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やすとみせんせいの気保養記

日常診療や院の取り組みなどを紹介していきます!(^^)!

薄毛や脱毛の悩み③ 対策 一般編

2025年03月10日 | 症例
さて今回は、薄毛や脱毛の対策の話しをしていきます

一般的な対処法はもちろん、医学的根拠(EBM)に基づいた対処法を載せます

これは、現時点で僕が調べられた本や書籍、ネット情報なので、数年後には非常識な話しもあるかもしれません

アップデートは都度、行っていますので、最新情報を知りたい方は是非当院でご相談ください
(もちろんメールや電話対応も可能です

まずは、「薄毛や脱毛の悩み①」で話した内容から1つずつ解説していきます

① AGA・MPHLまたはFAGA・FPHL
② 円形脱毛症
③ 眼精疲労(近視)
④ 薬剤による脱毛
⑤ ホルモンバランス
⑥ ストレス(自律神経)
⑦ マイクロバイオーム
⑧ 生活習慣の乱れ
⑨ 誤ったヘアケア
⑩ 過度なカラーリング


対策① AGA・MPHL(男性型脱毛症)またはFAGA・FPHL(女性男性型脱毛症)

前回の解説②であったように、テストステロンと5α-リダクターゼが結合してジヒドロテストステロン(DHT:Dihydrotestosterone)を生成し、それが毛包に対して強力に作用するため、男性型脱毛症の原因として注目されている話をしました。

それに対して、抜け毛防止を目的とする育毛薬には、この5α-リダクターゼを阻害し、DHTの生成を抑制する成分が含有されています。

病院で出される一般的な薬には、DHTの生成を抑制するために配合される成分として以下のようなものがあります。

●フィナステリド(Finasteride)

抗アンドロゲン薬の一種で、FDA(アメリカ食品医薬品局)にAGA治療薬として認可されています。

Ⅱ型5α-還元酵素を阻害して、テストステロンがDHTに転換されるのを抑制します。

「プロペシア」の主成分です。

●デュタステリド(Dutasteride)

5α-リダクターゼのⅠ型とⅡ型両方に作用するので、フィナステリドより強力です。

「ザガーロ」の主成分です。

●ノコギリヤシ(Serenoa repens)

ソーパルメット(Saw Palmetto)とも呼ばれる薬草の一種です。

主な有効成分は以下の通りです。

・脂肪酸(オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸など)
⇒5α-還元酵素の抑制
・フィトステロール(β-シトステロール)
⇒DHT生成の抑制
・フラボノイド
⇒抗炎症作用
・ポリサッカライド
⇒免疫機能の調整

天然由来の成分なので副作用が少ないことから、5α-リダクターゼを阻害する効果がある育毛薬の成分として注目されています。

●ミノキシジル(Minoxidil)

ミノキシジルは、もともと高血圧患者の治療薬として1979年から使用されていました。

副作用として多毛が認められたことから再度、発毛剤として開発が進められ、1988年にAGA治療薬として承認されました。

ミノキシジルは、最近の研究で毛包の毛細血管を増加させることが分かりました。

髪の毛を生成する毛母細胞のアポトーシス(apoptosis:プログラム細胞死)を抑制する働きもあります。

これによりヘアサイクル(毛周期)の成長期が延長され、育毛及び脱毛抑制への効果が期待できます。

さらに、毛乳頭細胞からつくられるIGF-1の産生を促したり、毛乳頭細胞そのものを増殖させる働きもあったりすることから、ミノキシジルは発毛を促す成分として位置づけられています。

