸のイメージを変え、体が辛い時には鍼灸をやってみようかなって思う人が増えれば、結果として自分達の治療院の患者さんの数も増える

現在、20歳以上の国民が1年間で鍼灸治療を利用する率は概ね約6~7%と言われています。

実数に換算すると約600万人~700万人

この数を更に伸ばす為にも、この様な地道な活動がとても大切なのだと今回の活動を通して改めて気付かされました。

これからも患者さんのため、地域のため、鍼灸業界のため、そして自分のためにも出来る事を一生懸命に、微力ながらも貢献していき、日々精進して行きたいと思います














【 最初の一歩を踏み出しなさい。

階段全体を見る必要はない。

ただ、最初の一段を上りなさい。 】

― マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

(Martin Luther King, Jr) ―

(牧師、キング牧師)



【 自分が変わるには、

自らの愚かさをあざ笑うことだ。

そうすれば見切りをつけ、

前進することができるのだ。 】

― スペンサー・ジョンソン(Spencer Johnson) ―

( 医学博士、心理学者、作家 )













やすとみ鍼灸整骨院

〒409-0112

山梨県上野原市上野原1735番地

Tel&Fax 0554-62-1189

ホームページアドレス
http://www6.plala.or.jp/yasu-A-M-B/

メールアドレス
yasu-a-m-b@amail.plala.or.jp
(病気や怪我についてご質問のある方はこのアドレスにメールを下さい)


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南相馬市ボランティア活動 

2013年10月09日 | ボランティア活動
先月も

福島県南相馬市へボランティア活動

に行ってきました

月末月始が忙しくアップできずにスイマセンm(_ _)m


今回は、

「小池長沼東応急仮設住宅」

です


今回の同行スタッフは牧ちゃん



↑今回はエステ(ハンド&フットマッサージ)をしました。


安藤湧 先生




【 鍼灸院接骨院さくら 】
山梨県笛吹市御坂町井之上1112-7 〔055-269-9810〕

中村幸雄 先生(明治国際医療大学時代の同級生)



が、ご協力して下さいました

忙しい中ありがとうございますm(_ _)m

感謝m(_ _)m




以前に「小池長沼“西”応急仮設住宅」には、2回程おじゃましていますが東地区は初めての訪問

もともと小池長沼という大きな仮設住宅があり、そこを西と東に名義上で分けただけなので、何人かは以前に受けて頂いた西からも参加してくれました。

また、お昼頃には少し時間が空いたので、小休憩もしながら・・・。



多くの方に参加して頂きました。

ご来場頂きありがとうございましたm(_ _)m


患者さまより頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

そして、ボランティア治療後には「おたっしゃ教室」を行いました



約1時間の運動教室で学んだことを、これからの日常生活の中でも積極的に取り入れ、体を動かし筋肉を刺激する習慣を身につけて頂ければと思っています



今回も笑いと悲鳴の入り混じる中、一生懸命に参加して頂きました



教室終了後には、ほどよい疲労感と充実感の中、満足気に笑顔で帰っていきました。

今回もご満足頂ける教室が出来て良かったです

ご協力をありがとうございましたm(_ _)m

参加者様より頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m


集会所の中の壁には、こんな言葉が飾られていました。



後悔のない人生は、理想ではあれど現実は厳しく……。

それでも、毎日を一生懸命に生きて、やりたい事をやる事が結果として意味ある人生、充実した人生に繋がっていくと思います。

いくつ齢を重ねても、希望や夢は持っていたいものです。



また、外の掲示板には



今でも「核」「放射能」「被曝」「核のゴミ」…いろいろなものに悩まされています。

現実の福島≪南相馬≫が抱えているテーマは、何ヵ月経過しても、何年たっても変わりません。

コントロールされているはずの放射能の問題は、訪問するたびに変わっているポスターをながめ、題名と講師を変えた同じテーマの講演の案内を見る度に、操縦不能の問題にしか思えません。

いかに物質的にコントロールが出来たとしても「絶対安心」という政府の不敗神話の崩れたこの町において、本当の意味で環境も人々の思いもコントロール(心底安心)出来る日が来るのでしょうか。

まだまだ、人々の安心できる日々は遠いようです。



今回も仕事をした満足感と共に後片付けをし、少しの悲壮感を抱きつつ集会所をあとにしました  














【 昨日から学び、今日を懸命に生き、

明日への希望を持て。

大切なことは問うことをやめないことだ。 】

― アルベルト・アインシュタイン

〔 Albert Einstein 〕 ―

( ドイツ、理論物理学者 ) 
















