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やすとみせんせいの気保養記

日常診療や院の取り組みなどを紹介していきます!(^^)!

新型コロナウイルス(COVID-19)と心の健康

2022年10月28日 | 学会・勉強会・講習会
新型コロナウイルス(COVID-19)に対して、我々は何ができるのかを考えます

海外では、コロナに伴う不安や抑うつの増加に注目が集まっています

5 月には、経済協力開発機構(OECD)が、各国の状況をまとめたペーパー(以下、「OECD のペーパー」)を公表しました

その内容をもとに、新型コロナが心の健康に与えている影響について、考えてみたいと思います

新型コロナのパンデミック発生以降、大きく3 つの面から、人々は精神的苦痛にさらされる可能性があると整理できます

1 つめは、感染そのものが引き起こす恐怖や不安

感染して重症化し死に至ることに対する恐怖、感染したときに医療を受けられるのかという不安、感染が周囲に知られて差別されるのではないかという不安、などが含まれます

2 つめは、ウイルスの拡大に伴って環境が変化したことで生じる問題

拡大防止のための外出自粛や行動制限から生じるストレス、失業などの経済的打撃がもたらす抑うつや自殺、在宅の増加から生じる家庭内の暴力や虐待、ネット依存の高まり、高齢者の認知機能の衰え、などが該当します

3 つめは、メディア、ネット、SNS 等からの情報が引き起こす問題

テレビの情報番組等がもたらす不信と混乱

ネット上での衛生用品や生活用品の不足を煽るデマ、SNS での感染した人に対する差別や誹謗中傷、などが含まれます

こうした、精神的苦痛は、各国で、心の健康にダメージを与えています

まず、不安の有病率をみると、OECD のペーパーによると、コロナ前後で、アメリカは、8.2%→30.8%と急上昇

イギリスも19.0%→39.0%と、倍以上に伸びています

フランスは、13.5%→26.7%と倍近くに上昇しています

調査方法が各国で異なったり、自分の精神状態について回答する姿勢が国によって違っていたりするため、各国間の直接比較は困難とされています

日本は、2020 年に10.9%となっています

つぎに、抑うつの有病率についてみてみましょう

コロナが人々に与えた精神的苦痛は大きく、アメリカは、6.6%→23.5%と急上昇

イギリスも、9.7%→19.2%と、倍以上に伸びています

フランスも、10.0%→19.9%とほぼ倍増しています

日本も、7.9%→17.3%と、コロナ前後で、倍以上に上昇しています

カナダ、フランス、ニュージーランド、オランダ、イギリス、アメリカでは、昨年1 年を通じて、精神的苦痛のレベルを定期的に測定しました

これらの国では、不安や抑うつの有病率に波がみられたといいます

具体的には、2020 年3 月中旬~4 月上旬に最も高く、その後6~7 月ごろにいったん低下し、9月以降再び上昇しました

この有病率の波には、ヨーロッパ各国間で類似する傾向がみられました

OECD のペーパーによると、精神的苦痛のもととなる、コロナ感染による死亡者数の増加と、ロックダウンなどの感染症封じ込め政策の厳格さの両方に、かなりの相関関係があることが示されたといいます

さらに、OECD のペーパーでは、いくつかの分析が行われています

1 つは、就業状況と有病率の関係

コロナ禍でも雇用が維持された人は、失業した人よりも、不安や抑うつの有病率が低かったといいます

フランスでとられた雇用維持政策を例にとって分析をすることで、こうした政策が、精神衛生面への影響を緩和したことを示唆しています

もう1 つは、年代や性別の違いに伴う有病率の差異

一般に、不安や抑うつにさいなまれるのは若年者や女性ほど多い傾向があります

コロナ禍は、その傾向を助長しており、若年者や女性ほど、心の健康に大きな影響を受けているといいます

これまで、コロナに関しては、感染の抑制策とともに、ウイルス感染の仕組みや病態、ワクチンや治療薬の有効性など、疫学・病理学や薬学面の研究が進められてきました

今後は、今回みていったような、コロナが精神疾患に与える影響についても、世界中で研究が進んでいくものと考えられます

コロナを正しく恐れるためには、そうした研究の成果を、注意して見ていく必要があると思われます

「ニッセイ基礎研究所「研究員の眼」の報告より一部改変」



【 辛抱が肝心だ
この世を去るのは
生れ出てくるときと同じ
そうなる時がやがてくる 】

― William Shakespeare ―
― ウィリアム・シェイクスピア ―
( イングランドの劇作家、詩人 )