日本皮膚科学会のガイドラインでは内服薬としてフィナステリド、デュタステリド、外用薬としてミノキシジル、外科的治療として自家植毛を推奨しています。

代表的な薬を紹介しましたが、これらの育毛薬の治療効果が現れるスピードにはかなりの個人差があります。

早い人では1〜3ヶ月で抜け毛が減少して、明らかな毛髪の増加が認められる場合もありますが、一般的には最低6ヶ月〜1年間の治療により効果を確認する必要があります。

しかし中には治療開始から、2〜3年後に効果が現れる場合もあります。

年齢は、治療効果の発現の程度に必ずしも関係なく、80歳を超えた方でも十分な効果が現れる場合もありますし、若年でもなかなか十分な治療効果が現れない場合もあります。

対策② 円形脱毛症

ステロイド局所注射、局所免疫療法(JAK阻害剤など)、ステロイド外用療法が代表的です。

●ステロイド局所注射

ステロイドを患部に注射して免疫機能を抑制することで症状の改善を目指す治療法です。

単発型や多発型の患者さんにおこなわれます。

●局所免疫療法

脱毛部位に炎症を引き起こす物質を塗布し、アレルギー反応(かぶれ)をわざと起こすことで免疫バランスを変化させて円形脱毛症の改善を目指す治療法です。

広範囲の脱毛に効果が現れることも期待できますが、アトピー性皮膚炎を合併している方は皮膚炎が悪化してしまうこともあり注意が必要です。

また、オルミエント(JAK阻害薬)とは、細胞の内側にあるJAK(Janus kinase:ヤヌスキナーゼ)という酵素の働きを抑えることで、炎症や関節破壊を抑えるお薬です。

生物学的製剤と違って飲み薬でありながら、同じように炎症の原因となる物質(サイトカイン)の働きを抑制し、免疫細胞による毛根の攻撃を抑える、という作用です。

従って免疫を抑制する治療で、且つ非常に高額な薬剤(高額療養費制度適応)でもあることから、導入や維持治療には慎重な管理が必要な薬剤です。

●外用薬(塗り薬)

円形脱毛症には湿布や軟膏などの治療薬が用いられることがあります。

主な治療薬は下記の通りです。

・ステロイド外用
・ミノキシジル外用
・塩化カルプロニウム外用

●内服薬(飲み薬)

円形脱毛症は外用薬だけでなく内服薬が用いられることもあります。

主な治療薬は下記の通りです。

・ステロイド内服
・セファランチン
・抗アレルギー薬(第2世代抗ヒスタミン薬)
・グリチルリチン、メチオニン、グリシン複合薬

対策③ 眼精疲労(近視)

●遠くを見る

眼精疲労はピントを合わせるときに使用する毛様体筋が疲労することによって発生します。

スマホやパソコンなど近くのものを見続けると目に負担がかかるため、毛様体筋の緊張を緩和させることが大切です。

休憩中は窓の外を見て、室内にいる場合は部屋の中で遠くにあるものを眺めましょう。

何かを注視するのではなく、ぼんやり眺めることを意識しましょう。

できれば、60分ごとに2〜3分は遠くを見るように習慣づけることをおすすめします。

●目を休める

眼精疲労対策には、目を休ませることが効果的です。

厚生労働省によるとパソコンやスマホを使った情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインにおいて、連続で1時間以上の作業が発生しないように10分~15分の作業休止時間を設けるように推奨しています。

●目を温める

集中したり、目を酷使するなどして目が疲れている場合は、目のまわりを温めると緊張した筋肉が緩和されてリラックスした状態となり、眼精疲労の解消に効果的です。

また、温めることによって目と周辺の血管が広がるため、疲労物質を流したり、涙が蒸発するのを防ぐマイホーム腺の油分の分泌を促して目の疲れを癒します。

目を温める場合は、蒸しタオルやホットアイマスクなどを使用し、入浴時に温かいシャワーを軽く目に当てるのもよいでしょう。

しかし、目の充血や痛みを感じる場合は、温めるよりも冷やした方が良いケースもあります。

目を冷やすときは、冷蔵庫で冷やしたおしぼりや保冷剤を巻いたタオルを目に当てましょう。

●ツボ押しをする

ツボ押しを行うことで、自律神経が緩んで眼精疲労や目の疲れを緩和する効果が期待できます。

上図が目に良い代表的なツボです。

爪を立てずに、指の腹で優しくマッサージしてください。

●目に良いとされる栄養素

目に良いとされている食品や栄養分を効率よく取り入れることで、眼精疲労の予防や症状緩和につながる場合があります。

ただし、何か1つの食材が眼精疲労を良くするわけではないので、バランスよく摂ることが大切です。

(※長くなるので、後に掲載する予定の近視の話しの時に更に詳しく解説します)

