やすとみせんせいの気保養記

日常診療や院の取り組みなどを紹介していきます!(^^)!

休診のお知らせ

2013年06月24日 | お知らせ
以下の日程を学会出席のため、休診させて頂きます。



変更により、ご迷惑をお掛けしますが何卒ご理解の程、

宜しくお願いたします。







やすとみ鍼灸整骨院

〒409-0112

山梨県上野原市上野原1735番地

Tel&Fax 0554-62-1189

ホームページアドレス
http://www6.plala.or.jp/yasu-A-M-B/

メールアドレス
yasu-a-m-b@amail.plala.or.jp
(病気や怪我についてご質問のある方はこのアドレスにメールを下さい)







南相馬市ボランティア活動 

2013年06月18日 | ボランティア活動
今月も

福島県南相馬市へボランティア活動

に行ってきました

今回お邪魔したのは、

「桜井町応急仮設住宅」です

同行スタッフは、牧ちゃん



だけでした

他のメンバーとは都合が合わず、今回は二人での活動となりました

ところが、それが意外と功を奏したというのか、不幸中の幸いと言うのか、今回の集会所は過去と比較して1・2を争える程の小さな部屋でした。


↑メインはこの部屋だけでした

また、ここの世帯数は多くないようなので、我々の状況的にも好都合でした

しかしながら、患者さまが続々と集会所に集まり、最後まで二人でバタバタと休むことなく動いていました



お忙しい中、ご来場頂きありがとうございました




患者さまより頂いた、アンケートの一部をご紹介します





ご協力ありがとうございましたm(_ _)m

集会所には、こんなポスターも貼ってありました。



この町で

「原発は必要だよ」
「原発は怖くない」
「原発は子供たちの未来を明るくする」
「低線量被曝はむしろ体に良い!ホルミシス効果の恩恵」


などという原発推進の講演は、1度も見た事がないです。

この様な「原発反対」の講演を、市民向けにわかりやすく解説しているようです。





今回も仕事をした満足感と共に後片付けをし、集会所をあとにしました。



この桜井町応急仮設住宅の前には、立派な野球場があり少年達が大きな声で前力のプレイをしてました






少し時間に余裕があったので、帰りに『かしま福幸商店街』という復興商店街に寄っていきました



仮設店舗に何軒かの商店が立ち並び商売をしていました。




その中の『双葉食堂』でラーメンを頂きました



素朴で懐かしくさっぱりとした味わいに、大満足で帰路につきました





先日、本屋さんで見付けた本に【 3.11あの日を忘れない 】という題名で全5巻のコミックがありました

『3.11 あの日を忘れない① ~飯舘村・ほんの森でまってる~』 

『3.11 あの日を忘れない② ~陸前高田 命をつないだホーム~』 

『3.11 あの日を忘れない③ ~「陸の孤島」南相馬の子どもたち~』 

『3.11 あの日を忘れない④ ~気仙沼に消えた姉を追って~』


『3.11 あの日を忘れない⑤ ~希望への復興ドキュメンタリー作品集~』


その中の1つである

『3.11 あの日を忘れない① ~飯舘村・ほんの森でまってる~』 

という本があります

それを読んで、今回


【 ほんの森いいたて 】




という本屋さんに、寄り道してきました

当然、営業はしていませんでしたが、立派な建物に感嘆と苦悩の入り混じったような想いが込み上げます。

村人が待ち望んだ本屋さんは、地域にとことん密着し、憩いの場であり、集会の場所であり、情報交換の場でもあります。

そんな皆の居場所から、人の姿がありません。

誰もいない本屋さんからは、笑顔も声もありません。

全村避難の状況下でもきっと、定期的に戻っては整備されているようで植木の手入れや掃除は行き届いていました。

除染もしたのでしょう。

人が通るような場所の線量は、他の場所と比べると低い数値でした。


0.57μSv/h(マイクロシーベルト/毎時)

それでも、東京などの線量からすれば8倍近い数値です。

しかも、裏手に回り調べるとホットスポットがあり、過去最高の数値が出てしまいました。


10.34μSv/h(マイクロシーベルト/毎時)