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自由の相互承認

2021年09月28日 | 学会・勉強会・講習会
先日、日本ラグビーフットボール協会主催の「2021年度オンラインコーチカンファレンス【特別セミナー】」がありました

日本体育大学の伊藤雅充教授が「プレーヤーセンタード・コーチングを考える」というテーマでご講演をされ、拝聴させて頂きました

大変勉強になることばかりで、コーチングのみならず、現役の0歳児パパとして子育てにも学びになるお話でした

その中でも印象に残ったキーワードが『自由の相互承認』という僕には初めて聞くワードでした

自由の相互承認とは…〔熊本大学教育学部准教授 苫野一徳先生のネット検索のコピペです

──哲学的に見ると公教育(学校教育)の本質とは何ですか。
ひと言で言えば「全ての子どもたちが自由に生きられる力を育むため」に公教育は存在しています。
ここで言う自由とは、「生きたいように生きられる」ということです。
自分が自由に生きるためには、他者の自由も認めなければなりません。
これを「自由の相互承認」と言います。
お互いに自由な存在であることを認め合う、この「自由の相互承認」の感度を育む。
これを土台にして、自由に生きられる力を育むのが公教育の本質だと、哲学的には言うことができます。
「自由の相互承認」という考え方自体はジャン=ジャック・ルソーや G.W.F.ヘーゲルといった哲学者たちが約250年前に見つけ出した近代社会の根本原理です。
(一部抜粋)

ヘーゲルは言う。
「生きたいように生きたい」という「自由」への欲望を抱えたわたしたちの前には、絶えず「他者」が立ちはだかっている。
この「他者」は、わたしたちの「自由」を妨げる一つの決定的な「規定性」である。
それゆえわたしたちは、自らの「自由」を実現するために、この他者からの「承認」を何らかの形で求めるほかないのだと。
歴史的に見れば、それはまず「承認のための生死を賭した戦い」の形を取るとヘーゲルは言う。
この戦いを通して、人類は主人と奴隷に分かれることになる。
しかし先述した通り、たとえ命を失うことがあったとしても、これまで人類は、「自由」を奪われたならその「自由」を奪い返すために必ず戦ってきた。
そしてそのために、人類は長らく戦争をなくすことができずにきたのだ。
ではわたしたちは、どうすれば「承認のための戦い」を終わらせ、自らの「自由」を十全に確保することができるだろうか?
その考え方は一つしかない。
そうヘーゲルは言う。
お互いがお互いに対等に「自由」な存在であることを認め合い、そのことを根本ルールとした社会を作ること。
すなわち、「自由の相互承認」に基づく社会を築くことによって。
もしもわたしたちが、「自由」に、そして平和に生きたいと願うならば、その限りにおいて、わたしたちは「自由の相互承認」を根本ルールとした社会を作るほかに道はないのだ。
近代ヨーロッパの哲学者たちは、長い戦争の歴史の果てに、わたしたちが「自由」で平和に生きられるためには、まずはお互いを対等に「自由」な存在として承認し合い、その上で、互いの「自由」を調整しながら社会を作っていくほかに道はないことを見出したのだ。
以上から、わたしは改めて、「自由」は人間にとっての最上の価値であり、この価値を守るためには、「自由の相互承認」の原理に基づく「自由な社会」をめざし続けるほかに道はないことを主張したい。
(一部抜粋及び改変)


