「日本維新の会」 前衆議院議員 三宅博 WEBサイト ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー

NHK問題他、全国の皆様に暖かいご声援を頂きました、「日本維新の会」前衆議院議員 三宅博のサイトです。

「皇室・皇統を考える国民集会」にて講演

2016年11月27日 | 政治

「皇室・皇統を考える国民集会」にて登壇しました。
(11月23日 東京・砂防会館別館 シェーンバッハサボー) 


三宅博前衆院議員 11.23 皇室・皇統を考える国民集会 H28/11/23



「解説」(発言内容)

今日のこの集会は、日本にとっていかに皇室の存在が我が国の安定と安心、
そしてまた平和に繋がってきたかという部分をもう一度振り返ってみるべきじゃないかなと思います。  
それと復習の意味もあって聖徳太子のご存在をもう一度考えたいと存じます。
聖徳太子のことですが、実は私自身大学も『四天王寺大学』といいまして聖徳太子ゆかりの学校に在学しておりました。
そういった意味からも皆さんにお伝えしたいと思います。

聖徳太子は十七条憲法を作られました。これで国の基本的な姿というものを宣言・確立されたわけなのです。
それから次に「冠位十二階」、これは基本的な組織というものを整備されたのです。 
このふたつは非常に大きく注目されているのですけれども、もうひとつ「四箇院の制度」、これを振り返るべきと思うのです。
これは聖徳太子の大きな実績としてさっき言いましたように基本的な国家の精神と組織及び人事制度を作られた。
そして実践行として「四箇院の制度」を作り運営されました。
皆さんもよくご存知のように「施薬院」、これは今の薬・薬草、そういったものです。
それから「療病院」、これは今の病院のようなものです。
次に「悲田院」、これは孤児や身寄りのない方・お年寄り、こういった方々を収容するそういう風な施設でありました。
それから「敬田院」、これは仏教・学問の場でございます。
「四箇院の制度」によっていかに当時の多くの貧しい国民が救われたかということです。
今から千四百年前に「十七条憲法」「冠位十二階」それから「四箇院の制度」を作られたその凄さというものをもう一度振り返るべきと思います。
日本はこの当時から君民一如による民主政治の確立と社会福祉制度がしっかりと根付いていたのであります。

それから皇室の尊さを考える場合に、物部の守屋との戦いを経て聖徳太子が仏教を導入され、
神道と仏教の並存を融合されました。 これによって日本の基本的な諸制度が確立されました。
宮中祭祀はもちろん神道に則ってやりますが、聖徳太子以降、聖武天皇も含めて仏教というものによって人々の生きる寄る辺、よすがというものを作られました。
神道と仏教の並立するようなお姿はいろんな部分で尊いものがあったと思います。
これは言ってみれば「神秘的なものと現実的なもの」、或は「心と物」、そういったものの併立です。
それから先ほども申しました「権威と権力」の住み分けにも繋がります。
このように日本の歴史と伝統文化に対し、仏教と神道の並存というのは非常に大きな影響を及ぼしたのではないかと思います。
ご家庭に於きましては父と母の存在、或は天と地、そして男性と女性、このように自然に即した非常に大切なものが並存するという姿の中で
それぞれが融和をはかって日本独特の美しい文化というものが紡がれてきたように思えて仕方がないのです。
これは世界的に見ましても貴重な存在ではないかと考えられます。

今、ヨーロッパも中東も一神教と政治主義の世界で大きな血生臭い争いがずっと繰り返されてきています。
日本は皇室が先頭を切って神道と仏教の並存を実践されてきた。
そのおかげで日本国内において大きな対立や戦い、並びに宗教的な血生臭い事件もそんなに多く繰り返すことがなくやってこれたのではないかと思います。
このような歴史を我々はもう一度見直すべきではないかと思います。

それから今の世界の状態なんですけれどこれは本当に大動乱を前にしたような非常に危険な状況にある。
ここで日本の融和的で平和な文化が果たすべき役割が大きなものがあるのではないかと思います。
今世界中でカネやモノ、或は暴力の支配、
このような方向で世界の国々がこれからもつき進んでいきますと、本当に世界の破滅につながるのではないでしょうか。
かかる動乱の中で日本の文化の存在というものが
世界平和に果たす役割の大きさというものを考えるべきであります。
その中心がまさに皇室の存在であったということを皆さんと共有したいと存じます。