対策④ 薬剤による脱毛

抗がん剤は細胞の分裂を抑制することで癌細胞の増殖を抑えるようにできているため、毛母細胞も影響を受け死滅します。

そのため脱毛が引き起こされるのです。

多くの場合、投薬を止めることで徐々に回復が見られます。

抗がん剤治療中の脱毛を止める方法はありません。

また、薄毛や脱毛の悩み①で風邪薬、解熱剤、かゆみ止め、花粉症の症状を抑える薬などでも薄毛や脱毛の原因となる物質が含まれていることを話しました。

そのため、薄毛や脱毛の原因がそれらの薬剤の服用との関連性を疑ってみることも必要です。

そこに原因の可能性がある場合は、服薬を止め、医師や薬剤師に相談しましょう。

対策⑤ ホルモンバランス

ホルモンバランスは、食事内容が偏っている、運動不足や過度な疲労、精神的ストレスが長期間続く、喫煙や過度な飲酒などさまざまな要因で乱れます。

加齢によるホルモン分泌の変化も大きく、特に男性では中年期以降に男性ホルモンの分泌量が乱れやすくなります。

DHTの生成を抑えるには、男性ホルモンを生成・変換する酵素の働きを弱めるか、ホルモンの分泌量そのものを抑える必要があります。

生活習慣を改善し、適切な食事や運動を続けて、ホルモンが過剰に分泌されにくい状態に導くことは大切です。

男性ホルモンを減らすポイントとしては、

◎脂質と糖質の摂取量を適度にコントロールする
◎ストレスを溜め込まない生活リズムを心がける(次項参照)
◎運動習慣を取り入れて体重増加を防ぐ


これらを継続することで、男性ホルモンの抑制に役立つ体内環境へ近づけます。

対策⑥ ストレス(自律神経)

ストレスに対する対処法は、

◆自分自身がストレッサーやストレス反応に気づくこと
◆睡眠をしっかりとること
◆適度な運動(散歩やストレッチ)
◆誰かと話をする
◆自分の思いをノートに書いてみる
◆映画鑑賞や読書で泣いたり笑ったりする
◆創作・創造作業を取り入れる
◆マインドフルネス(瞑想)をする
◆趣味を楽しむ
◆自然に触れる
◆どこかに行く
◆身のまわりを整える
◆リラックスする


などなど、いろいろ言われている対処法があると思いますし、ネットで検索してもたくさん出てきます。

しかしながら、大切なのは自分にあった対処法を探し、必要に応じて増やしていくことが重要です。

効果的なのは、日常的に使える小ワザをたくさん用意して、こまめに使っていくことだと言われています。

対策⑦ マイクロバイオーム

マイクロバイオームのバランスを整えることが、薄毛の進行を抑制する新しい治療のアプローチになり得る可能性があります。

頭皮環境を健全に保つためには、頭皮に優しいシャンプーをすること、適切な食生活や生活習慣の見直しも、微生物バランスの維持に寄与します。

まだまだ未知の部分が多いジャンルなので、今後マイクロバイオームをターゲットとした治療法の開発が進むことで、若年層を含めた薄毛問題に対して、新しい解決策が提供されることが期待されています。

対策⑧ 生活習慣の乱れ

肉や魚、大豆製品など、良質なたんぱく質を積極的に取り入れることが必要です。

また、ビタミンやミネラルを十分に摂取するために、野菜や果物も日々の食事にバランスよく組み込みましょう。

食事で意識したい栄養素
■タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品など)
■ビタミンB群(レバー、豚肉、豆類など)
■ビタミンC(果物、野菜)
■ミネラル(亜鉛、鉄分など)


