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世界と日本を展望して新年に思う。

2016年12月31日 | 政治

平成29年 丁酉 元旦

世界と日本を展望して新年に思う。

                                前衆議院議員 三宅 博 

  皆様新年明けましておめでとうございます。


本年世界は新たな生みの苦しみの過程に入った。

過去数百年間の世界は、人間の存在の尊さを忘れ金銭的な損得が追及され、

その目的達成の中で多くの殺戮や簒奪が生起し多大な犠牲が発生した。

本来それらを防止し、人間の存在の尊さと人生を送る上で最も大切な生き方を

提示しなければならない宗教が、世俗の価値観に屈服し金銭の追求と

各々の宗派の争いに没頭し、その目的と真逆の摩擦を惹起させている。

この先に待ち受けているのは人類の破滅以外の何ものでもない。

このような世界の流れに疲れ果てた人々が、真に生きることの喜びと

自然の尊さを大切にする新たな世界の出現を待望している。


何をもって新たな世界を実現させるのか。

その中心になるのは深く厳しい洞察力と人類愛、

慈悲に満ちた真の宗教の導き以外にないと思う。

釈迦は「僧侶は仏教で金儲けをしてはならない。自らが尊敬すべき人になり、

そのことによって集まった金品で生活しなさい。」と仰った。

また「私はお経を唱えた対価で供養を得ることはしない。

尊敬すべき聖者になったその姿によって供養を受ける。」とも仰ったのである。

この言葉こそすべての聖者の志そのものである。

にもかかわらず、現今の宗教者と宗教教団の姿は何と無様であるか。

己の宗教の教えを絶対視し、その他は邪教だとして人を殺す一神教の狂気の支配

による暗く悲しい世界の現実。

国内に目を転じても、宗教を金儲けの道具としてビジネス化してしまった多くの宗教団体があり、

あまつさえ生活の安泰と飽食の上に胡坐をかいて、安っぽい刺激が欲しいが為に

祖先と英霊を貶め反日運動にまで手を染めるバチあたりの連中の存在を一掃しなければと思う。

正しい信仰、大いなるものに対する畏怖があってこそ真の勇気と信念、

そして誤りのない生き方や価値観が生まれるのである。

本年以降、真に正しい信仰の確立と指導が待望されているのである。

国内政治を眺めても安倍総理を含めて過去20年、外交・経済・国防その他すべての面で

良い方向に前進せず、後退一色である。

安倍総理も再登板以降、戦後70年談話や日韓慰安婦合意、アベノミクス等失敗の連続だ。

名誉挽回に一発逆転を狙った日露交渉は客観的にみても日本の一本負けである。

そもそも吹けば飛ぶような存在の北朝鮮が起こした拉致問題さえ解決できない安倍内閣が、

あのロシア相手に領土交渉で勝てるはずがない。

今こそ覚悟を決めた政治の出現によって、戦後国際秩序の悪意に満ちた欺瞞体制から

一刻も早く日本は脱却すべきである。

動乱に突入した世界の中で、日本の生き残りと人類の新たな世界の構築に向け

我々は全力を挙げなくてはならない。


私、三宅博は日本の為に本年もより一層邁進することをお誓い申し上げます。

皆様、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

                                  感謝


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