僕と家族、僕と患者さん、僕と選手

そこには1つの事象に対し、お互いがそれぞれ自由に考え、思い、発言し、選び、実行する権利がある

自分の考えを認めてもらうには、相手にも同じだけの権利を持っているということをまずは自覚しなければならない

子どもが選んで遊んでいるおもちゃを奪って「こっちの方が良いよ」と言うことは、親の権利か責務かエゴイズムか

患者さんに「症状を軽減させるために家でこの運動をしましょう」と言い、次回来院時にやっていない時に叱咤することは、治療者としての権利か責務かエゴイズムか

子どもたちのプレーに対して「何で教えた通りにやらないの」と言うことは、コーチの権利か責務かエゴイズムか


ちなみに僕は、いずれのケースもそのような発言はしないように、そのような行動をとらないようにしています

勤務時代など、血気盛んな若かりし頃にはそのような発言もあったと思いますが(反省)、学んでいくうちに考えを改めていきました

いろいろなコーチングや心理学、発達学などを学んでいく中で多くのことを知ると、それらはスポーツや臨床の場面だけでなく、実生活にも子育てにも大切な学びがあります

『自由の相互承認』という言葉は、僕にはそれらの学びの根幹をなす重要なキーワードと感じました

学会やセミナーは、書物だけではカバーできない多くの学びがあり、自分をより成長させるために貴重な時間です


今後もいろいろな学びを続けていこうと思います


【 子供を不幸にする最も手っ取り早い方法は何か知っているだろうか。
それは、いつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ。 】
― ジャン=ジャック・ルソー ―
― Jean-Jacques Rousseau ―
( フランスの哲学者、思想家、作家 )

【 人にものを教えることはできない。
自ら気づく手助けができるだけだ。 】
― ガリレオ・ガリレイ ―
― Galileo Galilei ―
( イタリアの物理学者・天文学者・哲学者 )

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学会報告

2016年06月17日 | 学会・勉強会・講習会
先日、第16回 日本抗加齢医学会総会に参加してきました

運営事務局の発表によると4,000名を超える参加登録を数え、招待演者、共催企業各社、展示企業各社からの参加を併せると、5,000人を超える参加があったそうです 

毎年の事ですが、他に類を見ないほどの学会の規模に毎度驚きです

また、それだけ今の世の中に求められている分野がアンチエイジング(抗加齢)であり、興味・関心があるという事でしょう

その4,000名を超える参加者の中には医師、歯科医師、獣医、看護師、保健師、臨床検査技師、衛生検査技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、視能訓練士、歯科衛生士、社会福祉士、管理栄養士、薬剤師、介護福祉士、精神保健福祉士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、言語聴覚士などあらゆるジャンルの医療関係者が参加しており、発表内容も多岐にわたっています

また上記国家資格保有者は、学会や講習会に参加し単位を重ね、その後認定試験を受け合格すると日本抗加齢医学会認定の「指導士」という称号が与えられます

ちなみに、僕も指導士です

日本抗加齢医学指導士

さて、今回はその総会で勉強した内容の中から、最新で分かりやすい情報の一部をお伝えしようと思います

◎うつ病や不安症に対する運動の効果について
・4カ月以上行うと効果が期待できる。
・有酸素運動・無酸素運動どちらも効果がある。両方行うとより良い。
・1回30分以上、週に3~4回行う。
・中程度以上のレベルの運動が好ましい。


◎糖尿病
スタチン系薬(アトルバスタチン・ロスバスタチン・シンバスタチンなど)は、高血圧症または狭心症と、高コレステロール血症または家族性高コレステロール血症を併発している患者に出される薬ですが、それが糖尿病発症を増加させることが、ほぼ固まりつつある。

◎高齢者の不眠症
・ノンレム睡眠(深い眠り)が短い⇒脳や体が休まらない⇒日中眠い・ダルい
・高齢者に多い大腿骨骨折は早朝が75%⇒睡眠の質が良くないから寝起きにフラフラすることが一因にある。
・5種類以上の多剤服薬患者では、不眠症になるリスクは増加する。


◎目の健康
・上下の睫毛の内側には、『マイボーム腺』という、目を乾燥から守るために大切な脂質がでる分泌腺があり、その出口が上まぶたに約25個、下まぶたに約 20 個あります。マイボーム腺からでる脂質は、目の表面の涙が乾かないように、重要な役割を果たしていて、いわば天然の美容液です。