ただし、「対策④ 薬剤による脱毛」の際に話したように、何か1つの食材が薄毛や脱毛を良くするわけではないので、バランスよく摂ることが大切です。

対策⑨ 誤ったヘアケア

当院がお勧めしているのは「湯シャン」です。

湯シャンとはシャンプーを使用せずに、お湯またはぬるま湯で頭皮を洗浄する洗髪方法です。

洗いすぎを防ぐのが目的で、肌質次第では頭皮環境を整える効果が期待できます。

海外ではノーシャンプー、no poo(ノー・プー)ともいわれていて、セレブたちの間でも話題となっています。

湯シャンには主に以下の特徴があります。

フケや乾燥を抑えるなどの効果がある
皮脂過剰を抑えられる
湿疹やかゆみを軽減する
頭皮環境を整えられる
湯シャンの効果を得られるまでは時間がかかる


まずは基本の湯シャンのやり方をご紹介します。

髪の毛を洗う前にブラッシングを行いましょう。

汚れや匂いをある程度取り除くことができます。

お風呂では、まず髪を洗う前に湯船に浸かるのがおすすめ。

頭皮を温めることで、汗や皮脂、汚れが落ちやすくなります。

その後、シャワーヘッドを地肌につけながら、手でやさしくなでながら汚れを落としたら、指の腹でゴシゴシと揉みこする感じで洗いましょう。

ちなみに、頭皮に1番刺激を与えない温度は、36~38℃のぬるま湯だそうです。

お風呂から上がったら、髪をタオルでポンポンとやさしく叩くようにして水分を取り、ドライヤーで髪の根本をしっかり乾かします。

湯シャンを始める際は、いきなりシャンプーの使用を完全にやめるのではなく、一週間に数日シャンプーを利用しない日を作り、徐々に湯シャンの頻度を増やしていくのがおすすめです。

日常的にシャンプーを使用している人がいきなり全くシャンプーを使用しなくなると、頭皮の皮脂量をコントロールできなくなり、頭皮トラブルにつながる恐れがあるためです。

また、お湯だけでの洗髪に慣れていないと、汚れを十分に落とせず、ベタつきやにおいが発生する原因にもなりかねません。

対策⑩ 過度なカラーリング

若い世代でのヘアカラーは自己表現の一環ですが、頭皮に優しい製品を選ぶことが重要です。

また、出来れば自分でするよりも美容室で専門家にカラーリングをして頂いた方が、ダメージを最小限で済ませられます。

例えば頭皮ギリギリから数ミリ離して塗る「ゼロタッチ」技術や、ホイルを使って頭皮に薬剤が付かないように染めるハイライトなどの方法があります。

重要なのは、頭皮を傷つけない事。

カラーリング後は、保湿効果のあるトリートメントや頭皮用美容液でケアを行うことで、髪と頭皮の健康を保つことができます。

自分で行う場合でも、ヘアカラー剤にはさまざまな種類がありますので、できるだけ刺激が少なく髪へのダメージが少ない製品や方法を選ぶことが重要です。

市販の製品では「ノンジアミン」「低刺激処方」などと表示されたヘアカラー剤も出てきているようです。

また、植物由来のヘナやカラートリートメントなど、比較的マイルドな染色剤を利用する方法もあるようです。

近年では、ジアミン系染料(パラフェニレンジアミン=PPD)の代替となる新しい成分を使ったカラー剤も開発されており、アレルギーリスク低減の選択肢として注目されています。

こうした低刺激のカラー剤に切り替えることで、頭皮への負担を減らすことができます。

米国皮膚科学会も「染める色は自分の地毛から3段階以内の明るさに留め、できれば明るくするより暗めに染める方が髪への負担は少ない」とアドバイスしています。

また「ヘアカラーやパーマなどによるダメージの蓄積が最終的に毛包(毛根)にまで及ぶと、そこからは毛が生えなくなり薄毛の原因になりうる」と指摘しています。

明るく大幅に色を変えるほど髪のタンパク質構造が損傷を受けやすく、また頻回にカラーリングを繰り返すことで、結果として枝毛・切れ毛が増え、髪全体のボリューム低下につながります。

ヘアカラーを選ぶ際は「どれくらい髪に負担がかかるか」という視点で種類や色味を検討し、自分の髪質や頭皮に合ったものを選びましょう。

一般的な目安として、ヘアカラーはできれば4~6週間(1ヶ月半)以上の間隔を空けると良いと言われます。

以上、①から⑩に対する対策は一通りお話ししました

次は、「薄毛や脱毛の悩み② 続解説編」でお話ししたIGF-1について話します

IGF-1(insulin-like growth factor-1:インスリン様成長因子-1)は強力な育毛作用があるため、脱毛症の種類に関わらず育毛効果が期待できます。

では、どうしたら増やすことが出来るのでしょうか?