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南相馬市ボランティア活動

2013年08月27日 | ボランティア活動
今月も

ご来光を拝みながら




福島県南相馬市へボランティア活動

に行ってきました

今回は、

「大木戸大鹿応急仮設住宅」

です


今回の同行スタッフは牧ちゃん





安藤湧 先生



が、協力してくれました

感謝m(_ _)m

当日は別の集まりもあったようで、我々は談話室を利用させて頂いたため、ベッド3台を置いたら一杯で待合が非常に狭くなってしまう状況でした



それでも、次々にご来場頂き予約して、時間になったら戻って来るというシステムで対応し、多くの方を治療出来ました



また、ここの集落は地域交流が良く1人の患者様が次々と声を掛けてくれたことでより多くの来場に繋げました。

ご協力頂き誠に感謝致しますm(_ _)m



そんなこんなでお昼過ぎになり、患者様も1名になったのでそろそろと片付けを始めようとした時でした。



「ガタガタ…ガタガタ…」

「あっ地震




かなり大きな揺れに僕達は右往左往

幸いにして物が落ちてきたなどのトラブルは無かったものの、かなり驚きました

状況を確認したくてテレビを付けて地震速報を待っていました。

すると



僕達のいる南相馬市は震度「4」でした

震災以来の大きな揺れだった事に加えて、これがあの2年前の余震だったと言う事に更に驚きました。

余震ってどれほど続くものなのでしょうか?




後半はそんな状況ではありましたが、ご来場頂きありがとうございましたm(_ _)m



患者さまより頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

そして、ボランティア治療後には「おたっしゃ教室」を行いました







約1時間の運動教室で学んだことを元に、皆様の日常生活に運動を取り入れ、体を動かし筋肉を刺激する習慣を身につけて頂ければと思っています





今回も脱落することなく、一生懸命に参加して頂きました

教室終了後には、ほどよい疲労感と充実感の中、満足気に帰っていきました。

今回もご満足頂ける教室が出来て良かったです

ご協力をありがとうございましたm(_ _)m

参加者様より頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m



今回も仕事をした満足感と共に後片付けをし、集会所をあとにしました





ボランティア終了後、南相馬市立総合病院の及川医師を訪問しました

お忙しい先生ですが、我々の為に時間を頂き、温かく迎えてくれました。



今の南相馬の現状、今の南相馬市民の様子、今の病院に来る患者様の様子などなど、先生が南相馬の今を教えて下さいました。




いろいろな問題が山積なのは明らかではあっても、全く改善の目途は立ちません。

そんな現状で生活を続けている市民の心は穏やかな訳がありません。

そかしどこかで受け入れ、どこかで妥協し、どこかで納得し、どこかで今を生きるすべを見出して生活をしているのだと思います。

満足のいく今が無くても、頼りたい未来を捨てきれない今。

葛藤の日々の中で、それでも明日はまたここで生活をしていく。



帰り道にある『仮置き場』

いつ移動するのか約束されていない「仮」置き場。

山の中腹にあるここの数百メートル下には民家があり、畑があり、田があり、小学校があります。

それでも『「仮」置き場』には、通るたびに放射性物質を大量に入れた袋は増える一方です。

黒い異様な塊はまさに山となっています。

それでも『「仮」置き場』の下の住民は生活を続けます。

葛藤と闘いながら。









【 いかに多くの罪悪が

《国家のために》という

美名の仮面のもとになされたことか。 】

― ジェームズ・ラムゼイ・マクドナルド

(James Ramsay Macdonald) ―

( スコットランド出身、イギリスの政治家、

イギリス史上初の労働党出身の首相 ) 
















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南相馬市ボランティア活動 

2013年07月23日 | ボランティア活動
今月も

福島県南相馬市へボランティア活動

に行ってきました

長きに渡って支援を続けてきたこの活動も、今回で

20回目


という節目を迎えました

月に1回のペースで続けてきた活動は、どれ程に被災者の心と体を癒せたのか解りません。

しかしながら、小さな活動ではありますが、精一杯の支援の気持ちで続けてきた想いと、20回という継続の形は少なからずボランティア治療を行った300人を超える患者様達には、何かしら伝わっているものと期待します。

いつまで、続けられるか分りませんが無理なく行える範囲でこれからも支援を続けていきます

そんな記念すべき日にお邪魔したのは、

「小池原畑第二応急仮設住宅」です






向かっている際、朝6時の道中(飯舘村)の気温は


↑21℃

先日、山梨県の勝沼(桃・ブドウの産地)で38.6℃という日本で一番暑い地の気温から比べると、過ごしやすい気候にホッとして車を走らせました

また、川俣村の道沿いでは村人達が懸命に道路脇の花壇の手入れをしていました

町を綺麗にして、通る人達が少しでも運転しやすい、爽やかになれるような花を植えている事でしょう。

楽しそうに作業をしていました









今回も、同行スタッフは牧ちゃん





【 鍼灸院接骨院さくら 】
山梨県笛吹市御坂町井之上1112-7 〔055-269-9810〕

中村幸雄 先生(明治国際医療大学時代の同級生)