最近流行のアイメイク法はまつ毛の内側にアイシャドウやアイラインを入れるので、このマイボーム腺の出口がメイクで塞がれ、涙が蒸発しやすくなり、ドライアイを起こすといわれます。メイクはまつ毛の外側にするようにして、マスカラもまつ毛の根元には塗らないように注意しましょう。(日本眼科医会HPより一部抜粋)

・マイボーム腺が詰まったり汚れてしまったり、また感染の予防には眼瞼縁の洗浄(リッドハイジーン)が有効であり、アイシャンプーを使う事が推奨される。
・アイシャンプーを行う事でまつ毛が伸びるという効果も期待できる。


などなど、ここに挙げただけでも心療内科・内科・高齢医療・眼科・美容などいろいろなジャンルの講演があり、その内容は様々である事が分かると思います

上記内容以外にも、知り得た情報はスタッフ間で共有し、患者さんとの会話や日常生活指導、病態説明などあらゆる機会にお伝えしています

スタッフで手分けして、同時進行の講演を聞き、後日聞いた内容の勉強会を開くことで情報の共有を図っています

各々しっかり勉強しています

今回は2日間参加しましたが、ランチのお弁当もアンチエイジングなメニューを試行錯誤してあり、これも毎度楽しみの1つです



大変美味しく頂きました

特に老舗、人形町今半の「すき焼き弁当」は塩分やカロリーが控えめにもかかわらず、その味はしっかりとしており満足感の得られる内容でした




また、休憩の移動中に会場内で参加していた女優のいとうまい子さんに出会い、お願いしたら快く写真を撮らせて頂きました


顔が小さく、肌も実年齢が分からないほどに綺麗でした

ありがとうございました

いろいろな知識を身に付け、患者さんに最新の情報をどしどしお伝えしていきます




【 知識を増やすほど、創造できる 】
― ジュリア・チャイルド ―
〔 Julia Carolyn Child 〕
( 米国の料理研究家、アメリカの料理の母 )




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第5回 GUNTM国際シンポジウム

2013年11月25日 | 学会・勉強会・講習会


京都市西京区にある「ホテル京都エミナース」で

第5回GUNTM国際シンポジウム

がありました





GUNTM(ガンタム)とは、今年のホスト校で我が母校の明治国際医療大学によると



GUNTMとは、Global University Network of Traditional Medicineの略で、伝統医療の普及・発展と国際的な学術交流を目的に、アジア・オセアニア圏の7つの大学が中心に、2009年5月に発足した大学間のネットワークのことです。

今年で5回目となりますが、各大学が持ち回りでホスト校を務め、毎年テーマを決めた学術会議を開催しています。

これまでは加盟校の関係者だけの会議がメインでしたが、今年は明治国際医療大学がホスト校となり、『東アジアにおける伝統医学による予防・治療の有効性』という大会テーマに一般参加も加えたオープンな形での国際シンポジウムを開催します。

GUNTMの目指すところは、現在、医療は西洋医学と伝統医療の2つに大きく分けることができますが、それぞれに長所と短所があります。

特に伝統医療は経験的な要素が強いため、より良い伝統医療を確立するためには、長所を伸ばすと共に、短所は改善していく必要があります。

そのために必要な情報交換の場がこのGUNTMなのです。

世界を取り巻く伝統医療の様々な問題を、国境を越えて共有し、討論し合うことを目的にしています。

GUNTM加盟校は、慶熙大学(韓国)、北京中医薬大学(中華人民共和国)、広州中医薬大学(中華人民共和国)、香港浸會大学(香港)、中国医薬大学(台湾)、RMIT大学(オーストラリア)、明治国際医療大学(日本)の7大学です。

今回は、「各国における伝統医療の教育と資格」、「アジアの各大学で行われている鍼灸技術」、「予防と治療における伝統医療の有効性」の3つのテーマで、各大学における最先端の臨床・教育・研究を披露して頂くと共に、日本における鍼灸臨床や研究の成果を認識してもらうことで、海外で伝統医療を実践している方々と交流を深める良い機会になればと考えています。