以上です。ありがとうございました。





当日全部の録画です。

【草莽崛起】11.23 皇室・皇統を考える国民集会 [桜H28/11/26]


トランプ米大統領誕生と拉致問題、変化が求められる日本の宗教界

2016年11月14日 | 政治

【三宅博】トランプ米大統領誕生と拉致問題、変化が求められる日本の宗教界[桜H28/11/10]


(注・・・7分43秒のところですが「信仰・宗教」であり、「新興宗教」のことではありません。)

解説(発言内容)

 今日は11月10日、参議院の議員会館の講堂に於きまして「クリルタイの結成大会」が只今から開催されます。
私は参加する為に本日こちらに参りました。
今日皆さんにお話したいことは 昨日の大統領選挙に於きましてトランプさんが大統領になりました。
トランプさんの今後の政策というのは未確定なものが多いのですが、選挙期間中に安倍さんはヒラリー・クリントンさんにお会いされました。
これはしてはならなかったと思います。
やはり 選挙期間中どちらの陣営であれ、日本政府が一方に肩入れするような印象を与えることになると思います。
それからトランプさんは常々、自分の国については自分で護るようにということを言っております。

ここで問題になるのは「拉致」の問題です。
これは過去自民党政府が拉致問題の解決については国政の最重要事項であるといいながら
北朝鮮は、「かの国もやはり一国の政府であるので、かの国の了承がない場合、
なかなか我々は拉致被害者を取り戻すことはできない」ということを仰った官房長官がいらっしゃいました。

また安倍総理も過去、アメリカの軍隊が拉致被害者を救出した場合、その艦隊を護衛することはできますが、日本の自衛隊が拉致被害者を取り戻すということは憲法上不可能であると仰いました。
しかしトランプさんが大統領になられた場合、それでは日本政府は拉致被害者救出の為に何をするかと問われるのではないかと思います。
今までのようにアメリカ頼みというのが果たしてこれからも通用するのかどうか、非常に心もとない感じがします。
今こそ日本政府はやはり主体的な取り組みといいますか、自らが主体となって行動を起こし拉致被害者を取り戻す
という姿勢を示さなくてはならないという状況になってきていると思います。

真価が問われるといいますか国民に対して日本政府の姿、「我々は国民を護るために全力を尽くす」という独立国としての覚悟と行動を見せなくてはならないと思います。
それから今世界は中東もヨーロッパもそうですね、紛争或は難民問題や宗教問題等、ありとあらゆる経済の混乱も含めまして混迷と動乱の状態になってきております。

今ここで必要なのは何かと言うと私は今こそ「宗教の出番」がきたのではないかと思います。
こういった中で日本の国内に目を転じますと多くのマスコミの方々は、政治家のだらしなさに対しては多くの批判の声を寄せられていますが、東西両本願寺等の巨大仏教教団や宗教家の堕落の現状に対してほとんど批判的なことを仰らない。
これは宗教に、或は信仰に課せられた使命の大きさを考えます場合、もっとマスコミを含め、宗教に対する批判に声をあげていかなければいけません。
今、世界中で 一神教の宗教を背景とした紛争がありますがそういった中で日本の宗教は、もともと神道もそうですし、本来仏教全体が融和的な宗教なんです。
こういった融和的な宗教を持つ日本が世界に対して宗教的な部分で貢献しなくてはならないと思います。
それはやっぱり日本政府が宗教に対しましても憲法上の制約もありますが、その重要性というか国民も政治家もそういったことに目を振り向けていかなければならないという思いを強くしております。
先程申しましたように「宗教に課せられた使命」というのは非常に大きなものがあるのですが、宗教家自体がそのことを忘れてしまっている、ほとんど生活の為に宗教をやっているという風な姿になり果てているのではないでしょうか。
今こそ我々が日本の宗教といいますか、これが果たす世界平和に対する役割の大きさをもう一度見直さなくてはならないと思います。

そういった中で今の日本の姿ですが、日本古来の固有の文化というものがどうも片隅に追いやられているといいますか、言葉ひとつとりましても、行政の作る文章がカタカナ英語が氾濫している。
今そういった中で日本の古来の固有の文化を我々は回復しなければならないと思います。