が、ご協力して下さいました

毎度、毎度忙しい中ありがとうございますm(_ _)m


今回は、周知の不手際もありなかなか集まりも悪く、患者さまは多く無かったものの、それはそれでゆったりとした環境の中、治療させて頂きました。




お忙しい中、ご来場頂きありがとうございました


患者さまより頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

そして、ボランティア治療後には「おたっしゃ教室」を行いました









約1時間の運動教室で学んだことを元に、皆様の日常生活に運動を取り入れ、体を動かし筋肉を鍛える習慣を身につけて頂ければと思っています

今回も誰1人、脱落することなく、一生懸命に参加して頂きました

参加人数は少なかったものの、教室終了後には、ほどよい疲労感と充実感の中、満足気に帰っていきました。

今回もご満足頂ける教室が出来て良かったです

ご協力をありがとうございましたm(_ _)m


参加者様より頂いた、アンケートの一部をご紹介します






ご協力ありがとうございましたm(_ _)m





今回も仕事をした満足感と共に後片付けをし、集会所をあとにしました。



その帰り道、いつものように

道の駅『南相馬』〔 http://www.nomaoinosato.co.jp/ 〕

に、寄っていきました

院内で飾るちょっと珍しい花やガーデニングに使える植物など掘り出し物があり、いつも何があるのか期待して行きます。

それもまた、楽しみの一つになっています。

そしてまた、来月も続けて訪問しようと思います









【 ワールドカップを観ていて相変わらず

「感動をありがとう」

なんて言ってるやつはもうてんで駄目なんだよ。

ほんとうの感動は、

やった奴しか分からない 】

― 北野武 ―

(映画監督、俳優、芸術家、漫才師) 
















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南相馬市ボランティア活動 

2013年06月18日 | ボランティア活動
今月も

福島県南相馬市へボランティア活動

に行ってきました

今回お邪魔したのは、

「桜井町応急仮設住宅」です

同行スタッフは、牧ちゃん



だけでした

他のメンバーとは都合が合わず、今回は二人での活動となりました

ところが、それが意外と功を奏したというのか、不幸中の幸いと言うのか、今回の集会所は過去と比較して1・2を争える程の小さな部屋でした。


↑メインはこの部屋だけでした

また、ここの世帯数は多くないようなので、我々の状況的にも好都合でした

しかしながら、患者さまが続々と集会所に集まり、最後まで二人でバタバタと休むことなく動いていました



お忙しい中、ご来場頂きありがとうございました




患者さまより頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

集会所には、こんなポスターも貼ってありました。



この町で

「原発は必要だよ」
「原発は怖くない」
「原発は子供たちの未来を明るくする」
「低線量被曝はむしろ体に良い!ホルミシス効果の恩恵」


などという原発推進の講演は、1度も見た事がないです。

この様な「原発反対」の講演を、市民向けにわかりやすく解説しているようです。





今回も仕事をした満足感と共に後片付けをし、集会所をあとにしました。



この桜井町応急仮設住宅の前には、立派な野球場があり少年達が大きな声で前力のプレイをしてました






少し時間に余裕があったので、帰りに『かしま福幸商店街』という復興商店街に寄っていきました



仮設店舗に何軒かの商店が立ち並び商売をしていました。




その中の『双葉食堂』でラーメンを頂きました



素朴で懐かしくさっぱりとした味わいに、大満足で帰路につきました





先日、本屋さんで見付けた本に【 3.11あの日を忘れない 】という題名で全5巻のコミックがありました

『3.11 あの日を忘れない① ~飯舘村・ほんの森でまってる~』 

『3.11 あの日を忘れない② ~陸前高田 命をつないだホーム~』 

『3.11 あの日を忘れない③ ~「陸の孤島」南相馬の子どもたち~』 

『3.11 あの日を忘れない④ ~気仙沼に消えた姉を追って~』


『3.11 あの日を忘れない⑤ ~希望への復興ドキュメンタリー作品集~』


その中の1つである

『3.11 あの日を忘れない① ~飯舘村・ほんの森でまってる~』 

という本があります

それを読んで、今回


【 ほんの森いいたて 】




という本屋さんに、寄り道してきました

当然、営業はしていませんでしたが、立派な建物に感嘆と苦悩の入り混じったような想いが込み上げます。

村人が待ち望んだ本屋さんは、地域にとことん密着し、憩いの場であり、集会の場所であり、情報交換の場でもあります。

そんな皆の居場所から、人の姿がありません。

誰もいない本屋さんからは、笑顔も声もありません。

全村避難の状況下でもきっと、定期的に戻っては整備されているようで植木の手入れや掃除は行き届いていました。

除染もしたのでしょう。

人が通るような場所の線量は、他の場所と比べると低い数値でした。


0.57μSv/h(マイクロシーベルト/毎時)