これまでに、安全にIGF-1を増やす方法は見つかっていませんでした。

しかし、IGF-1による育毛研究において著名な、医学博士 岡嶋研二先生(名古屋Kクリニック院長)が「IGF-1育毛理論」を提唱しました。

そして、これまでの研究成果から、頭皮や胃腸の知覚神経を刺激すると頭皮の毛根、および頭皮を含んだ全身のIGF-1が増加することがわかりました。

この発見を応用して、胃腸の知覚神経を刺激する薬剤の投与や食餌(栄養補給のための食べもの)成分の摂取、さらに頭皮の知覚神経を刺激する成分の頭皮への塗布などの新たな薄毛の治療方法を開発して、実際の治療に応用しています。

さらに、育毛と同時に、美肌、抗うつ、生活習慣病改善、認知機能改善などの健康効果も期待できます。

その食餌成分とは、「カプサイシン」と「イソフラボン」を摂取することで、IGF-1を増加させるという方法です。

▼唐辛子(カプサイシン)

IGF-1は、知覚神経を刺激すると分泌が活発になります。

唐辛子に含まれる辛味成分のカプサイシンを皮膚に塗ると、およそ30分後からIGF-1の濃度が増加し始めることが分かっており、一度塗布すると3時間程度IGF-1の濃度が高いまま保たれます。

これは知覚神経を刺激すると、IGF-1の材料となるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide=CGRP)が多く放出されるため、IGF-1が増えやすくなるためです。

体内から摂取しても同様の働きがありますので、直接皮膚に塗る必要はありませんが、唐辛子を積極的に食生活に取り入れ摂取することもオススメです。

▼大豆(イソフラボン)

また、大豆食品に多く含まれるイソフラボンも、体内でIGF-1の生成をサポートしてくれます。

前述のCGRPは、本来女性ホルモンから作られているのですが、大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンと同様の働きがあり、大豆製品を食事に取り入れることでCGRPを増やすことができます。

イソフラボンでCGRPを増やし、カプサイシンでそのCGRPをしっかりと放出することで、最も効率よくIGF-1を増やすことができます。

唐辛子と大豆の両方を、積極的に食生活に取り入れることで、IGF-1の生成が効率よく高められるので、最もオススメなのです。

また、他にも胃腸の知覚神経を刺激する作用を有する食餌成分としてショウガ、わさび、海藻成分、亜鉛、根菜類、およびカカオやコーヒーに含まれるポリフェノールなども、育毛に効果的だと言われています。

米ぬか成分も、知覚神経刺激作用を有しており、玄米食も育毛には効果的です。

注意)岡嶋研二先生ですが、実は2012年に熊本大学、名古屋市立大学在籍時の部下が論文捏造したことの監督責任により、停職6ヶ月の処分を受けたことがあります。
そのためカプサイシンとイソフラボンの組み合わせによる育毛効果に対して不信感を抱く人も出てきました。
しかしながら、この組み合わせによる育毛効果に関して、全否定できる論文が発表されていないこと、効果に対する結果は改竄されている可能性があるが、全く信用出来ない研究結果とは言い難いという位置づけになっています。
信じるか信じないかは、あなた次第です!


他にもIGF-1を日常生活の中で増やすことが出来る方法がいろいろと推奨されています。

▼運動

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をすると、脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。

すると肝臓からIGF-1細胞が分泌されるため、有酸素運動を取り入れることはIGF-1を増やすために効果的です。

またIGF-1を作り出しているのは肝臓だけではありません。IGF-1は筋肉に直接働きかけたり、筋サテライト細胞という幹細胞の増殖を促し、筋肉肥大にも関わっている成長因子です。