特に今回は、実技のビデオ供覧も企画しておりますので、各大学の伝統的手技や最先端の研究に基づく治療法などを学ぶことが可能です。

また、シンポジウムに加えて一般ポスター発表のセッションを設けていますので、ポスター会場でのフリーディスカッションを通じて、海外研究者との情報交換をする場として是非活用して頂ければ幸いです。




今回の学会の道連れに、いつもボランティアでお世話になっている

【 鍼灸院接骨院さくら 】
山梨県笛吹市御坂町井之上1112-7 〔055-269-9810〕

中村幸雄 先生(明治国際医療大学時代の同級生)

と一緒に行きました



どんな学会かと、期待して行ったら講演は全て英語の発表で、純粋な日本人である僕には非常にハードルの高い学会でした

ほとんどの話の内容は理解できず・・・

しかしながら、スライドの絵や写真、動画からは各国でいろいろな手技が行われているのだなと解りました

乳児に鍼をしたり、吸玉(カッピング)やかっさ(GUASA)治療などがあった中で蜂の毒を1,000倍に薄めた物を注射器で打ったり、鍼に塗って打ったりしている治療もあり、驚かされました

また、美容鍼として女性の顔にローラー鍼(ローラー状の物にトゲトゲの鍼が付いた治療器)を使うのは日本でもありますが、韓国では頬が赤くなるまでかと思いきや微小な出血をしていました。

これにも驚きでした

いろいろな国でいろいろな考えで行われている鍼灸治療に興味深さを改めて感じました

各国の諸先生方の見識にただただ感心するばかりの学会でした。



そして、やっぱり京都の秋は風情があって良かったです





下の格言は、今回の発表者の1人である香港の中醫藥學院院長である??平教授(AipingLu,M.D.,Ph.D.)のスライドにあったものを紹介します。

しかし、??平教授がどんな意味でこの言葉を引用したのかは全く解りませんので悪しからず…











【 医者というものは、

ほとんど分っていない

未知の患者の病気を治療するために、

自分でもわかっていない薬を

処方するものである。 】



【 L'art de la médecine consiste

à distraire le malade pendant

que la nature le guérit. 】

〔 医術とは、

病人の気を紛らせているうちに

自然に病気が癒えることである。 〕



― ヴォルテール(Voltaire) ―

( フランスの小説家、劇作家、思想家 )















やすとみ鍼灸整骨院

〒409-0112

山梨県上野原市上野原1735番地

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長野支部・山梨支部合同連絡交流会&セミナー

2012年09月27日 | 学会・勉強会・講習会
先日、NPO全国鍼灸マッサージ協会

「長野支部・山梨支部合同連絡交流会&セミナー」

が、長野県松本市で行われました


当院のスタッフは都合が合わなかったので、ボランティアに引き続き

【 鍼灸院接骨院さくら 】
山梨県笛吹市御坂町井之上1112-7 〔055-269-9810〕
中村幸雄 先生(明治国際医療大学時代の同級生)

が、同行して下さいました

いつも助かりますm(_ _)m

松本市へは車で向かい、少し早めに着いたので市内にある松本城へ観光に行ってきました

近くのお蕎麦屋さんで松本城を眺めながら信州そばを堪能し、お城は中に入らずに外観を見ただけですが威風堂々、素晴らしかったです



今回の合同連絡交流会では、療養費取り扱いの話やNPOの活動状況等が話されました。



参加者からの活発な意見交換や質疑応答などで時間一杯充実した話し合いでした



セミナーでは、

「 患者の本質を見極めるための臨床推論 」

~ 鍼灸師がみる腰痛を主訴とする患者に対して ~


というテーマで、僕が講演をさせて頂きました





実技ではベッドや机を使い、「腰痛体操」を実践して頂きました







1時間の講義、30分の実技という内容だったので講義は急ぎ足での話になってしまい、参加して頂いた先生方には解りづらいモノだったかも知れません

話したい内容を絞ったものの、伝えたいことが山積みで…2時間くらいないと難しい内容だったのかなと反省しておりますm(_ _)m

しかしながら、そんな講義を聴取されて短時間で多くの知識を得るのは難しくとも、自らの知識を省みて、それぞれの先生方が今のままの現状維持で大丈夫か、研鑽していくべきかを判断し、安心や不安や焦りを感じて頂けたのなら成功だったのかなと思います

