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国家の三要素から見る、日本の危機的現状~解説付きです。

2016年06月11日 | 政治

【三宅博】国家の三要素から見る、日本の危機的現状[桜H28/6/9]



解説 (発言内容)


今日は皆さんに「国家の三要素」、非常に基本的なことだがお話したいと思う。
それをもう一度確認することによって、今の日本の問題点が非常にわかりやすくなるのでお話したい。
国家の三要素とは「領土・国民・主権」ということ。
これは皆さん学校で各々教わったと思うが。
日本の現状はどうか、領土は果たしてどうか、竹島は韓国に占領されっ放しで、
占領統治が終わる直前の昭和27年の1月に韓国の李承晩大統領がどざくさに紛れて竹島を奪ってしまって、
それに対して未だに取り返すことができない。

そしてまた尖閣諸島のことだが中国が1969年以降、あの尖閣の周辺に非常に大きな資源が眠っているということがわかって「尖閣はもともと中国の領土だ」と、とんでもない嘘を彼らは言い始め、そして着々と長期的に戦略をすすめて我が物にしようと考えていて、これに対して日本が有効な対抗策をとれないでいる。

或はまた東シナ海の海洋における石油資源で中国は一方的に日中の中間線というか中国側のところに次々と施設を建てて地中に眠る両側にまたがる石油資源をずっと吸い上げているという状況で、日本はこれに対してほとんど抗議も或は彼らの行動を阻止するような動きが全くない。
ストローと一緒でまたがった石油資源を中国側がずっと一方的に吸い上げているのが今の状況で、しかもそれを国民に知らせることができない。

そして次は国民だが国民のほうはどうかというと、北朝鮮に数百名の国民が拉致をされている。
こんな簡単な構図はない。
犯人は北朝鮮、拉致をされた日本国民は北朝鮮国内の招待所、というところであらゆる自由を奪われて、
そしてまた生命の危険にさらされながら今日か明日かと日本の救出を待っている。
これに対して日本の政府は有効な手だてをとらない、対抗手段をとらない。
基本的に日本政府は拉致問題に関して取り返そうとする意志がない。
政府は「国政の最優先課題として拉致問題に取り組みます。」「全面解決まで頑張ります!」と言っているがこれは国民に向けてのスローガンを連呼して国民を欺く為の言葉であって決して許してはならない。
最大1000人を超えるかもしれない日本の同胞が北朝鮮に拉致をされて、それに対して日本政府は全くこれを取り返そうとしない。

そして最後に「主権」の問題。
その象徴的な存在である憲法を考えてほしい、これは昭和22年の5月3日に施行されたもので、占領軍GHQが9日間ほど徹夜して作り上げた代物でいろいろと綺麗ごとを書いているが、憲法の前文は何と書いているか。
日本は悪い国だ、アジア諸国に迷惑をかけた。
そして植民地を作って資源等を簒奪・強奪してきた悪い国だ、だから日本のことを日本は決めてはなりませんよ、日本のことを決めるのは平和を愛する諸国民だ、ということを書かれているのが「日本国憲法」である。
ここには国家としての主体性は全く見られない。
そもそも憲法は国内外に対して日本はこういう国である、ということを宣言するものであり、その憲法の前文に日本は悪い国であって日本の事を日本人は決めてはならない、日本のことを決めるのは平和を愛する諸国民であり、その実態は自国民約一億人を殺した中華人民共和国、或は日ソ不可侵条約を一方的に破り日本軍人や日本人居留民50万人以上を殺害・略奪・凌辱したロシア、そして日本を焼夷弾で焦土と化して最後に2発の原子爆弾を落としたアメリカ、これが平和を愛する諸国民であり、その親玉がアメリカというかこれらの国々が日本の基本政策を決めていくというのがあの日本国憲法である。
名前は「日本国憲法」だがまさにその被占領国たる日本に対する押しつけられた占領統治憲法である、これを未だに70年間近く墨守し続けている、これを根本的に変えなければならない。

3年前の2月に石原慎太郎さんが予算委員会で安倍総理に「今の日本国憲法を作ったのは誰か?」という問いに対し、安倍さんは「主に占領軍が中心となってこれを作った」とハッキリと答弁されている。
ところがほとんどマスコミがこれを無視し、国会もこの発言をあたかもなかったかのように取り扱っている。

本来これは「驚天動地」の話である。現行憲法を作ったのは日本人ではない。
しかもGHQの検閲指針30項目の第一に何が書かれているか、日本国憲法を占領軍が作ったということを言ってはならないと書かれている。 
こういったとんでもない戦後構造というかさまざまな仕掛けを一挙に取り払っていかなければならないと思う。

そういう欺瞞的な憲法の中で大きな勘違いしているのが今の政府の官僚であり、政治家でもあるのではないかと思う。

先の大戦の時に満州にいた130万日本人の居留民、これを本来無事に帰さなければならないのに、無傷の100万関東軍は共産主義に対する非常に甘い幻想があったのか、そうした中でソ連に騙されて、満州は混乱の極みにあるので列車で満州を迂回して日本に帰すという甘言にやすやすと乗ってしまって、シベリアの地に送られて奴隷同様の強制労働をさせられて20万人以上が殺された。
そして何よりも満州にいた130万日本人同胞はあのソ連軍に略奪・凌辱・殺人、混乱の極みで数十万人が殺されていった。