中世ヨーロッパに於きまして「ルネッサンス」というものがございましたけれども、日本で必要なのはまさにこういった部分、何も懐古趣味とか懐古主義とかそういったものじゃないのですが、宗教や文化に対してもう少し理解を深めていかなくてはならないと思います。

そして日本古来の固有の文化を取り戻していかなくてはなりません。
日本の非常に温和で融和的な文化というのは素晴らしいものがありまして、世界の混乱する今の状況の中で日本古来のそのような宗教であるとか、日本の古来の和を貴ぶ聖徳太子以来の日本の姿というものが果たすべき役割がますます大きくなってきていると思います。

国民一人一人も文化・宗教そしてまた政治、各々の立場に於きまして日本のアイデンティティといいますかこれを再確認すると共に、それが世界の平和に対する役割というものをもう少し自覚するべきではないでしょうか。
こういったことを私は最近非常に強く思いまして、また特に「信仰・宗教」の役割の大きさ、これをもう一度皆さんと共に再確認していきたいと存じます。  

この部分が喪失されますとありとあらゆる分野でモノやおカネ、儲かるか儲からないかというものが優先されて本来の大切な部分が隅に追いやられていると思います。
これは本当に「モノと心」、双方ともに必要なものでございますけれどもその「バランス」というものが私は非常に大切だと考えております。
過去日本は絶妙にバランスをとりながら国の運営をやってまいりました。
そのことによって長く日本国内に於いて平和が続いたという部分があると思いますけれども、そういう風な日本の文化、宗教の融和的な部分、こういった部分をもう一度見直してそして日本が世界に果たすべき役割というものを皆さんと確認すると共に実践していかなくてはならないと考えております。
それが実現されないとますます世界が混迷の中に身を置き、目を背けたくなるような状況が繰り広がり大変な惨害をこれ以上増加するという可能性もあると思います。
どうか皆さん、もう一度我々の祖先が何をよすがとして拠り所として生きてきたかということを共に考えていかなくてはなりません。

そういった中で宗教の大きさ、この部分がわかりますと政治の分野に於きましても非常にバランスのとれた政策が反映されると思います。

今日、「クリルタイの結成大会」なんですけれども、これはそういった正しい信仰心というものが喪失されて、モノに傾くような世界、そして中国共産党による暴力を背景とした全体主義的国家で、人権を抑圧し人々の自由が真の意味で蔑ろにされてきたという風な部分があると思います。
自由を求める或は本当の意味で「基本的な人権を取り戻したい」という世界の方々が今日は参議院の議員会館の中に集まりまして「クリルタイの結成大会」に参加されることになりました。
この会合が日本で開催されることは非常に大きな意義がございます。
そして我々は南モンゴルやチベット・ウイグルの中国共産党の抑圧に苦しむ人々の悲痛な叫びを自分たちのこととして共有しなくてはなりません。
私は政治家としてこういった分野にも非力ではありますが貢献していきたいと考えておりますので、どうか皆さんこれからもご支援をよろしくお願い致します。

今日はどうも御拝聴ありがとうございました。(以上)


 下記の写真は11月10日参議院議員会館にて
 南モンゴルの自由のための連帯組織「クリルタイ」(世界南モンゴル会議)結成大会にてご挨拶。


ご挨拶



※PDFファイル
http://smldf.org/wp-content/uploads/2016/10/party.pdf
主催 クリルタイ(世界南モンゴル会議)準備委員会
協力 (社)アジア自由民主連帯協議会

【ご参考】~南モンゴルクリルタイ
http://smldf.org/?p=642



お知らせ

11月23日(水・祝日) 今上天皇陛下の御在位を願い「皇室典範改悪」に反対する国民大集会 (東京)

   午後5時~7時30分 (16時開場)

   場所: 砂防会館別館 シェーンバッハサボー
http://www.sabo.or.jp/map.htm   
(永田町駅 4番出口 徒歩1分 / 千代田区平河町2-7-4)


三宅博の「行事・講演予定」は【三宅博 公式ホームページ】でもお知らせしております。
http://www.miyakehiroshi.com/about-3





「日本にジャーナリズムはあるのか」(続)

2016年11月05日 | 政治
  
ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー

「日本にジャーナリズムはあるのか」(続) 