1人か数人で開業している先生方が、外の情報を得なければ今の自分の考え方や保険取扱の事や治療の知識などが正しいのか間違っているのか、最近の情勢も解りません。

このようなきっかけを機に、自分自身を見つめ直すきっかけにして頂けたなら幸いに思います




【 成長に必要なものは責任である。

あらゆるものがそこから始まる。

大切なのは肩書きではなく責任である。

責任をもつということは、

仕事に相応しく成長したいといえるところまで

真剣に仕事に取り組むことである。

責任に焦点を合わせるとき、

人は自らについてより大きな見方をするようになる。 】

― P.F.ドラッカー(アメリカの経営学者・社会学者) ―





☆ 地域No.1 整骨院&鍼灸院  やすとみ鍼灸整骨院 ☆

院長  安富 弘次 やすとみ こうじ ヤストミ コウジ

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山梨県 上野原市 安富 やすとみ ヤストミ
鍼灸 しんきゅう 整骨 せいこつ 接骨 せっこつ
整骨院 接骨院 鍼灸院 

国民健康保険 国保 全国健康保険協会 協会 社保
後期高齢者医療広域連合 後期 健康保険組合 組合
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労働者災害補償保険

国立障害者リハビリテーションセンター 講演 講師

痛み 凝り コリ 辛い

鍼灸 はり きゅう 針 小児はり 小児針
小児鍼 

夜泣き 疳の虫 かんの虫 自律神経 アレルギー
アトピー性皮膚炎 アトピー

寝違い
頸痛 首痛 むち打ち 鞭打ち むちうち
交通事故 事故 交通事故自賠責保険 自賠責保険

肩こり 首こり 頸肩腕症候群
背部痛 肋間神経痛 頚部脊柱管狭窄症 

肩甲上神経麻痺 
野球肩 野球肘 投球障害
四十肩 五十肩 肩関節周囲炎 腱板損傷 腱板断裂

肘内障

TFCC損傷 ガングリオン CM関節症 バネ指 つき指
へバーデン結節 ブシャール結節 腱鞘炎

ぎっくり腰 腰痛
腰部脊柱管狭窄症 脊柱管狭窄症
後縦靭帯骨化症 黄色靭帯骨化症 すべり症 辷り症 ヘルニア

筋々膜性疼痛症候群 筋緊張性頭痛 肩甲肋骨症候群 筋々膜性腰痛 

股関節痛 変形性股関節症 単純性股関節炎 ペルテス病

膝痛 オスグッド ジャンパー膝 ランナー膝 変形性膝関節症(OA) 
腓骨神経麻痺(peroneal paralysis)

外反母指、外反拇指、外反母趾 内反小趾
足関節捻挫 足底痛 足底腱膜炎 足底筋膜炎
扁平足 踵骨棘

不眠症 更年期障害 若年性更年期障害 
自律神経失調症 ストレス イライラ 

耳鳴り 耳鳴 難聴 メニエール病 耳管狭窄症

妊娠 不妊症 生理痛 PMS 生理前症候群 

前立腺 前立腺がん 前立腺肥大

骨折 脱臼 捻挫 打撲 挫傷 
肉離れ こむらがえり 
人工関節 TKA THA リハビリ

片麻痺 まひ 回復 脳梗塞後遺症 脊髄症 半身麻痺
顔面神経麻痺 顔面神経痛 三叉神経痛 ベル麻痺

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アスタキサンチン アスタリールACT アスタリズム 
トコトリエノール 安定化型ビタミンC アスコルビン酸グルコシド

介護予防 運動 介護予防運動指導員 高齢者 お達者教室 運動教室
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ボランティア 復興支援 南相馬市 いわき市 福島県
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