関東軍はなぜそんなバカなことをしてしまったのか、彼らの非常に大きな勘違いは「軍の使命は国家の権益を護ることが最大の使命」であると彼らは勘違いしていて、武装解除の命令にやすやすと乗ってあのソ連の本質を知らずに100万関東軍と共に130万人の同胞を地獄に追いやった。
これを我々はもう一度見直さなければならない。
同じ時に蒙古、今の南モンゴル、これは満州と中国の間にある。 
駐蒙軍の司令官は根本博さんという陸軍中将であった。
根本さんは大本営にいる時に情報担当ののシナ班の班長であり、ソ連班の班長と同僚であり、ソ連共産主義の非人道的な本質というものを非常に厳しく認識をされていた。
だから彼は支那派遣軍の総司令部から「武装解除をしてソ連に武器を渡せ」という命令に反抗して「我々は絶対に武装解除に応じない、我々の使命は4万人いる蒙古の居留民を無事に日本に帰すことだ。」と敢然とソ連と戦って4万人の蒙古にいる居留民と30万人以上いる駐蒙軍将兵を無事に日本に帰した。
最終的には蒋介石との話し合いでそういう話がついて実現されたのだけれども。
根本さんは4年後の昭和24年に台湾の金門島の闘いで中国大陸から侵入してきた中共軍を木っ端微塵に全滅させ蒋介石にご恩返しをされた。
彼は軍の使命というのを非常によく理解して、中国の共産党八路軍そしてソ連共産軍、この連中は絶対に心を許してはならないということをよくわかっていたので、武装解除に応じずに敢然とソ連軍と戦って無事4万人邦人を日本に飢えもなく帰した。

あの100万無傷の関東軍の思い違いによって何十万人の人間が殺されていったのか。 
今申し上げた構図がアメリカにおける、或は外国における日本の外務省の外交官たちとの姿勢と本当にだぶる。

アメリカ各地でいろいろと「従軍慰安婦像」が建てられ、それに対して日本の駐在員のご家族の方たちが「学校で子供がいじめられて殴られて帰ってきている、何とかして嘘に基づく不名誉を取り払ってほしい」と言っても微動だにせず全く動かないのが日本の大使館・領事館である。
それは彼らが関東軍と同じ大きな思い違いをしていたからこういうことになってしまった。

彼らはビザの発給であるとか事故がある時は最低限の対応はするが、それ以外の日本人の名誉を護る、或は在外邦人の個々の安全と名誉を護るのは自分たちの仕事ではない、と勘違いしている。 
だからこういうことになっている。
あの71年前の関東軍の思い違いと全く同じ構図がが今の外務省に見られる。   
官僚とはこういう落とし穴に陥ることが往々にしてある。
本来なら政治家がそれを正さなければならないのにそれが全くできていない。

今そしてヨーロッパはどうなっているのか
あの難民・テロでヨーロッパは本当にボロボロになっている。
偽善を国是としたドイツなどは「ナチスに我々は騙されてきたのであんなことになったが、本来ドイツ国民は善良な国民なんです。だから我々は難民や可哀想な人を受け入れますよ」と言ってなだれこんでくる難民に今や青ざめてストップをかけている。
欺瞞偽善を国是にするとこういうことになってくる。
そしてまたヨーロッパのテロ・難民のみならず、中国においてはどうか。
中国は南シナ海を暴力によって自分たちの覇権を拡大しようとしている。

世界は大動乱に向かっている。
この中で日本が何としても日本の本来の国のありかたというものを今ここで再確認しなくてはならない。
日本はまさにそういう大動乱に突入しつつある世界の中で、各国の思惑に翻弄されてずっと日本人が小突き回されているような状態である。
ここで我々はしっかりと日本の使命というものを思い出して、我々が単に日本一国のみならず、この動乱する世界情勢の中で日本が立派にずっと聳えたつということは世界の安定と人類の平和に繋がるのである。
それを日本は嫌でもせざるを得ない宿命がある。
それができる資格と能力があるのはひとり日本だけである。

その日本が今のような状態では世界は本当に行先真っ暗になってしまうのではないか。
こういう状況を前に今回参議院議員選挙が行われる。
そこで私三宅博は今のような状況の中で選挙の機会を前にして、私が一人で野に身を置いて漫然と自分の郷里で過ごすことは絶対に許されない。
こういう機会が巡ってきたからには自分のすべてを投げうってこれに挑戦しなければならないと思う。
今回の参議院選挙で「おおさか維新の会」から全国比例で公認候補として立つことになった。
何としても私は頑張って結果を残して自分に課せられた使命を果たしたいと思う。
その最大の使命は何かというと、先の大戦の時に国の為に亡くなった200万英霊、
そして日本国内において空襲・原子爆弾・焼夷弾、などで亡くなった百数十万の方々の御霊に対して感謝の意を表すると共に彼らの尊い行動を顕彰したい、これが私の本当に国会に戻ろうとする動機の最大のものである。

あの戦地で200万の若人が本当にいろいろとやりたいこともあったと思うが、
敵弾に倒れ、病に倒れ、飢えに亡くなっていった。
そしてまた多くの日本国民も本当に悲惨な死をとげた。
この犠牲のおかげで今の日本の豊かさがある。
我々はそれをひと時たりとも忘れてはならない。
私はこの思いを何としても表にあらわしたい。 
英霊に感謝の思い、そしてあの偉業に対して顕彰したい。
この一心で私は今回の参議院に挑戦して必ず結果を残して私に課せられた使命を果たしたいと思う。
今日は本当にありがとうございました。(以上)
                                           

「驚天動地」とは、≪天を驚かし地を動かす意≫