それでも、東京などの線量からすれば8倍近い数値です。

しかも、裏手に回り調べるとホットスポットがあり、過去最高の数値が出てしまいました。


10.34μSv/h(マイクロシーベルト/毎時)

2年経過してもなお、放射線の脅威を感じられる数値でした

時間を経過するごとに数値は上がっていく一方でした。

そこにあるのは、恐怖以外の何ものでもありませんでした。



★被曝量の限度・基準値★

●従来の日本の基準値(自然放射線以外に一般人が浴びることの出来る放射線)
一般人:1mSv/year(0.11μSv/h)

●自然被曝量(自然界から受ける放射線の量)
・世界平均2.4mSv/year(0.27μSv/h)
・日本平均1.5mSv/year(0.17μSv/h)
⇒うち外部被曝は0.07μSV/h

●公衆被曝上限の国際比較
・日本 1mSv/year(0.11μSv/h)
・アメリカ 1mSv/year(0.11μSv/h)
・イギリス 0.3mSv/year(0.03μSv/h)
・ドイツ 0.3mSv/year(0.03μSv/h)

●医療行為の被曝量
・胸部X線写真:0.057 mSV(57μSv)
・頭部X線写真:0.09 mSV(90μSv)

●放射線作業従事者が許容されている被曝量その1
100mSv/5年=20mSv/year(2.28μSv/h)

●放射線作業従事者が許容されている被曝量その2
50mSv/year(5.71μSv/h)

●現在のところ国際的に発ガンリスクが認められていないといわれる被曝量
100mSv/年(11.42μSv/h)
*医師の判断で必要とされた医療被曝の許容値と解釈して下さい。
(胎児に対しても顕著なリスク発生は認められていないそうです)

●全国の平常値の範囲
・北海道 0.02~0.105μSv/h
・福島県 0.037~0.046μSv/h
・東京都 0.028~0.079μSv/h
・山梨県 0.040~0.066μSv/h
・大阪府 0.042~0.061μSv/h
・沖縄県 0.0133~0.0575μSv/h

●国の汚染状況重点調査地域(除線基準値)
0.23μsv/h(20mSv/year)

●計画的避難区域や居住制限区域への指定の目安となる
3.8μSv/h(33.28mSv/year)

●文部科学省の福島県内の学校等の暫定基準(23年4月19日~)
・20mSv/year(2.28μSv/h)
・屋内外を考慮すると、屋外3.8μSv/h(33.28mSv/year)

●白血病を発症した成人男性の原発作業員に、労災を認めた基準(過去判例)
0.57μSv/h(5mSv/year)

●福島第一原発事故時、収束作業の為に許された基準
・従来の規定=11.42μSv/h(100mSv/year)
・実際の事故後の規定=28.54μSv/h(250mSv/year)








ずっと飯舘村を見守ってきたであろう、このお地蔵さまは何を想い、何を見つめているのでしょうか。




その帰り道、民家の庭に犬がいました



きっと飼い主がたまに来て餌や水を与えているのでしょう。

色艶も良く、元気に僕達に向かって吠えていました

主人の居ない自宅を守るように・・・。

愛情込めて育てられているのだろうと思います。

きっと、避難先でペットが飼えない環境なのでしょう。

一生懸命警戒して吠えている中でも、何処か淋しげな表情を浮かべ、裏腹に尻尾は愛情を求めて懸命に振っていました。

この仔は、いったいどれ程の被曝をしているのか…想像するだけで恐ろしい現状です。

生きているから問題ないのか、動物だから問題ないのか、健康被害が出ていないから問題ないのか…何も語れない、何を想っているのかも解らないその犬はただ、一心に吠え続けていました。











ボランティア活動にあたり、

資材のご提供を頂いています山梨の

『 有限会社 平穂医科器械 』 さま

のご厚意に、この場を借りて深く感謝致します。

ありがとうございます。

















【 どんなものでも、

自然という造物主の手から出るときは善であり、

人間の手に渡ってからは悪となる。 】

― ジャン=ジャック・ルソー 「エミール」 ―

(フランス、哲学者、作家、作曲家) 
















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