米国大統領選の候補者二人共がTPPに反対を表明する中で、
なぜ日本政府が特別委員会での強行採決をしてまでこれを推進するのか。
それは米国の政治経済の真の中枢からの要請に従っているのであろう。

日本の国会承認をテコにして米国内の反対派を抑えつけて、
TPPの推進を図ろうとする彼らの戦略的な動きである。
ヒラリー候補者は、もし大統領になれば確実にTPP推進派に変身するであろう。
それはヒラリーの背後にいる米国の政治経済を実際に動かしている陣営(ウオール街や多国籍企業群)の要望であり、
ヒラリーはその表看板にしか過ぎないのである。

日本政府はまさに彼らの手先であり、提灯持ちを務めさせられていると言ってもいいのではないか。
いづれTPPの中身が露見し、日本の富が今以上に食いものにされてから気がついても手遅れだ。
まさに日本は米国に隷属しているといえる。
一刻も早くこの日米関係のいびつさを解消し、日本の政治の主体性を取り戻さなくてはならない。
戦後国際秩序及び戦後構造の中の自立なき日本を立て直していかなければならないのだ。
それを実現しなければ国民の豊かで安定した生活、及び日本の揺るぎなき明るい未来を実現することは不可能である。

                                          前衆議院議員 三宅博



 三宅博前衆議院議員 「行事・講演」11月の予定

1、11月9日(水)午後6時30分~8時30分 場所 グランドヒル市ヶ谷(東京)
 
 「自衛隊幻想」の出版を記念してシンポジウムを開催、挨拶に出席します。

 
2、11月10日(木) 南モンゴルの自由のための連帯組織「クリルタイ」(世界南モンゴル会議)結成大会
 挨拶
   午後1時開会 参議院議員会館 会議室102

※PDFファイル
http://smldf.org/wp-content/uploads/2016/10/party.pdf
主催 クリルタイ(世界南モンゴル会議)準備委員会
協力 (社)アジア自由民主連帯協議会


3、11月13日(日)午後2時~3時30分 「頑張れ日本!行動委員会」京都支部 (京都)

街頭活動にて演説 京都四条河原町 丸井前


4、11月23日(水・祝日) 今上天皇陛下の御在位を願い「皇室典範改悪」に反対する国民大集会 (東京)

   午後5時~7時30分 (16時開場)

   場所: 砂防会館別館 シェーンバッハサボー
http://www.sabo.or.jp/map.htm   
(永田町駅 4番出口 徒歩1分 / 千代田区平河町2-7-4)


三宅博の「行事・講演予定」は【三宅博 公式ホームページ】でもお知らせしております。
http://www.miyakehiroshi.com/about-3




「日本にジャーナリズムはあるのか」

2016年11月04日 | 政治

ー 天衣無縫 三宅の一刀両断!ー

「日本にジャーナリズムはあるのか」

毎日のようにテレビを賑わしているオリンピックの施設の問題や豊洲市場の問題は果たしてそれほど重要なものか。

オリンピックであれ豊洲市場であれ、国全体の問題としてはそれ程大きな影響がないと思う。

それよりはるかに重要な問題は今国会で審議中のTPPの締約交渉の問題である。

皮肉な見方をすればTPPの問題から国民の目をそらす為に政府とマスコミが一体となって四の五の問題をあえて前面に出して騒ぎ立てているのであろう。

TPPの中身は関税問題が中心でなく国家の全般的なシステムが中心である。

加盟各国の法律よりも米国の多国籍企業の利益目的のご都合が優先され、
各国は自国の法律を自動的に多国籍企業のご都合に変更せざるを得ないのである。

極論ではあるが将来的に米国弁護士が日本の法廷に於いて英語で提訴した場合、
我が国の法廷で英語による裁判を阻止できなくなる可能性もあるのだ。

このような理不尽な取り決めをなぜ締結しなくてはならないのか。
このままであると日本の国家主権がないがしろになってしまうのではなかろうか。
大きな憂慮を感じざるを得ない。

ジャーナリズムがその尊い使命を忘れ、政府と一体となってその宣伝機関に成り下がった場合、全体主義国家となりその将来に明るいものは見出し難くなる。

                                   前衆議院議員 三宅博