そのため、筋トレなどの筋肉を使う運動もIGF-1を増やす方法です。特に大腿四頭筋(太ももの前部)などの筋肉の大きな部位を中心にトレーニングを行うと効果的です。

▼入浴

ぬるめの湯船(38度から40度ぐらい)に、15分から20分を目安にゆっくりと浸かり、身体を温めることで副交感神経が活発になり、 IGF-1細胞が生成されます。

湯船の温度が熱すぎる、入浴時間が短くリラックスできていない、反対に入浴時間が長すぎてのぼせてしまう、といった場合は交感神経が優位になってしまい逆効果です。

ただし、寝る直前の入浴は寝つきを悪くしてしまいますので、就寝の2~3時間前を目安として入浴を行うように気をつけましょう。

▼睡眠

深い睡眠は成長ホルモンの分泌が促され 、さらに副交感神経の働きが高まってIGF-1細胞の生成にも有効です。

成長ホルモンは睡眠中に脳下垂体から分泌され、その成長ホルモンが肝臓からの IGF-1細胞の分泌を促します。

最もIGF-1が多く分泌されるのは、入眠後3〜4時間で訪れるノンレム睡眠時といわれています。

そして睡眠中にIGF-1 が各細胞の働きを高め、昼間のダメージから身体を回復させます。

慢性的な睡眠不足や質の悪い睡眠が続くと成長ホルモンが十分に分泌されず、正常な育毛が妨げられることが考えられます。

髪の毛の成長には、IGF-1が欠かせませんので、良質な睡眠をとるように気をつけましょう。

また、体を暖めることがIGF-1を増やし、育毛には重要です。

毎日の運動、やや長めの入浴、冷たいものよりは、暖かい食べ物を摂ることなどが勧められます。

さらに、適度の太陽の光を浴びての散歩や酸性の温泉浴なども育毛には効果的です。

そして、青色光もIGF-1を増やすことがわかりましたので、市販の白色LED(青色の光を白く見せている)などの照明も、育毛には効果的だと言われています。

また、5α-リダクターゼを抑制する作用のある食餌成分もありますので、積極的に摂取することも大切です。

▲イソフラボン

イソフラボンには5α-リダクターゼ抑制効果があります。

また、イソフラボンには先程話したようにIGF-1の分泌を促す働きもあり、髪の毛の成長をサポートする効果が期待できます。

他にもイソフラボンに含まれるエストロゲンは女性ホルモンと似た働きをすることから、薄毛の原因となる男性ホルモンを抑制する効果が期待できます。

▲リモネン

みかんの皮に含まれるリモネンには5α-リダクターゼ抑制効果があります。

みかんの皮をそのまま摂取することは難しいため、みかんの皮を乾燥させた陳皮(チンピ)茶などで摂取するとよいでしょう。

▲カテキン

緑茶等に含まれるカテキン類の一種であるエピカテキンガレート(Epigallocatechin gallate :EGCG)には5α-リダクターゼの抑制作用があります。

緑茶には他にも、ビタミンCやビタミンEなど髪の毛の生成をサポートする効果の期待できる栄養素も含まれています。

▲亜鉛

亜鉛には髪の毛の主成分であるケラチンの生成をサポートする働きがあります。

5α-リダクターゼそのものを抑制する効果はありませんが、髪の毛の正常な生成に必要不可欠な栄養素であるため、適度に摂取することが推奨されます。

亜鉛は牡蠣や豚レバー、卵等に多く含まれています。

亜鉛の吸収率はあまり高くないため、吸収を促進してくれるクエン酸やビタミンなどの栄養素を一緒に摂取するのがおすすめです。

一方で食物繊維や穀物、豆類に多く含まれるフィチン酸などは亜鉛の吸収を妨げてしまうため注意しましょう。

いかがでしたか

対策の中には、専門医に相談のうえ行う治療から、食事の見直し、生活習慣の改善など今すぐできそうなモノまで多岐にわたってお話ししました

全てを一気に理解し、実行するのは難しいでしょう

しかしリスクもなく、自分の髪に少しでもプラスになるのなら、出来るところから始めてみることに躊躇はいりません

即、始めてみましょう

しかし、やってみて調子が悪くなる、今までより髪の状況が悪くなってきたなどのマイナスなことがあれば中止して、それまでに行っていた習慣や方法で様子を見ましょう

参考にして頂けましたら幸いです

さて次回は、薄毛や脱毛の原因に対する当院の対策をお話しします

「薄毛や脱毛の悩み」のシリーズの最終章となる予定です

よろしくお願いいたします


【 髪の毛が後退しているのではない
私が前進しているのである 】

― 孫正義 ―
( 実業家、資本家、投資家 )



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