2年経過してもなお、放射線の脅威を感じられる数値でした

時間を経過するごとに数値は上がっていく一方でした。

そこにあるのは、恐怖以外の何ものでもありませんでした。



★被曝量の限度・基準値★

●従来の日本の基準値(自然放射線以外に一般人が浴びることの出来る放射線)
一般人:1mSv/year(0.11μSv/h)

●自然被曝量(自然界から受ける放射線の量)
・世界平均2.4mSv/year(0.27μSv/h)
・日本平均1.5mSv/year(0.17μSv/h)
⇒うち外部被曝は0.07μSV/h

●公衆被曝上限の国際比較
・日本 1mSv/year(0.11μSv/h)
・アメリカ 1mSv/year(0.11μSv/h)
・イギリス 0.3mSv/year(0.03μSv/h)
・ドイツ 0.3mSv/year(0.03μSv/h)

●医療行為の被曝量
・胸部X線写真:0.057 mSV(57μSv)
・頭部X線写真:0.09 mSV(90μSv)

●放射線作業従事者が許容されている被曝量その1
100mSv/5年=20mSv/year(2.28μSv/h)

●放射線作業従事者が許容されている被曝量その2
50mSv/year(5.71μSv/h)

●現在のところ国際的に発ガンリスクが認められていないといわれる被曝量
100mSv/年(11.42μSv/h)
*医師の判断で必要とされた医療被曝の許容値と解釈して下さい。
(胎児に対しても顕著なリスク発生は認められていないそうです)

●全国の平常値の範囲
・北海道 0.02~0.105μSv/h
・福島県 0.037~0.046μSv/h
・東京都 0.028~0.079μSv/h
・山梨県 0.040~0.066μSv/h
・大阪府 0.042~0.061μSv/h
・沖縄県 0.0133~0.0575μSv/h

●国の汚染状況重点調査地域(除線基準値)
0.23μsv/h(20mSv/year)

●計画的避難区域や居住制限区域への指定の目安となる
3.8μSv/h(33.28mSv/year)

●文部科学省の福島県内の学校等の暫定基準(23年4月19日~)
・20mSv/year(2.28μSv/h)
・屋内外を考慮すると、屋外3.8μSv/h(33.28mSv/year)

●白血病を発症した成人男性の原発作業員に、労災を認めた基準(過去判例)
0.57μSv/h(5mSv/year)

●福島第一原発事故時、収束作業の為に許された基準
・従来の規定=11.42μSv/h(100mSv/year)
・実際の事故後の規定=28.54μSv/h(250mSv/year)








ずっと飯舘村を見守ってきたであろう、このお地蔵さまは何を想い、何を見つめているのでしょうか。




その帰り道、民家の庭に犬がいました



きっと飼い主がたまに来て餌や水を与えているのでしょう。

色艶も良く、元気に僕達に向かって吠えていました

主人の居ない自宅を守るように・・・。

愛情込めて育てられているのだろうと思います。

きっと、避難先でペットが飼えない環境なのでしょう。

一生懸命警戒して吠えている中でも、何処か淋しげな表情を浮かべ、裏腹に尻尾は愛情を求めて懸命に振っていました。

この仔は、いったいどれ程の被曝をしているのか…想像するだけで恐ろしい現状です。

生きているから問題ないのか、動物だから問題ないのか、健康被害が出ていないから問題ないのか…何も語れない、何を想っているのかも解らないその犬はただ、一心に吠え続けていました。











ボランティア活動にあたり、

資材のご提供を頂いています山梨の

『 有限会社 平穂医科器械 』 さま

のご厚意に、この場を借りて深く感謝致します。

ありがとうございます。

















【 どんなものでも、

自然という造物主の手から出るときは善であり、

人間の手に渡ってからは悪となる。 】

― ジャン=ジャック・ルソー 「エミール」 ―

(フランス、哲学者、作家、作曲家) 
















やすとみ鍼灸整骨院

〒409-0112

山梨県上野原市上野原1735番地

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